グロテスク(下) の商品レビュー
大人になりそれぞれ別…
大人になりそれぞれ別の道を歩いている、語り手「わたし」、その「わたし」の姉、友達、姉と友達を殺した中国人、らが、自分のしてきた事を「わたし」を通して振り返る。何故「わたし」の姉、友達は殺されたのか?その中国人は本当に加害者なのか?ラストに出てくる、姉の息子の行方が気になります。
文庫OFF
東京電力OL殺人事件…
東京電力OL殺人事件を題材に描かれた女の、女のための小説。この事件は、センセーショナルであったため、ルポも出ているけど…その被害者であるエリートOLの内面は、この小説を読めば…と思ったけれど…男には永遠に謎のまま。
文庫OFF
上巻につられるように…
上巻につられるように読んでしまったけれど、だから結局の所犯人は誰なのかすっきりしない。登場人物が持っている心の闇を掘り下げて掘り下げて、どこまでも醜悪な部分をこれでもかとばかりに晒している。モデルになった事件があったせいもあるかもしれないが、そこから話を広げても良かったのに。タイ...
上巻につられるように読んでしまったけれど、だから結局の所犯人は誰なのかすっきりしない。登場人物が持っている心の闇を掘り下げて掘り下げて、どこまでも醜悪な部分をこれでもかとばかりに晒している。モデルになった事件があったせいもあるかもしれないが、そこから話を広げても良かったのに。タイトル通りグロテスクに終始した話だった。
文庫OFF
うーん、エログロ、ま…
うーん、エログロ、まさに桐野ワールド。東電OL殺人事件がモデルと言われているこの小説、本家のほうも読んでいたので、ストーリーが読めてしまった。エグいので結構好き嫌いが分かれると思います。私は全然×でした。この作品を下巻まで読み終えてフィットしたのなら「東電OL殺人事件」も必読です...
うーん、エログロ、まさに桐野ワールド。東電OL殺人事件がモデルと言われているこの小説、本家のほうも読んでいたので、ストーリーが読めてしまった。エグいので結構好き嫌いが分かれると思います。私は全然×でした。この作品を下巻まで読み終えてフィットしたのなら「東電OL殺人事件」も必読です。
文庫OFF
女の階級社会における、 嫉妬と憎悪の感情を詰め込んだ物語。 美しすぎる妹をもった「わたし」 容姿に対するコンプレックスが、 妹への執着と憎悪に変わる。 賢さでは妹より秀でていると優越感に浸る一方で、捨てきれない美しさへの憧れを持つ。 その美しすぎる妹ユリコは、 幼い頃から性的...
女の階級社会における、 嫉妬と憎悪の感情を詰め込んだ物語。 美しすぎる妹をもった「わたし」 容姿に対するコンプレックスが、 妹への執着と憎悪に変わる。 賢さでは妹より秀でていると優越感に浸る一方で、捨てきれない美しさへの憧れを持つ。 その美しすぎる妹ユリコは、 幼い頃から性的に扱われることにあまりにも慣れすぎてしまい、根っからの娼婦となる。 中年になって美しさを失った頃に人生を終える。 ユリコに憧れ、昼は一流企業に勤めながら夜は道端で立ちんぼをする和恵。 男から求められる事に自分の価値を見出して深みにはまっていく。 誰も幸せにならないグロテスクな話。
Posted by
各々の語りや、日記や手記で構成され、無駄に厚みが増していく恐さ。 どうしてここまで滑稽に書き切るのか。 人の「こう在りたい」を否定し続ける内容と、細部まで振り返る緻密さにもグロテスクを感じさせる。 人間、どこかに折り合いをつけて生きなければならない。
Posted by
かずえの手記が重たいけど 共感できる部分もある。 見栄のはりたさは学園にいた時もそうだけど そこは変わらずで 自分では平然としてるのに周囲のドン引きさが 世間とのズレがあってとても痛々しい。 痛々しい感じがリアルだった。 ラストがグロテスク 自分に自信がなければないほど承認欲求に...
かずえの手記が重たいけど 共感できる部分もある。 見栄のはりたさは学園にいた時もそうだけど そこは変わらずで 自分では平然としてるのに周囲のドン引きさが 世間とのズレがあってとても痛々しい。 痛々しい感じがリアルだった。 ラストがグロテスク 自分に自信がなければないほど承認欲求に支配されていく
Posted by
ずっと安全地帯にいるつもりだった姉が結局散々見下してたユリコと和恵と同じ場所に立っててホラー。 姉の負の感情は多少は誰でも持ってるもの。色々とあ、これ自分やったら詰むやつだわ。と学ばせてらった。 のめり込み度と完成度が高い。でも疲れるからもう読みたくはない。
Posted by
昔丸山町で立ちんぼを見たことがあった。今みたいに若い子がやっているんではなくて、おばさんだった。その頃は私は世間知らずの大学生だったので、なんであんなことやっているんだろう、なんであんなに闇を感じるんだろうとおもってたけど、それの答え合わせが出来た気がする。 登場人物全員に感情移...
昔丸山町で立ちんぼを見たことがあった。今みたいに若い子がやっているんではなくて、おばさんだった。その頃は私は世間知らずの大学生だったので、なんであんなことやっているんだろう、なんであんなに闇を感じるんだろうとおもってたけど、それの答え合わせが出来た気がする。 登場人物全員に感情移入ができなくて、理解不能だったけど、自分の人生の中での既視感はあった。その時と同じように、人間観察の気持ちで読んでた。 そういう人たちをかわいそうと思う、勝手に上から見ている私も怪物の一部を持っているのかなぁ。 印象に残ったのは中国人の身の上話だった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
和恵が日記をつけていることが上巻で明かされたときから、和恵の日記は視点として出てくるだろうなと思ってたらやっぱり出てきて、しかしその支離滅裂っぷりがあまりに凄すぎて圧倒されてしまった。自分が何を求めているのか、何が辛いのか、悲しいのか、そういうものがわからなくなって、本人は理論的なつもりなのに世間とは明らかにズレはじめてしまっている、これはギャグなのではないか?と疑うくらいの滑稽さ。既視感あるなと思ったら、闇金ウシジマくんに出てくる女性に似てるんだと気づいた。自分は一生懸命なんの問題もなく振る舞っているのに、周りはドン引きして離れていって、それがどうしてかわからないっていう感じ。読んでて本当に辛かった。 そして、今いったことを次にはすぐに覆しちゃうところが、和恵と「わたし」よく似ているところだなと思った。 しかし、まさか「わたし」まで売春しはじめるENDで終わるとは思わなかったのでラストの展開は予想外すぎた。これは、解放や復讐としてのエンディングとして肯定してよいものなのか?と疑問に思う。 けっきょくユリコに囚われ続けた「わたし」は、今度はユリオに囚われるだけではないのか?とも思えるし。 あと結局、チャンが殺してるのか殺してないのかも最後までわからない。誰が本当のことを言ってるのかも最後までわからない。その辺がちょっと読後感としてはモヤモヤするというか、白黒はっきりつけたい欲が消化不良をおこしているなと感じる。 ハッピーマニアとかもそうだけど、性に奔放であることが女の解放だった時代の小説を、今読むから違和感を感じるのだろうな。たとえ破滅するにしても、推しとか金のために売春するのではない、自分のために売春する女の物語を久々に見た気がする。 登場人物の女たちのような差別や序列や劣等感、プライド、虚栄心をもったことのない女などおそらくこの世にはいないと思う。多かれ少なかれ若い頃はこういうものに支配されて少し頭がおかしくなる。だからこそ、どのキャラたちも全然好きじゃないけど笑い物にはできないなぁと思った。
Posted by
