うまさのサイエンス の商品レビュー
この野菜はこの角度で包丁を入れると、繊維に対しこういった効果があるので美味いと、実に科学的な考察がなされている。面白い。
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面白かった! 端から端までメモ取りました。 自分がこういう本を必要としていたと、もっと早い段階で気づければよかったのに。 感覚で生きているように見えて理屈っぽいよね、と言われることが多い自分ですが、確かに無闇に理由が欲しくなることがあります。 調味料のさしすせそは、どう...
面白かった! 端から端までメモ取りました。 自分がこういう本を必要としていたと、もっと早い段階で気づければよかったのに。 感覚で生きているように見えて理屈っぽいよね、と言われることが多い自分ですが、確かに無闇に理由が欲しくなることがあります。 調味料のさしすせそは、どうしてさしすせそが正しいのか、とか。肉じゃがのしょうゆを2度に分けて入れるのはなぜか、とか。前工程でみりんを入れる理由はなぜか、酒を入れるのかなぜか。このレシピはみりんじゃなくちゃダメなのか、砂糖でもいいのか、はちみつだとどう違うのか。 当たり前ですが、レシピって、「それをする理由」が書いてないことが多いです。 野菜を切りそろえる理由とか、下ゆでをする理由とか、たまに書いてあることもありますが……書いてないことも多く。めんどうくさがりとしては、その手間をすっ飛ばしてはいけないのか、どうしてそれをするのか教えろ、となるわけです。 そんな時にこの本。 みりん、しお、さけ、みそ、砂糖。それぞれの調味料がなぜ使われるのか、どんな特性があるのか。味の相殺の話は目うろこでした。……そうか、だから酢を使う時は高頻度で砂糖が登場するのか。 具体的なレシピを挙げて、その理由も書かれているのも楽しい限り。化学反応の所産として料理を楽しむ人なら、きっと相性がいい本です。
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