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21世紀の地域劇場 の商品レビュー

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2015/04/17
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※このレビューにはネタバレを含みます

「劇場」が誕生したころの話から、劇場建築の在り方、演劇と劇場の関係性など、 さまざまな視点から書かれています。 私はこの本を読んで、劇場建築にも興味がもてました。 劇場の構造によって、こんなにも使われ方や、できることが違うのかと思うと、 もっと知りたくなってきます。 この本で中で、リヒャエル・ワーグナーが作った「バイロイト祝祭劇場」が紹介されていました。 私は、この劇場に見学に行ったことがあるのですが、今から136年も前に建設されたものとは思えないほど 近代的な構造でした。 この劇場が近代的といわれるのは、それまでの多層型のバルコニー席や、 馬蹄形の客席形状を廃し、同心円上の扇形とし、観客の鑑賞条件を均等化したこと等が挙げられています。 そして、観客を舞台に集中させるためにオーケストラ・ピットを舞台下に設けた構造をしています。 この構造を知ったとき、観客の目線で、「集中するためにはどのような劇場がいいのか」と考えられているなぁと感じました。 この「バイロイト祝祭劇場」は、現在でも毎年夏にはフェスティバルが開催され、 ワーグナー作品が新しい演出にて上演されています。 私も人生で一度はバイロイト音楽祭の時期に「バイロイト祝祭劇場」に行きたいと、 この本を読みながら思いました。 日本の劇場・ホールの近代化と地域舞台芸術を支える社会システムや、 公共文化施設の機能についても勉強できる一冊です。 早川(NPO法人FPAP)

Posted byブクログ