C++の設計と進化 の商品レビュー
図書館で借りた。 「C++」は、プログラミング言語Cに、オブジェクト指向的な要素を追加されたCの進化版言語だ。 そのC++がどのように造られたかの歴史的資料であり、言語仕様でもあるのが本書。 私は歴史的経緯に対してはそんなに興味を持てなかったので、C++の言語仕様や、なぜそういう...
図書館で借りた。 「C++」は、プログラミング言語Cに、オブジェクト指向的な要素を追加されたCの進化版言語だ。 そのC++がどのように造られたかの歴史的資料であり、言語仕様でもあるのが本書。 私は歴史的経緯に対してはそんなに興味を持てなかったので、C++の言語仕様や、なぜそういうつくりになっているのかの背景が知れたら面白そうと思って借りた。 私は仕事でもC++はあまり使わないので、あまり馴染みはないし、必要性も高くはない。それでも、本書は価値のある1冊だと思った。
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C++のネイティブスピーカー(上級プログラマー)で且つ、C++の仕様の複雑性に疑問を持っている人にお勧め。このレベルの人が読めば、間違いなく、C ++のレベルが上がります。が、素人を寄せ付けぬ厳しい障壁がありますので、読む際には心してください。
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C++というプログラミング言語がどのように産まれ、今も進化しているかを、言語設計者が書いた本。 昔の言語をいろいろ知ってるともっと楽しめるのかもしれないけど、C言語をベースにしたがための苦悩というかぼやきを読んでいるだけでも十分面白い。 そして、言語を使いこなすには、その仕様を「...
C++というプログラミング言語がどのように産まれ、今も進化しているかを、言語設計者が書いた本。 昔の言語をいろいろ知ってるともっと楽しめるのかもしれないけど、C言語をベースにしたがための苦悩というかぼやきを読んでいるだけでも十分面白い。 そして、言語を使いこなすには、その仕様を「正しく」理解することが必要で、なぜこの文法ができたのか、という歴史的背景を知れば(理解できれば)、なんちゃってC++プログラマ脱出の階段を踏み出す一歩になると思う。
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自分が購入した時には、すでに新品はない状況でした。素晴らしい本です。 言語の生みの親として、当然C++に対する深い理解を垣間見せてくれる箇所もあれば、C++が標準となるために苦労した話などダイナミックレンジの広いトピックです。 また和書発刊に寄せての冒頭の言葉で、確か標準化に...
自分が購入した時には、すでに新品はない状況でした。素晴らしい本です。 言語の生みの親として、当然C++に対する深い理解を垣間見せてくれる箇所もあれば、C++が標準となるために苦労した話などダイナミックレンジの広いトピックです。 また和書発刊に寄せての冒頭の言葉で、確か標準化に対する自身の考えも述べていて非常に興味深かったです。
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ブログラマとしては言語設計の奥深さを学べ、非常に楽しめた。実用的ではないのでプログラミングが好きでない人や、テクニック・知識強化などを期待して読むとキツいと思う。とにかく内容が難しいので。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ACMに Evolving a language in and for the real world: C++ 1991-2006, というBjarne Stroustrupの論文がある。 また、WEBにも関連する文章を掲載している。 本書は、書籍としてまとまっているという点において、購入する価値がある。 Anotated C++ Reference Manualには書かれていない情報の掲載もある。 「9.4 C++をより強力にするためには、何をすべきか?」 は注目すべきだが、結論は書かれていない。 個人的には、クラスは振る舞いから決めるべきだと思っている。 光子が波動によって定義できるように。
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Stroustrup氏のC++に対する熱い思いというか,色々と吟味した上で言語を作っているんだな,という何というか信念が伝わってくる感じ.どうして言語の仕様がそうなっているのか,などを理解する上でも役に立つと思う.C++を使うなら一度は読んでいて損は無いと思う.
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Bjarne Stroustrup氏がC++を設計するときの経緯が書かれた本。 とても複雑な文法で、直感に反しているようなものも多々あるかと思いますが、それぞれ理由があってこうなっている、という事が分かります。 たとえば、後置インクリメントのオーバーロードに必要なダミーのintに...
Bjarne Stroustrup氏がC++を設計するときの経緯が書かれた本。 とても複雑な文法で、直感に反しているようなものも多々あるかと思いますが、それぞれ理由があってこうなっている、という事が分かります。 たとえば、後置インクリメントのオーバーロードに必要なダミーのintに対しての説明。これはいくつもの案から選ばれた、最もマシなものという経緯を知らないと、なんて気持ち悪いと思われても仕方のないものかと。普通の文法書ではおそらく分かりません。 言語を設計する/仕様案を調整するときの姿勢に筋が通っていて、読んでいて気持ちが良いです。 # 逆に言うと、その一貫する姿勢に共感できないなら、C++が決して好きにはなれないという事でも... 読むのにはC++の中級者以上のスキルが必要でしょうが、C++の実力を更に上げたい人、またプログラミング言語を作るための道具でなく言語そのものとして興味を持つ人には、とてもお勧めの本です。
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