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風来忍法帖 の商品レビュー

4.7

20件のお客様レビュー

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秀吉の時代に小田原で…

秀吉の時代に小田原で暗躍する7人の香具師が風魔小太郎のもとで忍者修行をする。彼らに与えられた任務は「秀吉の千成瓢箪を盗む」こと。山田風太郎の真骨頂。忍術に伝奇的要素を絡ませたストーリーは面白いこと間違いなし。7人が「七人の侍」のようで泣けてくる。おススメの傑作長編。

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全編に流れる明るさと…

全編に流れる明るさとラストの余韻がたまらない。「忍法八犬伝」と通じる、ダメな男たちが一人の女性のために命を賭けて戦う様。

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2024/10/18
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※このレビューにはネタバレを含みます

泣いた…久しぶりの忍法帖。おもしろかった!! 女性をモノにし売り歩く…下衆野郎なのに、なぜだか憎めない7人の香具師たちの物語。彼らはひょんなことから、北条方の麻也姫を守ることとなる。 姫を男たちが守る、というストーリーは、【忍法八犬伝】に似ているが、香具師たちの、姫に対する復讐心から恋慕うに至る心の動きが新鮮だ。 忍法帖の中でも、分かりやすい恋愛ものでありながら、登場人物たち全員にその認識はない。 悪源太も、最後まで自分の想いを認めず死んでゆく。彼らのそんな未熟さが、彼らにとって姫との出会いがいかに人生における光であったかを物語る。 ラスト、悪源太が仲間たちの元へ戻るのも泣ける。そして麻也姫がみた陽気な7人の幻が、物語を悲しくも明るく締めてくれる。

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2024/02/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これは面白かった。 忍法帖のなかでも一番いい! 7人の香具師たち、人間としては最低だけどたくましい生き方。忍者じゃない(スーパーマンじゃない)ところもまたいいです。ま、人間離れした特技は持ってますが。 舞台となっている忍城、「のぼうの城」と同じ石田三成が攻めて、北条滅亡時に唯一負けなかった城。 麻也姫のちょっと天然なところもよかった。 そして悪源太のラストシーンはちょっと涙しちゃいました。

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2020/12/29

関白秀吉の時代に小田原で暗躍する7人の香具師が風魔小太郎のもとで忍法修行を受ける。彼らに与えられた任務は「秀吉の千成瓢箪を盗む」こと。7人はこの難題に挑む。忍術に伝奇的要素を絡ませた奇抜なストーリーは面白いこと間違いなし!山田風太郎の真骨頂、文句なしの傑作長編。

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2018/11/27
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再読。 個性の強いキャラクター群。 途中まではいつもと違う陽の雰囲気でこのままいくか?と思ってしまうほど忍術合戦までが長い。 超人的な忍術に対して知恵とハッタリで戦うのかと期待したんだがなぁ。 題材が忍城戦というとこはものすごく楽めた。 「のぼうの城」が当然読み返したくなった。

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2017/09/22

極悪非道な香具師たちの心境の変化と、非戦闘員である彼らが強大な敵(風摩忍者)に立ち向かう絶望感と、誰もが魅了されずにはいられない麻也姫が、本作の魅力。 そこそこボリュームがありながらも、香具師たちの陽気な騒々しさが全篇にみなぎり、停滞や失速なく一気に読ませる疾走感がすごい。 後半...

極悪非道な香具師たちの心境の変化と、非戦闘員である彼らが強大な敵(風摩忍者)に立ち向かう絶望感と、誰もが魅了されずにはいられない麻也姫が、本作の魅力。 そこそこボリュームがありながらも、香具師たちの陽気な騒々しさが全篇にみなぎり、停滞や失速なく一気に読ませる疾走感がすごい。 後半は思わず涙ぐんでしまうこともしばしば。 間違いなく忍法帖シリーズベスト5に入る傑作だと思う。

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2022/06/01

忍法帖も11まで来た。ずいぶん厚い。上下巻にわかれてもいいのではないか、という厚さ。一日で読めなかった。 今回の登場キャラクターは、7人の香具師、7人の女忍者、3人の魔人(強い忍者)。例によって多対多の戦い、と言いたいところだけれど趣がずいぶん違う。香具師のなかでもキャラの描写...

忍法帖も11まで来た。ずいぶん厚い。上下巻にわかれてもいいのではないか、という厚さ。一日で読めなかった。 今回の登場キャラクターは、7人の香具師、7人の女忍者、3人の魔人(強い忍者)。例によって多対多の戦い、と言いたいところだけれど趣がずいぶん違う。香具師のなかでもキャラの描写具合にずいぶん差があるし、女忍者などはもう誰が誰やら。 圧倒的にキャラ立ちしているのは、アイドル麻也姫である。言ってみれば天然、であるが、故にまわりをブンブン振り回し、いろんな人の運命が彼女を軸にかわっていく。げに恐ろしきは天然女である。 「胡乱」「凄艶」といった、普段使わない言葉が頻発する。胴切りになって死ぬ人は、果たして何人いただろう。香具師の、人を人とも思わないような導入部分からしばらくは、ずいぶん非道い話なのであるが、終わってみればなんと爽やかであることか。これを読んで香具師になりたいと思った人は多いはず。ぼ、僕は違うんだからね!

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2013/09/25
  • ネタバレ

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やってることは最低だけど剽軽でどこか憎めない七人の香具師たち。 そんな彼等を追いかける七人のくノ一。 自由気ままな彼等に感情移入しちゃった分だけ、後半に一人また一人と減っていくのが寂しくてやりきれなかった。 それでも大好きな姫君や悪源太のためにみんな命を張って見せ場を作って、明るく悲しくそして痛快な物語だった。

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2013/01/24

山田風太郎 著 「風来忍法帖」を読みました。  豊臣の大軍勢に対し、わずか数百人の手勢を率い、北条方の小城・忍城を守る美貌の麻也姫。その麻也姫を守って、敵の忍者と命を賭けて戦う7人の香具師(やし)たち。  この7人の香具師たちは、一癖も二癖もある一筋縄ではいかない荒くれど...

山田風太郎 著 「風来忍法帖」を読みました。  豊臣の大軍勢に対し、わずか数百人の手勢を率い、北条方の小城・忍城を守る美貌の麻也姫。その麻也姫を守って、敵の忍者と命を賭けて戦う7人の香具師(やし)たち。  この7人の香具師たちは、一癖も二癖もある一筋縄ではいかない荒くれどもで、はじめは麻也姫を襲うおうと姫に近づくのに、いつの間にか、命を賭けて姫を守るはめになってしまいます。  ここら辺の展開がなんともうまく、さすが山田風太郎ここにありといった感じです。  姫を守るため、敵の無敵の忍者にも、悪知恵を使いながら、命を落としてまで、立ち向かっていく様は、男の生き方として、憧れを感じてしまうほどです。  特に、ラストのシーンは、あまりにせつなく、人を思う心の清らかさに胸が打たれます。  やっぱり、風太郎忍法帖はやめまれません。

Posted byブクログ