池上彰の新聞勉強術 の商品レビュー
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・新聞は左面の右上が重要記事 ・日経新聞では経済のマイナス要素を見逃す恐れがある ・日経新聞や経済誌の広告は重要 ・テレビは新聞の見出しとして活用できる ・新聞から得た世の中の流れを、自社の目指すべき方向性と結び付けて考える
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『新聞はいまやインターネットに押されまくって風前のともしび――という世間に広がるイメージに対し、新聞(社)の有効性は健在であると反論、自らの新聞活用術を公開している。 その根拠を思い出すままに書くと、 ・ネット記事のほとんどの提供元は新聞社 ・朝刊1部で新書2冊分という群を抜く情報量を「浴びる」うちに自然と知識を吸収できる ということが特に強調されていたように思います。 また、情報の収集方法として、 ・信頼できる記者の署名記事は必ずチェックする ・ひとつの新聞だけを読んでいると思考がいつの間にか偏ってしまうので何紙も比較しながら読む ・インターネット:早食い(速報性に優れる)、テレビ:つまみ食い(情報量は少ないがわかりやすく説明してくれる)、新聞:メインディッシュ(歯ごたえ満点) といった説明がなされていてなるほどなーと感心しました。 池上さんの本を読んだことがある方はご存じだと思いますが非常にわかりやすく書かれているのであっという間に読めてしまい、時間的な意味でのコストパフォーマンスには大変優れていると思います。 また、 ・解説委員と編集委員、記者は全然別の仕事 ・NHKと民法ではニューススタッフの数に圧倒的な差がある などなど業界人からでないとなかなか聞けない内部の事情も知ることができたのも思わぬ収穫でした。 』
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新聞の微妙な表現の読み解き方など、知らなかったことが池上さんらしく分かりやすく説明してあった。政府筋って内閣官房長官のことだったんだ。もう少しマメに新聞読んでみよう。
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新聞というメディアに焦点を当てた書籍は初めてだったので、こうなっていたのかと改めて知ることが多く、興味深く読めた。新聞を読むときに、見るポイントが変わるきっかけになると思う。 今後は、ベタ記事等にも注目してみたい。 池上さんが、テレビで新聞をテーマに解説した番組があったが、この本...
新聞というメディアに焦点を当てた書籍は初めてだったので、こうなっていたのかと改めて知ることが多く、興味深く読めた。新聞を読むときに、見るポイントが変わるきっかけになると思う。 今後は、ベタ記事等にも注目してみたい。 池上さんが、テレビで新聞をテーマに解説した番組があったが、この本の内容を利用していることがわかった。 そのくらい内容がまとまっている。
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新聞はどうやって作られているのか、また読み方や活用方法など、いろいろな面から新聞について書かれているので、面白く読めたし、勉強になった。 新聞のスクラップは、一定期間寝かせてから。
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元NHKの報道記者であり、「そうだったのか」シリーズで有名な池上彰氏による新聞を有効に活用した勉強術。 新聞を読む時の心構えや、ちょっとした表現に注意してみることなどが書いており、新鮮で納得できました。自分で情報を分析し、思考する能力を育てることがとても大切で、それを育てるため...
元NHKの報道記者であり、「そうだったのか」シリーズで有名な池上彰氏による新聞を有効に活用した勉強術。 新聞を読む時の心構えや、ちょっとした表現に注意してみることなどが書いており、新鮮で納得できました。自分で情報を分析し、思考する能力を育てることがとても大切で、それを育てるために新聞はとても有効なツールにもなりえるんだな。
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新聞記事の読み方・スクラップの仕方にとどまらず、具体的な事例をあげて各紙のスタンスの違いを明らかにするなど、大変面白かった。メディアリテラシーを作るのにいい本。漫然とニュースを読んでいる人は一度読んでほしい。
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「池上彰の新聞勉強術」2009.11.16 p6 ・目立たない記事で株価が大きく動く事があるという事は、仕事の為に新聞を隅から隅まで読んでいる人達が大勢いるという事。 ・朝刊には2万字ほどの文字量。これは新書2冊分。 p30 ・アメリカの平均失業期間は、日本の三分の一。仮...
「池上彰の新聞勉強術」2009.11.16 p6 ・目立たない記事で株価が大きく動く事があるという事は、仕事の為に新聞を隅から隅まで読んでいる人達が大勢いるという事。 ・朝刊には2万字ほどの文字量。これは新書2冊分。 p30 ・アメリカの平均失業期間は、日本の三分の一。仮にアメリカの失業率が高くても次の職場を見つけるチャンスはアメリカの方が多い。 p32 ・「情報」の意味には「インフォメーション」と「インテリジェンス(智恵)」があるが、インフォメーションをインテリジェンスにするには情報を分析する能力が必要。 自分なりに分析し、自分の役に立ててこそ価値が生まれる。 p42 ・巨人の親会社の読売新聞でさえ、大阪版では阪神タイガースの取り扱いが巨人より多い。 p55 ・日経新聞は読者が記事を切り抜く事を計算して紙面をレイアウトしている。 p59 日経新聞は企業よりな記事が多いために日本経済の悪いニュースが出ない傾向にある。どうしても「景気が上向きになって来た」「株価が回復傾向にある」などの記事が多く、経済の負の側面はほとんど出ない事を知っておいた方がいい。 p62 社会のニュースを取り扱う「三面記事」は三面にはない。社会面を三面に置いていた昔のなごり。 p71 ・忙しい時は「一面」と「三面(総合面)」だけでも読む。 p80 ・同じ新聞でも「早版(12版)」から「遅版(14版)」がある。 印刷工場に近くに住んでいる都会の人が遅版を手に入れ、印刷工場から遠い田舎の人は早版が届けられる。 「早版」には誤字脱字が多かったり特ダネが少なかったりするので「早版は欠陥品」と言われている。 p99 ・記事を署名制に変えればリスクを伴うが良い事もある。 署名制度のある海外では記事のファンが特ダネを教えてくれるようになっている。 p164 ・「毎日新聞」の「記者の目」というコーナーでは自社の社説に違和感をもった記者が反論記事を書ける制度がある。 つまり、紙面のなかで論争を起こそうとしている。 ↑ 良い試み!! p244 ・新聞は時間がない人にも解ってもらえるように結論から先に書いている。
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新聞からどのように情報を得るのか、どういったことを念頭にいれて読めば『文字を追うだけのルーチンワーク』から脱却できるのか。実際の記事を例に、それらを解説した本。 どの新聞を読んだらいい? 夕刊はとらなくてOK? どこをどう読めばいい? いろんなメディアがあるけどどう使い分けたら...
新聞からどのように情報を得るのか、どういったことを念頭にいれて読めば『文字を追うだけのルーチンワーク』から脱却できるのか。実際の記事を例に、それらを解説した本。 どの新聞を読んだらいい? 夕刊はとらなくてOK? どこをどう読めばいい? いろんなメディアがあるけどどう使い分けたらいいかわからん! といったことがメイン。それに加えて、新聞ってどうやって作られてるのか、といった知識も。 特に良かったのは『「微妙な表現」の正しい読み解き方』。 この本を片手に新聞を読めば、少し上の視点からニュースを読めるようになるだろう。
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最近なんだか、ものすごくメディアにも出ている池上さんの本です。 新聞を短時間で効果的に読むコツなど網羅されてます(かずさん)
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