初版 金枝篇(上) の商品レビュー
王の入れ替わりに際して古き王を殺すという儀礼慣習に、旧体制の抜本的な破壊を見出してるのかな、と考えながら読んだ。組織的群体を、一本の巨木と捉えて腐り落ちた枝を剪定する様が。
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古代のイタリアで、囚人が神聖な森で黄金の枝をとれば、国王と対決できて、勝ったら王様になれるって話なんだけど、何で黄金の枝?何で前の祭司(王)は殺さなきゃだめなの?って話です。 例がものっそい量あります。(正確かどうかは見極めが必要) 王様の魂はか弱いから厳重にタブーで守ったり、ほ...
古代のイタリアで、囚人が神聖な森で黄金の枝をとれば、国王と対決できて、勝ったら王様になれるって話なんだけど、何で黄金の枝?何で前の祭司(王)は殺さなきゃだめなの?って話です。 例がものっそい量あります。(正確かどうかは見極めが必要) 王様の魂はか弱いから厳重にタブーで守ったり、ほかの所に隠したりしてるよ~ でもって王様はもともと木の精霊で、衰えが見えたら次の再生のために一旦殺されるよって話だった。
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フレイザーは、156年前の1854年1月1日にスコットランドで生まれた人類学者。『金枝篇』はあまりにも有名な、彼が40年以上かけて完成させた未開社会についての信仰・神話・呪術の研究書。
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ネミの司祭職 ・司祭は前任者を殺ねばならいないのか。 ・殺す前に黄金の枝を折り取らねばならないのか。
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岩波だと五冊だけどちくまだと2巻でコンパクト(分厚いけど)。欧米の物語の根底にあるのはこういう感覚なんだなぁ。
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