ダブル の商品レビュー
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面白かった 何の関係もない2人の人間が、事故死で処理されようとしてる件が実は殺人事件だった まさかの母親の方が犯人で 娘が変な収集癖があるって設定は思いつかない笑 最後決着がつくところまで見届けたかった ののかが母になるのがまた同じ繰り返しをしそうで怖さがある
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しあわせそうな妊娠中の主婦の秘密の楽しみと、それに気がついた同い年の雑誌の女性ライター、取材と称して関わりを持ち、連絡して起きていた事故のような殺人事件の真相を探るサスペンス。 乃々香が怖い!こんな人がまわりにいたら本当におそろしい。おおよその真相は中盤にだいたいわかってしまっ...
しあわせそうな妊娠中の主婦の秘密の楽しみと、それに気がついた同い年の雑誌の女性ライター、取材と称して関わりを持ち、連絡して起きていた事故のような殺人事件の真相を探るサスペンス。 乃々香が怖い!こんな人がまわりにいたら本当におそろしい。おおよその真相は中盤にだいたいわかってしまったものの、ラストに「え?これでいいの?」と少し驚く。読後感スッキリしないけど、まあこれもありかな。 人に対する後暗い心がいちいち的を得ていて、ズキリとする。オドオドせずに堂々と自己表現する太って醜い女、キイキイ声でまくし立てるネズミのような顔をした小男。人の神経を逆撫でして生理的に不快に感じる…なんて嫌だなぁ、でもわかると思ってしまう自分に自己嫌悪。作中に出てくる、そんな表面的なものに左右されず相手を思って動ける人達のようになりたい。
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【あらすじ】 被害者女性の特異な容貌から注目を浴びた轢き逃げ事件、痴漢の容疑をかけられた男の転落死、色呆け老人が飲んだ薬物入り缶コーヒー騒動―同じ地域で起こった三件の未解決事件には、ある人物の姿が見え隠れしていた。謎を追う女性ライターは次第にその人物に魅入られていく…。彼女が辿り着いた真相とは。 【感想】
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2017.4.21 読了 なんとも後味の悪い。。。 こんなこと ありえないよなぁ。。。 とは 思いつつ、読み進んでしまった。 親離れできてない娘と 子離れできてない母親。
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乃々香ってちょっとおかしい。怒りの感情が強すぎるっていうか…最初はただのおとなしめの妊婦だと思ったのに。 多恵にもあんまり共感できない。見た目が悪い人は不幸で当たり前、立場をわきまえろとか… 佐藤が一番いい。
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女性雑誌記者、専業主婦の妊婦が交互に一人称で語る作りのミステリー。 一見おっとりした幸せそうな妊婦が、実はしたたかという設定はありがちだが、面白かった。 あっさり騙されてしまった。 (図書館)
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怖かったです。 最後の直前に犯人が分かったのですが 認めたくない気持ちになりましたよ。 ああ、そうなのかーって。 歪んでるなぁとも思いました。 それにしても、女って言うのはここまで醜いかなぁ? 女がってこともないのかもしれないけど 読んでいて怖か...
怖かったです。 最後の直前に犯人が分かったのですが 認めたくない気持ちになりましたよ。 ああ、そうなのかーって。 歪んでるなぁとも思いました。 それにしても、女って言うのはここまで醜いかなぁ? 女がってこともないのかもしれないけど 読んでいて怖かったです。 でもね、分かる自分もいてね。 私は人を羨んで、憧れて、いつも上を見ているけれど 時には人を蔑んだり、下に見たりして生きているんだなと 自分の表には出せない感情と対面したりもしました。 だから怖かったのかな。 心の中では絶対にしてはいけないことを 思ったり考えたりしても 罪にはならないからね。
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葛西駅で降りた直後、道路に飛び出し車にはねられて死亡した、太ったOL。同じ葛西駅構内で、階段から転落死した会社員。事故とも他殺とも判然としない2つの事件を調べ始める雑誌記者の『多恵』。僅かな手がかりから、無関係と思われた2つの事件に共通する人物が浮かび上がる。 現場から無くなっ...
葛西駅で降りた直後、道路に飛び出し車にはねられて死亡した、太ったOL。同じ葛西駅構内で、階段から転落死した会社員。事故とも他殺とも判然としない2つの事件を調べ始める雑誌記者の『多恵』。僅かな手がかりから、無関係と思われた2つの事件に共通する人物が浮かび上がる。 現場から無くなった品を所持していた妊婦の『乃々香』。優しい夫と、とても仲の良い母親に大切にされている彼女は、ふんわりとした雰囲気を持ち、愛らしい女性だった。犯人だと確信しながらも、多恵は乃々香に親しみを感じずにはいられなかった。 さらに、乃々香の犯行と思われる殺人未遂事件が起きる。これ以上、彼女に罪を重ねさせないためにも、多恵は賭けにでるのだった。 まるで目の前のゴミを片付けるかのような殺人理由。不快に感じたから・・いなくなればいいのに・・まぁ、自分だってそこもでではなくとも、そんな風に思った事がないとは言えないけど。さらにひどいのが、被害者も見た目が良くないと同情されないってこと。それは現実として在るね。自分より(見た目で判断して)劣っていると思う人が幸せそうだと、なんかモヤモヤするみたいな。分かる気もするのがちょっと怖い。 犯人だけじゃなく、結構な人から不快と感じられていた(思われた)被害者。でも、それだけじゃなかった。きちんと彼らの死を悼んでくれる人達がいる。それが救いでした。 最初から犯人とおぼしき人が分かっていても、心理戦で面白かったです。そして最後にタイトルの意味が、そうくるか。
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……怖い。乃々香の無邪気さがすんごく怖い。動機もやけに身近な印象が怖い。だけど一番怖いのって「世間の目」なんじゃないかな。被害者なのに嘲笑され、さらし者にされてしまうということ、それがなんだか一番の「悪意」に思えて非常に怖かった。そう思うと、佐藤がものすごーくまともな人間に見えて...
……怖い。乃々香の無邪気さがすんごく怖い。動機もやけに身近な印象が怖い。だけど一番怖いのって「世間の目」なんじゃないかな。被害者なのに嘲笑され、さらし者にされてしまうということ、それがなんだか一番の「悪意」に思えて非常に怖かった。そう思うと、佐藤がものすごーくまともな人間に見えてしまったのが意外だ(笑)。 タイトルの意味はそれでしたか。ラスト近くになってようやく判明。正直もう完全に騙されてました。ラストの余韻もかなりじわじわ。
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いつもながら、永井するみの描く女性は怖い。こういう女性、現実にいると思えるところが余計怖い。 母と娘のつながりの強さは、男性にはわからないと思う。
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