年報・戦略研究(第3号(2005)) の商品レビュー
日本におけるインテリジェンス研究はまだ何も進んでいない。安全保障や国際関係のテキストにも、インテリジェンスに章を割いているものはない。そもそもインテリジェンス研究の理論、もしくは方法論すら確率されていない。 国際政治分野において冷戦期に行われてきた大国間国際政治研究は核の脅威の...
日本におけるインテリジェンス研究はまだ何も進んでいない。安全保障や国際関係のテキストにも、インテリジェンスに章を割いているものはない。そもそもインテリジェンス研究の理論、もしくは方法論すら確率されていない。 国際政治分野において冷戦期に行われてきた大国間国際政治研究は核の脅威の下で核抑止理論に半ば乗っ取られていたともいえる。核によって想定される戦争遂行が決まりきった専門的手続きの積み重ねと化し、核を使わない小規模戦争が観念しにくいゆえに、いかに戦争を政治がコントロールするかという問題は二次的な問題とされてきた。
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