1,800円以上の注文で送料無料

産業再生機構 事業再生の実践(第3巻) の商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2012/10/13

旧産業再生機構の出版シリーズ最終刊。 感想。財務リストラの章はビビっとこない。ケースバイケースで一般化しにくいのだと思う。再生計画のモニタリングの章は事細かに記載あり、ただこの章もどうしても表面だけになっているように思う。重ね重ねだけど、やはりノウハウを一般化するのが難しい業務な...

旧産業再生機構の出版シリーズ最終刊。 感想。財務リストラの章はビビっとこない。ケースバイケースで一般化しにくいのだと思う。再生計画のモニタリングの章は事細かに記載あり、ただこの章もどうしても表面だけになっているように思う。重ね重ねだけど、やはりノウハウを一般化するのが難しい業務なのだろう、一つでも多くのケースを経験するなかでしかノウハウは身に付かないのだろう。 備忘録。 ・機構の出資する優先配当株の配当金は、社債のクーポンに近い性質を繁栄させつつ、業績連動型にすることで工夫。 ・当たり前の事を当たり前にやることが事業再生で大事なこと。それが出来なかったから再生が必要になった。 ・再生計画の中では財務リストラ、事業リストラ、組織改革、戦略策定、組織再編、全て同時平行で進める。優先順位をつけるとし、劣後部分を設けるのは言い訳に過ぎず、そんな組織だから再生が必要になった。 ・タイムリーなモニタリングを続けるには、月次決算等のデータが直ぐに集められ、共有できるような管理体制が必要。大抵それができていない。 ・モニタリング期の人件費と人事考課は慎重に。人件費削減がトップラインの減少やモチベーション低下に繋がってしまうとつらい。 ・再生にウルトラCはなく、再生計画がスタートしたら、一つ一つ根気強く積み重ねていくことが求められる。 そんなとこ。

Posted byブクログ