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ゲームシナリオの書き方 の商品レビュー

3.8

14件のお客様レビュー

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2019/12/09

 タイトル通り内容はゲームシナリオの書き方が主ですが、そのほかの創作にも活用できるものも多くありました。  まずテーマ・キャラクター・世界・ストーリーについての説明があり、それを踏まえた上で構成とテキストについて解説してくれています。例を挙げながら端的に書かれてあり、とてもわかり...

 タイトル通り内容はゲームシナリオの書き方が主ですが、そのほかの創作にも活用できるものも多くありました。  まずテーマ・キャラクター・世界・ストーリーについての説明があり、それを踏まえた上で構成とテキストについて解説してくれています。例を挙げながら端的に書かれてあり、とてもわかりやすいです。  作る側だけではなく、観る側や体験する側の視点からでも新しい発見ができると思います。このキャラクターの役割はそういう意図があったのか、だからこういう世界の設定にしたのか、この会話は内容が理解しやすいな、クライマックスに至る過程を描くのが上手いな、とか。他者の作品から学ぶことはやはり多いです。それを自分の作品に活かすためにも、様々な要素を言語化してくれているこちらの本はとても勉強になりました。  手元に置いておき、困ったときには助けていただこうと思います。

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2017/07/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本はRPGゲームやシュミレーションゲームのシナリオの書き方を解説してくれている本ですね。ゲームシナリオに特化している部分も多少あるけれど、基本的には映画、小説、漫画のストーリー作りに役立ちそうな話が多いです。アーティスティックな方法論でななく、職人的にいかにシナリオという商品を作れるか?という目的の本です。 作り方という観点とは別になるんだけど面白いなあ、と思ったのは、物語制作上どうしても必要となる「敵キャラクター」のという存在をいくつかに分類しているところです。 つまり敵といっても①悪役キャラ②ライバルキャラ③門番キャラの3パターンがあるということなんですね。まあ、当たり前といやあ当たり前の話ではあるんですが、実生活にあてはめてみると面白いなあ、と思ったんですよね。人間一歩外へ出れば七人の敵がいるというか、むかついたり、苦手な敵キャラが何人もいるけど、冷静に考えてみると、あの野郎はただの悪役なのかな?それともぶつかる事によってこちらもいつの間にか成長している、ライバルキャラなのかな?乗り越えるべきと、必然的に現れる門番キャラなのかな?なあんて考えてみると面白いなあ、と。

Posted byブクログ

2014/12/04

読みやすくわかりやすい。が、それだけに、こういったメソッドが日本のゲーム業界の袋小路を表しているようにも感じる。 体系立っていて、これならできる、と思わせるが、逆に言えばサラリーマン的で面白みに欠けるというか。 これを踏まえてこれを打破する礎にしてほしい、というような一冊。

Posted byブクログ

2014/02/27

物書き入門書、ゲームに限らず何か創作するときに役立ちそう。あまり学ぶ機会がなさそうな前提の考え方がわかる。ゲームシナリオを作る上で実務的な話も交えたり、イラストでの説明があり、楽しみながら読めた。

Posted byブクログ

2013/03/17

本当に基礎からわかる、よいテキスト。 すぐに創作に取り掛からない人でも、物語はどう読ませるものかっていうのが分かって面白いと思う。こういったことを踏まえていろんな作品を見てみると、面白いものは実際よくできているんだなぁと気付かされます。 物語って、ベタじゃいけないと思ったけどそ...

本当に基礎からわかる、よいテキスト。 すぐに創作に取り掛からない人でも、物語はどう読ませるものかっていうのが分かって面白いと思う。こういったことを踏まえていろんな作品を見てみると、面白いものは実際よくできているんだなぁと気付かされます。 物語って、ベタじゃいけないと思ったけどそういうものでもないらしい。たとえば、死亡フラグの立つから死ぬからプレイヤーは納得する、というようなこと。確かに前振りもなく、いきなり死なれたら理不尽だしショックですね。なるほど。 唯一、本の重さとお値段が難点。紙はもうちょっと薄くて軽くてもよかったなぁ。インクも一色でOKです。

Posted byブクログ

2012/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とある課題に挑むために急遽購入。 全くの門外漢だったため、イロハから学べた。 見よう見まねで、かつ、各章を行ったり来たりしながら、自分でメモを残しつつシナリオを練り上げることで、とりあえずの稚拙極まりないものは部分的に出来上がった。 しっかりと時間をかけて構想を練り、全編作りあげてみたくもなるような、テンプレ参考用にはもってこいな気がする。

Posted byブクログ

2012/02/08

書店で見かけた時からちょくちょく立ち読みしては気になっていた一冊。 物書きを目指しているので少々趣旨は違うものの、内容のいくつかを知人に勧められて購入。 立ち読みしていた時と違い物書きするに役に立ちそうな部分を付箋貼りしたので度々読み返せたらなどなど。 中身は大きく3つに章を...

書店で見かけた時からちょくちょく立ち読みしては気になっていた一冊。 物書きを目指しているので少々趣旨は違うものの、内容のいくつかを知人に勧められて購入。 立ち読みしていた時と違い物書きするに役に立ちそうな部分を付箋貼りしたので度々読み返せたらなどなど。 中身は大きく3つに章を分けて、その中でゲームシナリオの書き方を細かく説明しています。 例えに有名なゲームやアニメなどが使われているので内容を掴みやすいと思います。

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2011/11/21

良い本です。困ります、こんな良い本書かれたら(笑)。ボクの講義 「ストーリー分析」などの内容が平易に書かれています。(用語は違いますが、内容はほぼ同じです。当然です、定番の技術だから。) さらに講義でもあまり触れていない、クライマックスの書き方やコンテなどにも触れており、ボクも講...

良い本です。困ります、こんな良い本書かれたら(笑)。ボクの講義 「ストーリー分析」などの内容が平易に書かれています。(用語は違いますが、内容はほぼ同じです。当然です、定番の技術だから。) さらに講義でもあまり触れていない、クライマックスの書き方やコンテなどにも触れており、ボクも講義せざるを得なくなりました(笑) 困るので、ゲーム学生の皆さんは、読んでおくべき本です。

Posted byブクログ

2011/03/06

テーマ 一定のイメージや方向性を導きだす言葉や文章 ストーリー テーマの内容を「物語る」ことによって伝える 目的とテーマをリンクさせる、するとストーリーも見えてくる テーマが目的の意味を補強するのがポイント テーマは、セリフに書いてはならない キャラクターの選択、行動によっ...

テーマ 一定のイメージや方向性を導きだす言葉や文章 ストーリー テーマの内容を「物語る」ことによって伝える 目的とテーマをリンクさせる、するとストーリーも見えてくる テーマが目的の意味を補強するのがポイント テーマは、セリフに書いてはならない キャラクターの選択、行動によって描く ストーリーの展開によって描く キャラクターがストーリーを先行させる キャラクターの持つ「目的」と「意志」を力強く提示すること キャラクターが目的へと突き進んでいく行動をいかに見せていくか キャラクターは「葛藤」を持つ存在 キャラクターの役割 1つのキャラクターに複数の役割を持たせることができる ストーリー進行とキャラクター間の関係に合わせて変化させられる 主人公 プレイヤーが感情移入しやすいよう、無個性に描く 攻略対象 存在そのものがゲームの目的になるキャラクター システムキャラクター ゲームシステムとプレイヤーの間にいて、円滑にゲームを進行させる役割を持つキャラクター 敵キャラ プレイヤーのゲームの目的達成を妨害することでストーリーを面白くするキャラクター 敵キャラを悪く見せる方法 ビジュアルを悪役風にする 一般的に「悪」とされる行動や思想をとらせる 関門キャラ 目的への進行を中断させ、クリアしないと先に進めなくするキャラクター ライバルキャラ プレイヤーの最終目的あるいは小目的と同じ目的を持ち、対立するキャラクター パートナーキャラ 主人公の恋愛対象になる運命を持ったキャラクター プレイヤーの目的達成へのモチベーションを高める機能を持つキャラクター パートナーキャラが与えるモチベーションを高める方法 ・パートナーキャラに特別な境遇を与える ・パートナーキャラに秘密を持たせる ・主人公との間に特別な関係を設ける パートナーキャラと主人公との間に「障害」を設けると、プレイヤーのモチベーションは上がる 仲間キャラ 役割 ・「味方」として主人公の目的達成を手助けする 主人公の持っていない能力、性質を持つことで目的達成の手助けをすること ・「聞き役」となって主人公の意志や感情を表面に出させる 主人公の感情を引き出し、その振幅を強め、プレイヤーに分かりやすくすること ・「引き立て役」となって主人公を盛り上げる 魅力的なキャラとなることで引き立てる、主人公と正反対の性質を持つことで引き立てる 仲間キャラの作り方 敵対するキャラとして登場させる 仲間になる前に魅力を十分に主張して、「仲間にしたい度」を吊り下げていく ストーリーに変化を与える役割 きっかけキャラ お助けキャラ 裏切りキャラ 賢者キャラ ストーリーを補強する役割 息抜きキャラ 突っ込みキャラ キャラクターの個人的な理由とストーリーをリンクさせる 構成とは、伝えたいものを一番印象に残るように組み立てる方法 エピソードには、4種類ある ゲームの目的を達成するために必要なエピソード シナリオを進行するために必要なエピソード シナリオのテーマをより深めるためのエピソード ゲーム本来の目的から外れたおまけ的なエピソード

Posted byブクログ

2010/07/20

普段なんとなく見ていた物語。ゲームだけでなく、映画や漫画などすべてはそれを手にとる、楽しむ人がいかに楽しめるかを考え抜かれてつくられていることに、改めて気づけました。 シナリオ創りのバイブルです。

Posted byブクログ