現場で使える統計学 の商品レビュー

豊田裕貴【著】

2021/08/08

統計学をどのようにビジネスに応用できるのか考え方を説明している。考え方は非常にシンプルで説明も分かりやすいがこの本だけ読んですぐ使えるかというと疑問である。各統計手法もぜひ本書並みの分かりやすい説明で紹介してほしいと思った。幸い慶應の丸の内シティキャンパスで同氏の講義を受けることになっており非常に楽しみである。

2018/04/26

今すぐに統計学を使いたいわけではなく、これから自分が行うであろうビジネスにおいて、統計学を使えるのではないか？という疑問を持ってこの本を手に取りました。

読んだ後の感想としては、今すぐに統計学を使って、何か結果やデータなどを出したいという明確な使用目的や方法を求めている方におすすめな内容なのかなと感じました。
私は特にこれと言ってそんなものはなかったので、これ使えそうだなーというものはなかったです。

著者も言っているように先に知りたいことを考えて、手持ちの統計手法でどうにかしてみるという姿勢が必要とあり、その通りだと感じました。

統計学の入門という感じで分かりやすかったですし、大学の時にほんの少しだけ勉強した言葉なども出てて、懐かしい感じもしました。

これから将来、もっと明確に統計学を使って知りたい内容が出てきたときにまたこの本を参考にしたいと思いました。

2016/12/31

いい意味で割り切りを感じる。
大切だと思われる要素をばっさばっさと切り捨てて、かなり限定された領域だけを丁寧に解説してくれている。かといって部分的でしかなく物足りないわけではない。構成をよく考えたなあ、と思わせる本。

2016/08/17

統計学のイロハも分からない僕が一歩目を踏み出すのに良い書籍。具体的なテクニックは記載されておらず考え方を伝えてくれる。分かりやすかった。とはいえ、本書の最後に記載されていたが、理解できることと使いこなせることは全く別物で、これからそれを学び経験しないといけない。ごもっとも。

2016/04/29

統計学の細かい話は置いておいて、道具としていかに使うかという視点で書かれた本。使って初めて意味がある、という点には同意できる。統計学を勉強していない人向けの入門書としてオススメ

2015/06/16

「ビジネス定量分析」クラスでの講師推薦書。

【統計学とは】
目的は、①要約（まとめ）、②推定（一部のデータでものを言う）すること。

この本では、その手法として、
①代表値（平均、中央値、最頻値）
②構成（比率）
③データのばらつき（分散、標準偏差など）を学ぶ。

★要約★
必ず何かしらの情報が捨てられてしまう。そのことを理解した上で、要約をするかどうか、するならどの手法を用いるれば情報の価値が生かせるかを考える。
★推定★
一部のデータでものを言う以上、外れる可能性は絶対に消えない。そのために外れる可能性の大きさまで検討し、後は「外れてもいい」と割り切る。

→結局のところ、①目的があり、②仮説を立てて、③初めて集めるべき情報が分かる。④現在の前提を明示して（どんな情報は無視しているのかを理解することなど）、⑤データを解釈する。という思考フロー。

2014/02/16

記述統計と推測統計、仮説検証の基本をおさらいするために読みましたが、なんか学生の時はソフトに頼りすぎてたなぁと反省しました。本質的な理解をもっとしていきたいと思います。

2013/08/04

http://books.hankyu-com.co.jp/_ISBNfolder/ISBN_62000/06231_toukei/toukei.html

2010/12/15

多少勉強した後で読んだのでついていけたが、知らない用語が出てきた後半などは一部ついていけないところがあった。
その意味でやや言葉足らずな感じはするが、理解できるところについてはかなり深い内容であると感じる。
特に第4章の２は印象的。
統計をどう使うかということを分かりやすく説明していると言う意味でいい本だったと思う。

2010/03/26

確かに現場で使える統計学である。特にマーケティングリサーチの現場で。簡単な指標でいろいろなことが可能であることなど実践的な話題にあふれている。今すぐにでも使えるものがたくさん詰まっていた。