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伊勢丹はなぜトップブランドになれたのか の商品レビュー

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2012/01/02

小さい頃から、新宿の伊勢丹、京王、小田急、高島屋それぞれの百貨店によく連れていってもらっていたので、伊勢丹の特徴が理解できておもしろかった。 ただ、中身はホームページにも載っていそうな内容がまとまっているような印象。 伊勢丹に訪れる前に読んでおくことで、百貨店を見る視点や伊勢丹を...

小さい頃から、新宿の伊勢丹、京王、小田急、高島屋それぞれの百貨店によく連れていってもらっていたので、伊勢丹の特徴が理解できておもしろかった。 ただ、中身はホームページにも載っていそうな内容がまとまっているような印象。 伊勢丹に訪れる前に読んでおくことで、百貨店を見る視点や伊勢丹をみる視点を増やしてくれそうです。

Posted byブクログ

2010/01/31

百貨店業界の厳しさは今更触れるまでもないが、 新聞等で報道されるのは、M&Aや業務提携ネタか、 閉店ネタのどちらかしかない。 こうした百貨店業界の中では、勝ち組と言っても過言ではない 伊勢丹が、経営危機を乗り越え、企業の立て直しを図り、 どう現在の好調を築いてきたのか...

百貨店業界の厳しさは今更触れるまでもないが、 新聞等で報道されるのは、M&Aや業務提携ネタか、 閉店ネタのどちらかしかない。 こうした百貨店業界の中では、勝ち組と言っても過言ではない 伊勢丹が、経営危機を乗り越え、企業の立て直しを図り、 どう現在の好調を築いてきたのかが記述されている。 最近、成城石井の大久保社長の話を聞く機会があるが、 大久保社長は小売にとっては「とにかく挨拶の徹底」が 重要であること、ことある毎におっしゃっている。 伊勢丹についても同じであると、本書を読んで感じる。 トップブランドになった理由は、挨拶やクリンリネス等の 小売としての基本の徹底と、現場主義にあったと言えよう。 はっきり言えば、どの小売でも真似の出来る内容ではある。 ただ、それが実践出来ず、結果として企業業績の差になって 現れている理由は、店頭での実現度。 結局マネジメントレベルの差なのである。 とは言え、アイカードの考え方や、拡大路線における考え方等 他社とはことなった特長も見いだすことが出来、 これらの相乗効果が成功要因と感じた。 行って、ワクワクした気持ちになれる百貨店は正直減ったと思う。 個人的には、新宿の伊勢丹メンズ館は数少ないそうした気持ちに させてくれる店舗。 やはり、本来買い物は気持ちの良い、楽しいものであって欲しい。 こうした気持ちにさせてくれる百貨店が少ない。

Posted byブクログ

2009/12/18

『伊勢丹はなぜトップブランドになれたのか』(2006)溝上幸伸 まえがき ・百貨店の永遠の課題…景気に左右されない収益体質作り ・伊勢丹の長期的なビジョン…「ファッションの伊勢丹」で生き残っていく 1章 復活した伊勢丹のブランド戦略 ・伊勢丹紅潮の主な4つの要因  ①積極的な設備...

『伊勢丹はなぜトップブランドになれたのか』(2006)溝上幸伸 まえがき ・百貨店の永遠の課題…景気に左右されない収益体質作り ・伊勢丹の長期的なビジョン…「ファッションの伊勢丹」で生き残っていく 1章 復活した伊勢丹のブランド戦略 ・伊勢丹紅潮の主な4つの要因  ①積極的な設備投資による集客力の増加  ②婦人服、紳士服などファッション衣料に強みを増し、伊勢丹というブランド力が高まったこと…メンズ館  ③岩田屋、丸井今井など地方百貨店との提携を進め、また海外にも積極出店するなどグループ力を増したこと  ④自主編集売り場の拡大などセントラルコントロールの充実…ニューズスクエア、リスタイル、オンリーアイ ・伊勢丹のDNAp.74  ①お客様との関係…「お買い場」、伊勢丹のファンは売り場・従業員・会社そのもののファン  ②定評あるファッションMD  ③現場主義…「苦情や意見は神の声」、対面販売にこだわる  ④人材重視…バブル崩壊後の苦しいときも人員削減を行わなかった  ⑤拡大主義  ⑥危機意識 ・アイカード…会員が売り上げの55%を占めている ・金融サービスp.92 ・地下二階のBPQC ・伊勢丹の最大の特徴…伊勢丹販売員が伊勢丹のファンでもある ・伊勢丹DNAの重要な特質…挑戦する社風が強いこと

Posted byブクログ

2009/11/22

トップブランドまで上り詰めた伊勢丹のMDとサービスの実態をまとめた本です。 「お客様第一主義」を唱え、お客の立場に立った商品選びやサービス提供を徹底する伊勢丹イズムは、現在不祥事の続く企業に一つの警鐘を鳴らすものではないかと思います。 日本経済が回復するためには、伊勢丹のような原...

トップブランドまで上り詰めた伊勢丹のMDとサービスの実態をまとめた本です。 「お客様第一主義」を唱え、お客の立場に立った商品選びやサービス提供を徹底する伊勢丹イズムは、現在不祥事の続く企業に一つの警鐘を鳴らすものではないかと思います。 日本経済が回復するためには、伊勢丹のような原点回帰も必要なのかもしれないと感じさせられた本です。

Posted byブクログ