DNA(上) の商品レビュー
ジェームス・D・ワトソンら「DNA(上)」読了。2003年DNA二重らせん構造の解明から50周年を記念し企画されたワトソン執筆のDNAにまつわる総説。映画好きのワトソンならではのストーリー展開は堅苦しくなく読みやすく感じた。上巻では特に第6章シリアル箱の嵐が良かった。
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二重らせんを発見した科学者のひとり。遺伝子にまつわる興味深い話。「生まれ」と「育ち」のどちらの方が影響が大きいか。遺伝子の影響が大きいことが分かってきた。
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あのDNAが二重らせんであることを発見したワトソンが書いた本だ。本人が直接その発見物語を語っている。新書とはいえ上下巻で600ページを超える。読んでいるうちに最初のほうは忘れてしまった。後半では最近の遺伝子技術について語られている。遺伝子組み換え食品はどうも気持ち悪い? でも、過...
あのDNAが二重らせんであることを発見したワトソンが書いた本だ。本人が直接その発見物語を語っている。新書とはいえ上下巻で600ページを超える。読んでいるうちに最初のほうは忘れてしまった。後半では最近の遺伝子技術について語られている。遺伝子組み換え食品はどうも気持ち悪い? でも、過去ずっと人為的に品種改良はされてきた。それは気にならない? 出生前診断はどうしよう。障害が見つかったときその胎児をどうすればよいか? 遺伝子治療をしてでも長生きをしたいか? などなど、たくさんの問題が突きつけられている。ワトソン自身は使える技術はどんどん使っていくべきだという考えを持っているようで、それを読んでいると、そういうものかなあと思ってしまう。でもたぶん、ほかの意見の人の本を読めば、またそれに影響されると思う。いつどこでこれらの問題に直面するやも知れない。いや、今でも日々直面している。自分の頭でしっかり考えて行動できるよう、日ごろからしっかり考えておきたいものだ。
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分子生物学者ジェームス・ワトソンがDNA研究の歴史を駆け抜ける。 内容は、著者らによるDNAの構造解明、それ以前の古典的遺伝学、優生学、近年のバイオ産業の特許戦争、そしてヒトゲノムプロジェクト等。 ワトソンもこの頃には歳をとって丸くなったらしく、『二重らせん』よりもだいぶ落ち着い...
分子生物学者ジェームス・ワトソンがDNA研究の歴史を駆け抜ける。 内容は、著者らによるDNAの構造解明、それ以前の古典的遺伝学、優生学、近年のバイオ産業の特許戦争、そしてヒトゲノムプロジェクト等。 ワトソンもこの頃には歳をとって丸くなったらしく、『二重らせん』よりもだいぶ落ち着いた文体になっている。
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ワトソン自身が語る分子生物学の歴史物語。 分子生物学について書かれたものは多いが、より新しい知見について詳しく書かれているものは意外と少ないと思うので本書、特に(下)はきちょうであると思う。 全体的にも本格的な内容で一定の水準を超えるものである事は確かだ。
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序章 生命の神秘 第1章 遺伝学の始まり 第2章 二重らせん 第3章 暗号の解読 第4章 神を演じる 第5章 DNAと金と薬 第6章 シリアル箱の中の嵐 第7章 ヒトゲノム
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[ 内容 ] 遺伝学の歴史から、クリック、ウィルキンスとの出会い、二重らせん発見のドラマ、遺伝子組み換え農業、ヒトゲノム計画の舞台裏までを分子生物学の第一人者が赤裸々に語る。 [ 目次 ] 序章 生命の神秘 第1章 遺伝学の始まり-メンデルからヒトラーまで 第2章 二重らせん-...
[ 内容 ] 遺伝学の歴史から、クリック、ウィルキンスとの出会い、二重らせん発見のドラマ、遺伝子組み換え農業、ヒトゲノム計画の舞台裏までを分子生物学の第一人者が赤裸々に語る。 [ 目次 ] 序章 生命の神秘 第1章 遺伝学の始まり-メンデルからヒトラーまで 第2章 二重らせん-これが生命だ 第3章 暗号の解読-DNAから生命へ 第4章 神を演じる-カスタマイズされるDNA分子 第5章 DNAと金と薬-バイオテクノロジーの誕生 第6章 シリアル箱の中の嵐-遺伝子組み換え農業 第7章 ヒトゲノム-生命のシナリオ [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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ジェームズ・D・ワトソンの著書ということで、DNAのしくみとか、はたらきとかもうちょっと、ヴィジュアル的に詳しく書かれているのかと思って読んでみたのですが、どちらかというとDNA研究の歴史や、様々な分野への応用といった内容のほうが充実していたような印象で、ちょっと期待外れ。 それ...
ジェームズ・D・ワトソンの著書ということで、DNAのしくみとか、はたらきとかもうちょっと、ヴィジュアル的に詳しく書かれているのかと思って読んでみたのですが、どちらかというとDNA研究の歴史や、様々な分野への応用といった内容のほうが充実していたような印象で、ちょっと期待外れ。 それでも、結構な分量のわりには、おもしろく読むことが出来ました。 DNA鑑定とか、テレビでよく話題にはなるものの、いったい何を調べているのか、遺伝子組み換えってどういうことなのか、マスコミの流す怪しげな豆知識で解ったような気になって安心する前に、今はこういういい本がたくさん出ているので自分で調べて、考えることも必要だなぁと感じた一冊。
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DNAに関する知識のみならず、「研究」ということについてよく理解できる本。 研究において考えられた方法のなかで、なぜその方法が優れていたのか、なぜ他の方法はダメだった(不備があった)のかということが表現されている。 また、研究者が、その分野の研究を始めるに至った経緯(物理学をや...
DNAに関する知識のみならず、「研究」ということについてよく理解できる本。 研究において考えられた方法のなかで、なぜその方法が優れていたのか、なぜ他の方法はダメだった(不備があった)のかということが表現されている。 また、研究者が、その分野の研究を始めるに至った経緯(物理学をやっていた人が、「生命とは何か」を読んで生物学に移ったというように)が示されている点もとてもよかった。
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ワトソンとクリックのワトソンが書いた本。 以前よりDNAのことがわかった。遺伝子工学がビジネスの対象となっていく経緯が研究者側から書いてあったのが面白かった。下巻も読もう。
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