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アンリ・ルソー 楽園の謎 の商品レビュー

3.8

15件のお客様レビュー

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2022/03/21

ルソーについては作品しか知らなかったが、ルソーの人生を知ることが出来て、作品を見方が変わった気がする。原田マハさんが「楽園のカンヴス」で、ルソーがバイオリンを弾いたり、ボンボンを売ったりする話を入れたのは史実だったかと思った。

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2019/02/02

面白かったです。 「楽園のカンヴァス」を読んでルソーについて知りたくなり、図書館で借りて読みました。 ルソーの一生、その中での大きなイベントについての説明や推察があり、ルソーへの親近感が湧きました。変わっているので、理解できたとは全く思いませんが… 著者も言うように、いつか作品を...

面白かったです。 「楽園のカンヴァス」を読んでルソーについて知りたくなり、図書館で借りて読みました。 ルソーの一生、その中での大きなイベントについての説明や推察があり、ルソーへの親近感が湧きました。変わっているので、理解できたとは全く思いませんが… 著者も言うように、いつか作品を生で観て、ぜひ「体験」したいです!

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2018/10/14

140531 中央図書館 ルソーの作品の芸術的批評というわけではなく、その生涯の評伝。著者がルソー作品に形容不能なほど引き入られ魅入られているという雰囲気が感じ取れる。

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2014/04/23

謎の多い、画家ルソーの評伝。 「楽園のカンヴァス」を読み、ルソーについて知りたかったので読んだ。 ルソーという人は、捉えどころのない不思議な人物である。 また、とてもお人好しで純粋である。 その純粋さは、常人には理解し難いほどである。 そして、物事に対してだけでなく女性に対しても...

謎の多い、画家ルソーの評伝。 「楽園のカンヴァス」を読み、ルソーについて知りたかったので読んだ。 ルソーという人は、捉えどころのない不思議な人物である。 また、とてもお人好しで純粋である。 その純粋さは、常人には理解し難いほどである。 そして、物事に対してだけでなく女性に対してもとても情熱的である。 純粋で情熱的なその彼が、片思いの恋人に宛てた手紙はなんだかとても切なかった。 ルソーが描く子供は、笑っておらず、大人たちが可愛いと思うような表情はしていない。 子供を可愛いと思うのは、著者の言うように「子供に対する優越感から生まれた大人の偏見」かもしれない。 ルソーはその点において、「子供に対して決して優越感を持たない。彼は、子供と同じ平面で向かい合う」という著者の考察は、ルソーの性格から考えても、なるほどと頷ける。 そして、「子供だけでなく、自然の風景や静物も含めて、ルソーはすべてのモデルに対して優越感を持たない」という部分は、ルソーの純粋で実直な性格の一端を言い得ている。 そして、ルソーのその性格が遠近法になじめなかった所以ではないかと著者はいう。 また、肖像画を描くときはその人物の寸法を隈なく測るという彼のやり方は、現実主義者ならではであり、興味深い事実である。 ルソーの人となりが垣間見え、その時代の空気が感じられ面白かった。

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2013/09/30

「楽園のカンヴァス」より派生 通常の絵画はやはり日曜画家のように感じるが、植物率が高くなると何か得体の知れなさを感じさせる

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2013/06/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小説「楽園のカンヴァス」を読んでルソーのことが知りたくなったので、参考文献にもなっているこの本を読んでみました。 しかし、私には詳しすぎたようです。 強い願望がいつしか実現したように思い込む性質、恋多き人、自分の中の絵を現実にあらわした人。 実はフリーメーソンに入っていた。 晩年、絵は売れ出してきていたが、そのお金は女性に貢いでいたらしい!とか。 晩年のルソーと描き途中の絵の写真は、興味深いものがありました。 いつかルソーの絵(できれば「夢」)を見てみたいです。

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2013/03/09

夢の世界と言われるルソーの楽園の絵。いくつかあるその絵の根源は何であろうか?その問いに、ルソーの生い立ちから整理して、考察する。楽園のカンバスを読んでみると、スローのヤドヴィガに対する恋心が大きなエネルギーとなっていることがテーマになっている。本書では、その彼女の見ている夢を、ル...

夢の世界と言われるルソーの楽園の絵。いくつかあるその絵の根源は何であろうか?その問いに、ルソーの生い立ちから整理して、考察する。楽園のカンバスを読んでみると、スローのヤドヴィガに対する恋心が大きなエネルギーとなっていることがテーマになっている。本書では、その彼女の見ている夢を、ルソーが見ているという二重の夢という仮説が面白い。ルソーの絵が持つ、正面性はへたくそではない。密林の絵は夢の中の世界である。その迫りくるリアリズムと、あり得ない構図に、当時は嘲笑の対象であったというのも、絵を見ていると納得できる。確かにのっぺり平面で下手だ。そこから迫りくる感情こそが、ルソーの絵に力を与えているのだという。絵の世界は本当に深い。美術館で絵と対話する時間をとって、じっくりと見たいものです。

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2013/01/18

【楽園のカンヴァス】を読んでの、アンリ・ルソー。 生存中は評価されず、死後に評価と人気を得た画家。 揶揄されようと、馬鹿にされようと、 好きな絵を描き続けたことが、ステキだと思う。

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2012/12/19

ルソーの絵が好きなので、彼がどういう人間だったかも知りたくなって読んでみたが、著者が自由に書いており、時系列がときどきおかしかったり、ルソーの周りの人のコメントを難しい表現のまま引用していたり、知っていて当たり前なのか解説がなく当たり前のように使われるわからない言葉があったりして...

ルソーの絵が好きなので、彼がどういう人間だったかも知りたくなって読んでみたが、著者が自由に書いており、時系列がときどきおかしかったり、ルソーの周りの人のコメントを難しい表現のまま引用していたり、知っていて当たり前なのか解説がなく当たり前のように使われるわからない言葉があったりして、私にはわかりにくかった。 あと、ルソーが描いた絵の解説の際、その絵がなかったりあったとしても違うページにあったりして見にくかった。 もっとレイアウトを工夫してほしいと思う。 ただ、ルソーがとても純粋無垢で、恋愛にまっすぐで、人がよかったことと、それを周りの人間も著者も愛していることが強く伝わってきて、それを知ることができただけでもよかった。

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2012/06/27

ルソーの描く、濃密なジャングルに魅かれる。 その静けさ。 そこに潜む、生命の息づかい。 葉をぬって流れる風。 絵に、吸い込まれる思いがする。

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