名探偵はもういない の商品レビュー
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内容(「BOOK」データベースより) もうすぐ小学4年生の敬二少年は 義兄の木岬研吾と共にドライブ旅行に出かけるが、 雪崩に道路をふさがれ近くのペンションに泊まることに。 その雪の山荘で起きる連続怪死事件の謎を 「名探偵」が解き明かす、本格推理の決定版。 真相への手がかりはすべて提示される「読者への挑戦状」付き。 あなたは犯人に到達できるか。 ++++++ 序盤で「もしかしてピカレスク?」とわくわくして、 さらに雪山で山荘でクローズドだったので期待しましたが、 なかなかしっくり来ない話でした。 主役?と思しき少年(犯罪者側にあこがれている)が 最初になかなかの推理を披露してたから活躍するのかと思いきや 事件が起きたらほんとうにただの小3の男の子だったのが期待はずれ・・・ 結構普通の事件な割りにキャラクターだけは濃いからバランスも悪い。 シリーズの3作目!とかだったら驚いたと思いますが。
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「ある事情があって、ここに登場人物の名を列記することができません。読者のみなさんが、この作品を読みながら、表を完成させてください」という文言か書かれている。 結果として登場人物を列記しない理由はあるのだが、私はそれを見て、人のすり替え、同一人物等の読者を騙すトリックがあるのかと期待して読んでいてそういったことはなく期待を外された感じ。 カバー裏にある「あれから、あれまで、利用して」というのを期待して読んだが何を意味しているのかわからなかった。
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ちょっとしたパロディ的な新本格かなって思って読んだのだけど、案外奥が深くておもしろかった。 幾つかのどんでん返しは、こっちのちょっとした錯覚(こういったタイプの本を比較的読んでいる人に特有かもしれないけれど)を半ば利用したもので、作者が本来狙っているところよりもちょっとだけ...
ちょっとしたパロディ的な新本格かなって思って読んだのだけど、案外奥が深くておもしろかった。 幾つかのどんでん返しは、こっちのちょっとした錯覚(こういったタイプの本を比較的読んでいる人に特有かもしれないけれど)を半ば利用したもので、作者が本来狙っているところよりもちょっとだけ早く気がついてしまう(それもわざとかもしれないけれど)。だが、そんなどんでん返しは別にたいしたことではない(結構おもしろいんですが)。 問題はこれが実に切ない恋愛物語であるということ。 殺人事件にまつわるなどが少しずつ解けていく、というよりも、その日にあったことが少しずつ見えてくる過程で、何か切ないものが胸にこみ上げてくる。 おそらく作者のねらいはそこにあったと思うし、それは大成功であったと思う。気持ちよく読めたミステリだけど、もうひとつのどんでん返しを心で望みながら、むなしく最後のページをめくった。 2006/5/22
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ラブコメ要素は……まあいいや。置いておこう。 本格としてみたとき、なかなかの作品だと思った。カバー見返しからずーっと作者の挑戦というか挑発が載ってるし、登場人物紹介まで自分で作れという趣向。さらには終盤はさまれる作者からの挑戦状。加えて舞台は雪の山荘だし集まった人は恐喝者とその被...
ラブコメ要素は……まあいいや。置いておこう。 本格としてみたとき、なかなかの作品だと思った。カバー見返しからずーっと作者の挑戦というか挑発が載ってるし、登場人物紹介まで自分で作れという趣向。さらには終盤はさまれる作者からの挑戦状。加えて舞台は雪の山荘だし集まった人は恐喝者とその被害者たちという「いかにも」な道具立て。ここまでやられたら楽しんでしまうって、やっぱり。 真相はシンプルながら面白い。それよりも、事件が複雑化することになったいくつかの事象に関する伏線が綺麗で、納得しながら謎解きが読めた。
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雪の山荘に閉じ込められた一同。山荘には小さなゆすりを繰り返す琴沢夫人の存在。キリストを信じる知恵遅れの男・福永。山荘の女主人と恋に落ちる犯罪学者・木岬。深夜の地震。殺害された琴沢夫人。木岬の遺体発見。福永の自殺。後動有三の推理。 削除
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もうすぐ小学4年生の敬二少年は義兄の木岬研吾と共にドライブ旅行に 出かけるが、雪崩に道路をふさがれ近くのペンションに泊まることに。 その雪の山荘で起きる連続怪死事件の謎を「名探偵」が解き明かす、 本格推理の決定版。真相への手がかりはすべて提示される「読者への 挑戦状」付き...
もうすぐ小学4年生の敬二少年は義兄の木岬研吾と共にドライブ旅行に 出かけるが、雪崩に道路をふさがれ近くのペンションに泊まることに。 その雪の山荘で起きる連続怪死事件の謎を「名探偵」が解き明かす、 本格推理の決定版。真相への手がかりはすべて提示される「読者への 挑戦状」付き。
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「ある事情があって、ここに登場人物の名を列記することができません。読者のみなさんが、この作品を読みながら、表を完成させてください」 「あとがきは先に読んでもかまいませんが、「読者への挑戦状」は先に読まないで下さい」 注意事項が何かと多いこの小説。しかし、詰めが甘い。注意事項がこれ...
「ある事情があって、ここに登場人物の名を列記することができません。読者のみなさんが、この作品を読みながら、表を完成させてください」 「あとがきは先に読んでもかまいませんが、「読者への挑戦状」は先に読まないで下さい」 注意事項が何かと多いこの小説。しかし、詰めが甘い。注意事項がこれだけ多いにも関わらず、何故あの部分にも入れておかなかったのか? 読者は本文を読む前に犯人が見抜けてしまう怖れがあります。 私なら「あとがきも読者の挑戦状も読んで構いませんが、○○○○○だけは決して読まないように…」と書いておきます。 じゃあ最初から入れるなよって話だけどね…(苦笑)。
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