1,800円以上の注文で送料無料

黒猫/モルグ街の殺人 の商品レビュー

3.7

91件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    32

  3. 3つ

    30

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

すばらしい!150年…

すばらしい!150年前に書かれたとは思えない。古典なのに新鮮な内容だった。ただの推理小説ではない。

文庫OFF

ポーの薫り高き名文を…

ポーの薫り高き名文を、読みやすく大きな文字で翻訳した1冊です。

文庫OFF

2024/05/09

「難解な原文の中に著者ポーが残した手がかりから、「現場」を見事に再現する、翻訳家=探偵の「名推理」がここに。 推理小説が一般的になる半世紀も前に、不可能犯罪に挑戦する世界最初の探偵・デュパンを世に出した「モルグ街の殺人」。160年の時を経て、いまなお色褪せない映像的恐怖を描き出し...

「難解な原文の中に著者ポーが残した手がかりから、「現場」を見事に再現する、翻訳家=探偵の「名推理」がここに。 推理小説が一般的になる半世紀も前に、不可能犯罪に挑戦する世界最初の探偵・デュパンを世に出した「モルグ街の殺人」。160年の時を経て、いまなお色褪せない映像的恐怖を描き出した「黒猫」。多才を謳われながら不遇のうちにその生涯を閉じた、ポーの魅力を堪能できる短編集。」 物語 妻を殺し、壁に埋め込んだ夫。完全犯罪で終わるはずだったが......物語は、映像的な幻想が圧倒するクライマックスへ(黒猫)。暖炉に押し込められた令嬢。身体を切り裂かれた老婦人......誰が、いかにして? 知性を武器に、見えざる犯人に挑む名探偵(モルグ街の殺人)。 収録作品 黒猫 本能 vs.理性──黒い猫について アモンティリャードの樽 告げ口心臓 邪鬼 ウィリアム・ウィルソン 早すぎた埋葬 モルグ街の殺人 ポー年譜 エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe [ 1809 - 1849 ] アメリカの作家、詩人。推理小説の祖とも言われる。計算された恐怖を創作する「理詰め芸術派」。旅役者の両親に早く死なれ、27歳のとき13歳の従妹と結婚するが病気で先立たれ、食に恵まれず酒に溺れる。断酒会に参加したものの40歳で死去。主な作品に「アッシャー家の崩壊」、「黄金虫」、詩集『大鴉』など。

Posted byブクログ

2024/05/02

モルグ街の殺人には感銘を受けた。 たしかに推理小説の先駆けということもあって、ずいぶんご都合主義、よく言えば結論ありきの推理ではあったが、上手く伏線を回収していくデュポンの言葉は、複雑な語彙とは裏腹にするすると読むことが出来た。

Posted byブクログ

2024/01/12

翻訳の小川高義さんの力によるところもあるとはおもうけど、今から180年近く昔、日本では江戸時代の後期にあたる時期に書かれたとは思えないくらい読みやすくて面白かった。 特に「早すぎた埋葬」はものすごく怖かった。 「モルグ街の殺人」が推理小説の元祖だと解説を読んで初めて知りました。 ...

翻訳の小川高義さんの力によるところもあるとはおもうけど、今から180年近く昔、日本では江戸時代の後期にあたる時期に書かれたとは思えないくらい読みやすくて面白かった。 特に「早すぎた埋葬」はものすごく怖かった。 「モルグ街の殺人」が推理小説の元祖だと解説を読んで初めて知りました。 いわゆるエンタメである「推理小説」っていうジャンルを確立したことが本当に凄いと思うけど、推理小説として面白いかどうかというとそんなに面白くなかった。 良心と邪悪さの対比や、ダメなことだと思えば思うほど実行したくなる人の心の描写がうまくてとても怖さを煽るけれど、ポーはお酒が原因で体調も精神も不安定だったようで、もし素で頭の中がこんな感じだったら相当アレだと思った… 巻末の解説、年譜、役者あとがきがとても読み応えあり。

Posted byブクログ

2023/10/30

1841年(日本は当時江戸時代)に発表された「モルグ街の殺人」。 世界最初の探偵と呼ばれるデュパンの推理が光ります。 奇々怪々の殺人事件、戦慄の光景、衝撃の真相が心に焼きつきました。 巻末にあるエドガー・アラン・ポー年譜もじっくり眺めさせていただき、ポーの生涯にしばし想いを馳せま...

1841年(日本は当時江戸時代)に発表された「モルグ街の殺人」。 世界最初の探偵と呼ばれるデュパンの推理が光ります。 奇々怪々の殺人事件、戦慄の光景、衝撃の真相が心に焼きつきました。 巻末にあるエドガー・アラン・ポー年譜もじっくり眺めさせていただき、ポーの生涯にしばし想いを馳せました。 古典は読んだことがなかったのですが、思い切って挑戦してみて良かったです。

Posted byブクログ

2023/08/21

「黒猫」の恐怖を再認識。最後の段落の色彩表現に震え上がる。初読の際にトラウマになった「早すぎた埋葬」は意外にあっけらかんとしたラスト。「翻訳は一種の探偵業」と語る訳者による「解説」は必読。新訳文庫らしいお勧めの1冊

Posted byブクログ

2023/07/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

推理小説の祖と思っていたが、いわゆる推理小説は一編、どちらかというとサスペンス、怪談という感じのものや、さらにはエッセイみたいなのもあっておどろいた。短編集なので読みやすい。 宗教観含めた内面も少し。 日本ではぎりぎり江戸時代だった頃らしい。それほど古臭く感じなかった。

Posted byブクログ

2023/05/14

狂人の描き方が見事。 短編でとっつきやすくスッキリ読める。 「モルグ街の殺人」は推理小説の祖としていまや超有名だが、内容を一切知らずに読んだのでとても新鮮に楽しめた。これはすごい。 全作通じて、個人的には推理小説的な要素よりも心理描写(特に狂人)に惹きこまれた。

Posted byブクログ

2023/04/05

ポーです もちろん再読ですが、当時は推理小説愛好家であれば一度は読んでおくべき必読の書として義務感みたいなのに駆られて読んだ記憶があります 基本的に頭のおかしい奴の妄言です いろんな意味でなんか恐っ!てなる話なんですが、注意深く読み進めていくと、あれなんかちゃんとしてない?っ...

ポーです もちろん再読ですが、当時は推理小説愛好家であれば一度は読んでおくべき必読の書として義務感みたいなのに駆られて読んだ記憶があります 基本的に頭のおかしい奴の妄言です いろんな意味でなんか恐っ!てなる話なんですが、注意深く読み進めていくと、あれなんかちゃんとしてない?ってなるんです 唐突にあれすごいロジカルじゃない?っとことに気付くんですな そこらへんが未だにポーが読まれている所以なのかと思ったりします そしてポーと言えば江戸川乱歩の名前の元になったことでも有名ですよね エドガー・アラン・ポー→江戸川乱歩 初めて知ったときに、すげーセンス!となぜか感動した覚えがありますが、本人は結構テキトーに付けたって話もあります そしてそして探偵小説の始まりとされる『モルグ街の殺人』ですが、初めて読んだときに、なんかちょっとずるいって思ったのを思い出しましたよ 一番最初でこんなことしちゃだめだろって もちろんポーは最初の探偵小説なんて言われることになるとは思ってもいなかったでしょうけどね

Posted byブクログ