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八月の砲声(下) の商品レビュー

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2012/01/15

「13デイズ」というキューバ危機の時のケネディ政権の葛藤を描いた映画の中で、全く望んでいないにもかかわらず核戦争勃発の瀬戸際に追い詰められていく状況の中でケネディが「8月の砲声」と全く同じ状況だと嘆く。 欧州の各国が条約や通商で相互に固く結ばれ、この状況でもう戦争は起こらない、起...

「13デイズ」というキューバ危機の時のケネディ政権の葛藤を描いた映画の中で、全く望んでいないにもかかわらず核戦争勃発の瀬戸際に追い詰められていく状況の中でケネディが「8月の砲声」と全く同じ状況だと嘆く。 欧州の各国が条約や通商で相互に固く結ばれ、この状況でもう戦争は起こらない、起こせないと言われていたが、国々は起こせないはずの戦争の準備を進めていた。 そして、オーストリア皇太子の暗殺を切っ掛けについにドイツが行動を起こす・・・。 第一次大戦の端緒、最初の1ヶ月(1914年8月)のドイツ、フランス、イギリスの動向を綿密に描いたノンフィクション。ピューリッツァー賞まで受賞した対策で、確かに読み応えはあるが・・・欧州の人は地理感覚があり、当時の歴史の主要人物、世界情勢についての基礎知識もあるだろうが、僕には少し辛かった。

Posted byブクログ