赤い帆船 の商品レビュー
十津川警部のデビュー…
十津川警部のデビュー作。このころは列車ではなく、海を舞台に名推理。
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十津川警部(補)初登場編。 今でこそトラベル・ミステリーの代名詞だが、 元々は海洋ミステリであったのだな。 アリバイの立て方と崩し方が秀逸だと思う。 こういうのをもっと書いてほしい。
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西村京太郎記念館に行ったとき、十津川警部補ファンの私は、十津川警部補が登場する一番初めのものを教えてもらった。 それが、この長編海洋ミステリーだった。 壁に何度もぶち当たりながらのしぶとい捜査をする十津川警部補が、西村京太郎そのもののように感じた。
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十津川警部のアリバイ物ですが、電車でなく海が舞台。それも東京、沖縄、グアム、タヒチなど太平洋を動き回るスケールの大きいアリバイ物になっています。 渋い印象のある十津川警部が本作では若く熱血な警部補なのが新鮮。 冒険譚のようなワクワクするヨットレースと陰鬱な連続殺人事件のギャップが...
十津川警部のアリバイ物ですが、電車でなく海が舞台。それも東京、沖縄、グアム、タヒチなど太平洋を動き回るスケールの大きいアリバイ物になっています。 渋い印象のある十津川警部が本作では若く熱血な警部補なのが新鮮。 冒険譚のようなワクワクするヨットレースと陰鬱な連続殺人事件のギャップがおもしろかったです。 日本初の無寄港世界一周を成し遂げた英雄が殺害されたところから物語は始まりますが、ヨットに懸ける人々が複雑な人間関係を見せており、知らない世界だけに興味深かったです。 狙いをつけた容疑者達は次々と消えていき、迷走する捜査、苦悩する十津川警部補、そして新たな視点からの再捜査と堅実で地道な捜査が見もの。 アリバイ物は早々と一人に的を絞ってしまうのが好きではありませんが、本作では容疑者を一人に絞るまでの紆余曲折が丁寧で、十津川警部補の執念が凄まじいです。 犯人のアリバイがまたスケールが大きい。 この犯人の計画はとんでもないですね。人も死にすぎですし。 仮説が悉く打ち破られながらも諦めない十津川警部の姿は素晴らしいです。 犯人が最後の方で言っている加害者の意識というのがおもしろいです。 これが読者をも惑わせてアリバイトリックを成立させています。 とても読み応えのある秀作でした。
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十津川警部補がふりまわされる。 半分まで進んでも、容疑者を追い詰められないでいる。 次々出て来る不在証明、 次々消えて行く容疑者。 太平洋を舞台にした壮大な殺人劇。 西村京太郎の本領発揮か。
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