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13 の商品レビュー

3.6

9件のお客様レビュー

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2021/07/06

第1部 13 第2部 すべての網膜の終わり 1部だけなら★4。ザイールの奥地での狩猟民族との生活、ウライネとの兄弟のような友情、そういった現実離れした世界観と響一の特殊な色の世界が織りなす美しさに魅了された。 後日談的な第2部の映画製作の展開には違う物語かと思ってしまった。物語の...

第1部 13 第2部 すべての網膜の終わり 1部だけなら★4。ザイールの奥地での狩猟民族との生活、ウライネとの兄弟のような友情、そういった現実離れした世界観と響一の特殊な色の世界が織りなす美しさに魅了された。 後日談的な第2部の映画製作の展開には違う物語かと思ってしまった。物語の中の挿話「少年と犬」が良かった。

Posted byブクログ

2017/05/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あぁ、残念。自分の読書力の限界を感じてしまった。 作者が読み手に与えたい「色覚の幻想」だの「絶対の音楽」だの「未開の地の圧倒的美学」だの、そういうのが文字以上の何かとして伝わってこない。 「もの凄い」はもの凄いとしかとらえられず、「色の氾濫」も言葉の意味以上にイメージできない。作者の文章はそれを伝えようとしゃかりきに力んでいるのに、俺の脳みそには広辞苑で言葉の意味を引いた時以上のものが展開されない。 ストーリーだのキャラクターだのを味わうのが本分ではなく、イメージで感じる系の小説だと分かっただけに、自分の感性の低さが非常に残念であった。

Posted byブクログ

2013/03/09

日本とコンゴとハリウッドに現れる神と天使のお話し。古川日出男なので幸せの神様ではないですけど。五つ星でもいいかも。

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2012/12/02

どこかで読んだ文章だと思ったら… この方の作品は1作品既読でありました。 それもこれと同様の重厚な作品。 13という数字が起こす物語。 一人の少年の物語と ある使命を受け、それゆえに精神を蝕み 別の人格を作り出してしまう少女の物語。 少年は内向的だったけれども ある出会いによ...

どこかで読んだ文章だと思ったら… この方の作品は1作品既読でありました。 それもこれと同様の重厚な作品。 13という数字が起こす物語。 一人の少年の物語と ある使命を受け、それゆえに精神を蝕み 別の人格を作り出してしまう少女の物語。 少年は内向的だったけれども ある出会いにより変わっていきます。 だけれども… これは映像がないのが残念に思えてくる 作品です。 響一の色彩、本当に見てみたかったですし。

Posted byブクログ

2009/10/04

今のとこ 古川の最高傑作はコレではないかと。 相変わらずというか、 なんというか、ワケわからんですけどもw。

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2009/10/07

今や文学界をリードしていると言ってもよい 著者のデビュー作。この頃はまだミステリー畑の 需要が多かったのではないでしょうか? 内容はトンでもない超大作。メチャ面白い。 後半の展開と前半の内容のバランスの差が 個人的には気になってしまいますが、間違いなく 名作。 こういった初期...

今や文学界をリードしていると言ってもよい 著者のデビュー作。この頃はまだミステリー畑の 需要が多かったのではないでしょうか? 内容はトンでもない超大作。メチャ面白い。 後半の展開と前半の内容のバランスの差が 個人的には気になってしまいますが、間違いなく 名作。 こういった初期の頃のようにストーリーで 楽しませてくれて、さらに彼独特の文体で グイグイと攻められるような作品が好きです。

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2009/10/04

デビュー作。前半と後半で文章の慣れ方がぜんぜん違っていて、才能のある人なんやなぁと思った。「圧倒的なディティール」って煽りはどうやろ…とは思うけれど、言いたいことはものすごくわかって、これが陳腐な小説にならないのはたしかにそれがあるから。  あらすじだけ書き出してもつまらないし...

デビュー作。前半と後半で文章の慣れ方がぜんぜん違っていて、才能のある人なんやなぁと思った。「圧倒的なディティール」って煽りはどうやろ…とは思うけれど、言いたいことはものすごくわかって、これが陳腐な小説にならないのはたしかにそれがあるから。  あらすじだけ書き出してもつまらないし、そもそもこれは「要約できないから仕方なく小説になった」みたいな話なので、愉しむためには読むしかない。  おもしろいけど、合わないところはかなり退屈かも。あと、例によって二部の森のくだりはちょっと不服。もうちょっと丁寧にやってあげればいいんに。

Posted byブクログ

2010/05/04

アラビアの夜の種族ではファンタジー色が強かったけど、現代でも同じように運命に翻弄される人の運命の交差する瞬間を描かせればこの人ですね

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2009/10/04

記念すべき処女作。 一作目には作家のすべてが宿ると言いますが、そうかもね。 密林の猿。少年。色彩。少年。狩猟。森。少女。聖母。 みたいな? いやディテールではなくて世界の把握の仕方ですが。 時間はかかったけど面白かった。 しかし、数年前ならこの人の面白さはわからなかったでしょうね...

記念すべき処女作。 一作目には作家のすべてが宿ると言いますが、そうかもね。 密林の猿。少年。色彩。少年。狩猟。森。少女。聖母。 みたいな? いやディテールではなくて世界の把握の仕方ですが。 時間はかかったけど面白かった。 しかし、数年前ならこの人の面白さはわからなかったでしょうねえ・・・。

Posted byブクログ