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忍法忠臣蔵 の商品レビュー

3.6

21件のお客様レビュー

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赤穂浪士の討ち入りを…

赤穂浪士の討ち入りを阻止するために、上杉家の家老が女忍者を使って浪士たちを骨抜きにしようとする。主人公の伊賀忍者、無明綱太郎がいるのだが、彼はいざというときにしか出てこない。しかし恐ろしく強くて誰も敵わない。「忠義と女がきらい」が口癖の孤独な忍者で、山田風太郎の忍者の中でも一番好...

赤穂浪士の討ち入りを阻止するために、上杉家の家老が女忍者を使って浪士たちを骨抜きにしようとする。主人公の伊賀忍者、無明綱太郎がいるのだが、彼はいざというときにしか出てこない。しかし恐ろしく強くて誰も敵わない。「忠義と女がきらい」が口癖の孤独な忍者で、山田風太郎の忍者の中でも一番好きかもしれない。

文庫OFF

忠臣蔵そのものに関わ…

忠臣蔵そのものに関わってくるのかと思いきや、浅野も吉良も直接関わる訳ではない。赤穂浪士衆もなんだか情けない。お偉方の思惑に振りまわされているのが哀れというか、何と言うか。主人公の忍術を用いて戦う場面はあまりなく、むしろくノ一達が主役。

文庫OFF

2025/08/05

赤穂浪士の討ち入りの陰に、それを未然に防ごうとする勢力と応援する勢力があり、またその攻防に伊賀と加賀忍びが暗躍するといったお話。 加賀女忍が繰り出す性的な技はいかにも山田風太郎大先生の作品ですが、後書を読んで忍者を超人的な技を持つ存在として確立したのが大先生だと知って驚いた。 そ...

赤穂浪士の討ち入りの陰に、それを未然に防ごうとする勢力と応援する勢力があり、またその攻防に伊賀と加賀忍びが暗躍するといったお話。 加賀女忍が繰り出す性的な技はいかにも山田風太郎大先生の作品ですが、後書を読んで忍者を超人的な技を持つ存在として確立したのが大先生だと知って驚いた。 それまでは単なる諜報員に近い存在と認識されていたのでしょうか? だとすればものすごい偉業なのに、その割に知名度がそれほど高くないのは何故だろうか。

Posted byブクログ

2023/10/15

山田風太郎の忍法帖シリーズの2つ目。 甲賀忍法帖はバジリスクのアニメがあったので忍術やキャラクターがイメージしやすかったが、今回は自分の想像力が全くついていけなかった(笑) 女忍者の使う技が常人のアイデアを超越しすぎていてもはや訳がわからない。 これが山田風太郎の作品なのか…と...

山田風太郎の忍法帖シリーズの2つ目。 甲賀忍法帖はバジリスクのアニメがあったので忍術やキャラクターがイメージしやすかったが、今回は自分の想像力が全くついていけなかった(笑) 女忍者の使う技が常人のアイデアを超越しすぎていてもはや訳がわからない。 これが山田風太郎の作品なのか…と大いに納得した。 こんな作品が60年代に描かれていたとは。 当時の読者はどんなものを想像して読んだのだろうか。 男と交わると中身が入れ替わったり、男と交わると血管がくっついたりと、奇想天外な術のオンパレード。 歴史小説は読み慣れていなくて、中々読み進めるのが大変だったが、後半は人物名の漢字も読めるようになってきていた。 歴史小説は今後どんどん読んでいきたい。そうすればスラスラと読めるようになるのだろうか。

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2023/04/24

忠臣蔵って苦手です。 歴史ものは大好きなのですが、なぜか赤穂浪士だけは読まない、見ない、知らない、なのです。 しかし、山田風太郎の手にかかれば・・・ 期待を裏切らないおもしろさ、相変わらず「んな、あほなぁ」と忍術に突っ込みを入れながら、あっと言う間に読んでしまいます。おもしろい...

忠臣蔵って苦手です。 歴史ものは大好きなのですが、なぜか赤穂浪士だけは読まない、見ない、知らない、なのです。 しかし、山田風太郎の手にかかれば・・・ 期待を裏切らないおもしろさ、相変わらず「んな、あほなぁ」と忍術に突っ込みを入れながら、あっと言う間に読んでしまいます。おもしろい!

Posted byブクログ

2024/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

忠臣蔵の話は元々興味があったので、物語としても楽しめた。しかし、ストレートに忠臣蔵を描いているのではなく、主人公は、赤穂浪士の敵にあたる吉良側だ。主人公の綱太郎は、忠と女を憎む風太郎作品にしては変わった主人公だ。そんな彼は、忠を体現するかのような赤穂浪士たちを、敵陣営でありながら、将来の上杉家の安泰のため、守ることになる。複雑なストーリーだが、大石内蔵助サイドと上杉サイド両方の目線が楽しめる。 忠というのは善なのかそうでないのか。 忠のために捨てられ身を汚した女たちは、それでも敵討を望んだし、一方で忠のために生きようとした織江を綱太郎は許せなかった。 赤穂浪士たちの敵討ちは、彼らにとっては本望であるだろうが、それが必ずしも美談であるとは言えないのかもしれない。

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2017/08/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

忍法の発想がぶっとんでいる。特に歓喜天はすさまじい。私は忠臣蔵をよく知らないが、面白くよめた。 千坂兵部が女忍者をもって仇討ち防止と能登忍者が赤穂浪士を殺害するのを食い止めるのは、はじめから成功を信じていなかったのではないかと思われる。この役割だと女忍者が相手の忍者より相当強くないとできない。それなのに人数も少ない。結局綱太郎が一人で相手の忍者を倒している。 死んでいった大勢の忍者はひとえに綱憲の復讐心の元に死んでいった。これは忠義の元に死んでいったわけである。綱太郎が忠義も女も嫌いと語って終わる。虚しい終わり方だった。

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2017/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ネタバレ 「週刊漫画サンデー」連載。忠臣蔵が物語の基軸になるエロティック伝奇時代小説。作品の構図は、エロティック忍術を使うくの一軍団が、赤穂浪人を狙う上杉綱憲配下の忍者軍団と戦う一方、浪士らをその忍術で性的に籠絡するというもの。高田軍兵衛ら脱盟者を物語の核とする点は、面白い目の付け所。が、物語の対立構図が米沢藩の内部抗争劇で、忠臣蔵としては判りにくい。ただ、忠臣蔵でありながら、忠義と女が嫌いという主人公(理由も納得できるもの)を配し、浪士への冷ややかな目線と忠義への皮肉を伏流させたのは戦中派の著者らしい。 上野介は登場せず、松の廊下刃傷事件も情報伝達されるだけ。という意味で忠臣蔵を斜めから見た作品であり、普通の忠臣蔵では飽き足らない人向けかも知れない。1998年刊行(初出1961年)。

Posted byブクログ

2016/10/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前作(甲賀忍法帖)に比べると、スピード感が若干弱いか? 忠臣蔵をベースに、能登忍者と能登くのいちの対決を描くが、主人公の無明綱太郎が別格過ぎて、なんというかもったいない。 そして、切ない。

Posted byブクログ

2015/09/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

亡き主君の無念を晴らす仇討物で日本人が大好きな忠臣蔵。その忠臣蔵に材をとり、大石内蔵助率いる赤穂浪士、彼らの命を狙う吉良の刺客、そして色仕掛けで仇討を放棄させようとする女忍者たちの三つ巴の闘いを描きます。忠臣蔵というタイトルですが、見どころは討ち入りではなく、浪士をめぐって争われる忍者同士の奇怪な忍法合戦です。 女忍者の罠にかかり仇討の盟約から一人また一人と離脱していきますが、"忠"にも”義”にも無縁の僕からすると、脱落した者たちのほうに同情してしまいました。忠臣蔵というと赤穂浪士たちがやたらと称揚されますが、家族までを巻き込み不幸にしてしまう武士の道徳に、著者は疑義を呈しているよう。 史実についてはよく知りませんが、仇討を期待する世間が公儀を動かし、浪士たちの不穏な動きを見て見ぬふりした、ということもあったのでしょうか。そこまで読んでいたとすると、やはり大石内蔵助はただものではないですね。

Posted byブクログ