風の挽歌 の商品レビュー
キタイに連れ攫われた…
キタイに連れ攫われたシルヴィアとマリウス。その2人を助け出し、ノスフェラスを越えて、中原に帰り着いた一行。ケイロニアの英雄・グインが遂に激動の中原へと参戦する。
文庫OFF
「煙とパイプ亭」を訪…
「煙とパイプ亭」を訪れ、主人のゴダロに、かつてセム族の襲撃を受けたスタフォロス城で、ある勇士から託された伝言を伝えるのだった―グインの帰還により、激動の中原情勢に新たな展開が。
文庫OFF
シルヴィアを救出した…
シルヴィアを救出したグインたちは、キタイからノスフェラスを越え、無事トーラスにたどり着いた。マリウスは、愛妻のタヴィアが帰りを待ちわびる「煙とパイプ亭」に戻り、娘のマリニアを初めてその腕に抱く。
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シルヴィアを救出したグインたちはノスフェラスを越え、無事にトーラスへ辿り着いた。〈煙とパイプ亭〉に戻ったマリウスと、トーラスのオロからの伝言を伝える為に訪れたグイン。出迎えのトール率いる軍勢とマリウス、タヴィアと共にケイロニアへ向かうグイン。 1巻でしたオロとの約束をついに果たしたグイン。良かった。ただシルヴィアは相変わらずだし、マリウスやタヴィアも割りと不安定だから色々心配な感じ。
Posted by
グイン本編復帰。いやあ長かったですね。これにて物語もひとくぎり。何と1巻で語られたきりになっていたエピソードがやっと実を結ぶなどというおまけつき。ううむ、そして場所的にはノスフェラスにほど近い、あのグインが出現したルードの森へと帰ってきたわけです。しかしながら、1巻から物語内部の...
グイン本編復帰。いやあ長かったですね。これにて物語もひとくぎり。何と1巻で語られたきりになっていたエピソードがやっと実を結ぶなどというおまけつき。ううむ、そして場所的にはノスフェラスにほど近い、あのグインが出現したルードの森へと帰ってきたわけです。しかしながら、1巻から物語内部の時間を数えてみるならば、そんなに長きを経ているわけでもありません。何と短期間に<ケイロニアの豹頭王>、<パロ王レムス>、<ゴーラの僭王イシュトヴァーン>が揃ったものでしょう。これから先はついにクリスタル公叛乱?それともグイン戴冠?いずれにせよ、目が離せません。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この巻はすごい。1巻にでてくるグインと一緒に戦った戦士、その会話にでてくる居酒屋を訪れ、この戦士の遺言をはたす。壮大な伏線回収。鳥肌ものです。
Posted by
とうとうグインが中原に!外伝でさんざん読んでいましたが、現世にグインがいると安心感がちがいます。しかもパイプと煙亭にグインが!オロの伝言を伝える所はこの本屈指の伏線回収でしょう。未回収だらけの本ですから(泣)
Posted by
グインサーガに戻ってきた。 マリウスが長いたびからトーラスに戻ってきた。グインと一緒に。 この巻では、これまでの戦や陰謀の殺伐とした雰囲気から一気に開放され、なんと1巻でグインが現れた時の回想を交えながら、主人公たちが一挙に集まってきた感じである。 いよいよ大団円に向けて広がって...
グインサーガに戻ってきた。 マリウスが長いたびからトーラスに戻ってきた。グインと一緒に。 この巻では、これまでの戦や陰謀の殺伐とした雰囲気から一気に開放され、なんと1巻でグインが現れた時の回想を交えながら、主人公たちが一挙に集まってきた感じである。 いよいよ大団円に向けて広がっていた話がジワジワと一つの方向に終息していくようである。(作者本人が数巻前から言っていたので間違いないと思うが) トーラスのオロの昔話の回想を自分も思い出している。 18の時だったろうか?初めてグインを読んだのは。 あれから四半世紀以上。あ~そんなことがあったよな。 意外と覚えているもんです。 グインの回想が自分の回顧に重なる・・・。 ますます楽しみになってきた。
Posted by
もちろん全冊持っているが、100回以上操作してられないのでこれだけ登録しとく。どれか1冊だけ登録しようと思ったらどれがイイかな、と思って浮かんだ巻。まったく、ゴダロはいい味だすキャラクターだったな。
Posted by
この作品の深みは、全100巻という構成のボリュームと、その大きさを持て余すことのない作者の技量によっているのだと、よく思う。 メインのストーリーが面白くなければ作品が面白くないのは勿論なのだけれども、本当に作品の質を左右するのは、細かいディテールの部分だ。そういった部分が丁寧に...
この作品の深みは、全100巻という構成のボリュームと、その大きさを持て余すことのない作者の技量によっているのだと、よく思う。 メインのストーリーが面白くなければ作品が面白くないのは勿論なのだけれども、本当に作品の質を左右するのは、細かいディテールの部分だ。そういった部分が丁寧に作られている作品こそが本当に奥深く、名作といわれる作品になるのだろうと思う。 「グインサーガ」のストーリーの中心にいるのは、数名の主人公達だけれども、作品の中ではしばしばそれ以外の、平凡な生活を営む市民や、宮廷の侍女、一介の傭兵がクローズアップされたりする。そういった、大長編の作品でなければ表わしきれないような機微を含んでいるところが、この作品の面白さなのだろう。 ゴダロはそのなつかしい和弦のひびきに耳をかたむけながら云った。 「だから、お前の歌をきくのはこれがさいごになる。お名残は惜しいが、何回きいたとこで、さいごにゃさいごになるもんだ。未練はあるが、それはそれで正しいこったよ。ばばあは女子供だからぎゃあぎゃあ泣きわめきやがる。わしは男だからな。わしは、生涯、何のまがったこともしてこなかったよ。わしは正しく生きてきた。酒に水を足してうすめてごまかしたりもしなかったし、ばばあの肉まんじゅうに、羊肉だけじゃなく、こっそりねずみの肉をまぜこんだりもしなかった。俺たちはいつでも実直に、ばか正直にやってきた。それでばかだと笑われながらもな。息子たちにも、国をうやまい、神様をあがめ、ひとに親切に、そして毎日のしごとに精を出すようにと教えた。うそをつかぬこと、誰の前にもはじぬ人間であること、金や財産や地位でひとを見ないこと、そして、息子たちは三人とも、わしにとっては最高の男に育ってくれたよ。だから、わしは幸せだよ。わしは本当に勿体ないほど幸せだったよ。死ぬそのときまで、わしほどの幸せ者はほかにあるかと思いながら目をつむるだろうな・・そのときに、お前の歌声を思い出しながら目をつむりたいと思うよ。お前の歌ほど、幸せをたくさん思い出させてくれるものはねえからな。」(p.213)
Posted by
- 1
