司馬遼太郎対話選集(1) の商品レビュー
歴史家をはじめ、6名との対談集。異なる見解や新たな見方に司馬さんが喜んでいる様子が窺える。それにしても司馬さんの博学にはいつも驚かせられる。専門家と話ができるというだけでも凄いが、相手も納得しながら対話しているのが驚き。小説だけでなく、対談集もおもしろい。2024.12.7
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壮大な説。おもしろい。 例えば、仁徳天皇陵は難波の海から見える場所に置くことで、中国の船が来た時にプレッシャーを与える外交であった。しかし、盾の形状をすることで「盾を伏せること」つまり平和を誓うことを示していた。王の墓で弱腰の平和を示すが、その規模を壮大にすることで威厳を維持する...
壮大な説。おもしろい。 例えば、仁徳天皇陵は難波の海から見える場所に置くことで、中国の船が来た時にプレッシャーを与える外交であった。しかし、盾の形状をすることで「盾を伏せること」つまり平和を誓うことを示していた。王の墓で弱腰の平和を示すが、その規模を壮大にすることで威厳を維持する。 古代人の外交政策すごすぎ
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戦争は盾を交えることで、戦う。 海人の情報が入ってくる。職業情報で人間は簡単に動く。 日本文化は縄文時代を入れないと、どうしても九州から始まる。だから西から始まって東に行く過程で歴史の濃淡ができて、東は薄い。 北条義時は40歳までは鳴かず飛ばず。40過ぎてから俄然頭角を現してきた...
戦争は盾を交えることで、戦う。 海人の情報が入ってくる。職業情報で人間は簡単に動く。 日本文化は縄文時代を入れないと、どうしても九州から始まる。だから西から始まって東に行く過程で歴史の濃淡ができて、東は薄い。 北条義時は40歳までは鳴かず飛ばず。40過ぎてから俄然頭角を現してきた。 漁民は魚を取るために自分だけの能力が頼り。農民は種をまいて待っていればよい。漁民の方が遥かに強い。漁民は人事必要なし。自分への信頼だけが全て。 平家・海軍・国際派が日本ではダメだった。源氏・陸軍・国内派が圧倒的な力を持っていた。 現代日本は徳川時代の延長線上にある。 完全に資本主義が発達すると汚職は起こらない。
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司馬の歴史認識の中枢をなすのは、鉄製の農具普及が始まる平安末期から現代の日本につながる精神構造ができたというものである。
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それぞれの地域の根っこについて。 ○縄文の関東と弥生の関西 ○正義の関東と現実の関西 ○政治ではなく革命としての太閤検地と刀狩 ○地方自治による多様性の江戸時代 ○大衆の代表としての陸軍 ○消去法という心理の日本人 ○絶対的価値観を認めない ○文語の均質性と口語の...
それぞれの地域の根っこについて。 ○縄文の関東と弥生の関西 ○正義の関東と現実の関西 ○政治ではなく革命としての太閤検地と刀狩 ○地方自治による多様性の江戸時代 ○大衆の代表としての陸軍 ○消去法という心理の日本人 ○絶対的価値観を認めない ○文語の均質性と口語の多様性 ○文字(ひらがな、カタカナ、漢字)で文意を変える表現性 ○律令制とひらがなの普及。カタカナの軍隊 ○昔からあった地産地消を超える貿易(日本のシイタケによる中華料理) ○石の割れ目を見る才能
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とくにボクが勉強に意外と熱心だった中学校のころ。その頃を思い出した。社会・歴史っていう授業はまあまあ好きだった。ただし。歴史というものを受験対策みたいに語呂あわせで憶えさせられたことにあの教育制度って一体なんだったんだとやっぱり不満が残る。唯一残してくれた宿題はこういう疑問をいつ...
とくにボクが勉強に意外と熱心だった中学校のころ。その頃を思い出した。社会・歴史っていう授業はまあまあ好きだった。ただし。歴史というものを受験対策みたいに語呂あわせで憶えさせられたことにあの教育制度って一体なんだったんだとやっぱり不満が残る。唯一残してくれた宿題はこういう疑問をいつかは本によって理解し解消したいっていう欲求に変化したことかも。著者の対談の中でぽろっとこういうことを言ってた。ボクはこういうのが個人的に理想の授業。「われわれ庶民の歴史は、鎌倉幕府が出発点ですね。それ以前はいろいろなことがあったな程度でいいんじゃないですか。」かるい。非常に。これじゃあ古代史の先生に怒られるとか言ってるけど。歴史は誰のものでもないので。別にいいんじゃないですかぁ。とか言ってみたい。
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最近、ずっと読んでいて今は第4巻を読んでいます。「司馬遼太郎が考えたこと」も読んでいましたが、こちらの方が読み応えがあって好きです。色々な知識人と対話することによって、司馬さんの別の魅力も引き出されている気がします。
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歴史の教科書で読む近代以前は、封建社会で自由はなく、閉鎖的で不自由――そろそろ、そういった歴史観はおいて、実際のところを知りたい気がする。もしかして、今より不便で不衛生だけれど、暮らしやすかったのかも!?そして、それには気づいてほしくない・気づきたくないという意図があったりなんか...
歴史の教科書で読む近代以前は、封建社会で自由はなく、閉鎖的で不自由――そろそろ、そういった歴史観はおいて、実際のところを知りたい気がする。もしかして、今より不便で不衛生だけれど、暮らしやすかったのかも!?そして、それには気づいてほしくない・気づきたくないという意図があったりなんかして。。。
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