四度目の氷河期 の商品レビュー
あっと言う間に引き込まれて、読み終えた。独特の世界観がすき。 昔を何故か思い出した。ラストは何だか心が暖かくなる。
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タイトルから想像していた内容と全く違った。序盤を読むのがやや辛かったけれど話が流れ出してからは、すんなり読めた。ワタルが自分のルーツ、生きる意味を探すお話。サチとの絡みは好きです。
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本当に氷河期が来て、過酷な環境で少年が生き抜こうとする話だと勝手に思って読んでみたら全然違った。面白かったけど。 しかしクライマックスの諸々は色々やりすぎ感がある。あのあとどうなったんだろうか。
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身を寄せて、離れて、彷徨いながら歩んでゆく。少年の目に映るのは、冷たくも懐かしい、どこまでも広がる氷河期。
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南山渉は,遺伝子に関する研究者の母に育てられるが, 父親をシベリアで氷漬けで発見されたクロマニヨン人ではないかと思い始める。 いままで読んだ荻原浩作品は楽しいものばかりだったので, そういうものを期待していたら意外にマジメだった。 私はもっと娯楽性の強いものの方が好き。
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僕はみんなと違っている 僕はどこから来たのか。いったいどんな人間なのか 少年の頃からアイデンティティーを求め続け辿り着いた結論が 「クロマニヨン人の子なんだ!」 なんだかすごくまっすくで 彼女がものすごく魅力的で。 相変わらずこの人の本は面白い
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萩原浩『四度目の氷河期』読了。「ぼくは何者か?どこからきたのか?」が常に主人公の根底にある。その子供時代から青春時代までと、恋。自分のルーツをたどる旅に出た先で、どこまでも白が広がる光景を見る。あたかも氷河期のそれのような。クライマックスは思わず手に汗握ってしまった。
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ワタルはちょっと変わった子供。母と田舎町のはずれに住んでいる。集団生活になじめなくて友達もいないが、しれはワタルの素行と日本人らしくない姿かたちとシングルマザーの母への差別のせい。 ある日ワタルは「自分の父はアイスマンというクロマニヨン人だ」と気づきアイデンティティに目覚める。自分がクロマニヨン人なら日本の生活に馴染めないのは仕方ないし、それなら石器時代人らしく石器を作ったり槍投げの練習をしようと決心する。その頃サチと出会う。 成長の早かったワタルは中学で陸上部にはいり、そこそこの成績をあげるがウィルス研究者の母を嫌う襲撃者を撃退した事件で高校推薦は取り消しになる 高校に入り名前だけの陸上部でひとり槍投げを始めたワタルはインターハイでも成績を残したが、母は末期癌で余命が少ないことが判る。母を亡くしたあと、実の父に会いにロシアへ旅行し、博物館から「アイスマン」を盗み出す
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父親がクロマニヨン人と思い生きてきたワタル。研究者の母親と田舎で暮らす。小学生の頃からのガールフレンド/サチと愛を育む。母親が癌で死ぬ前にカミングアウトしてくれた父親に会いにロシアへ。父親の反応は期待していたものとは違った。
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孤独で思い込みが激しく我が強い少年の自己中心的成長小説かな?彼女が魅力的だから、あまり要素を加えなくて恋愛部分をもっと強調すれば良かった気がする。構成、展開も人物も文章もしっかりしてるんだけど、萩原作品には浸れない。結局は相性なのかなぁ~
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