幼児期には2度チャンスがある の商品レビュー
終章の大森さんとそのお子さんのPちゃんとのやりとりが素敵だった。小学5年生の語る「本質的なもの」に、私自身が気付かされ、また、そのPちゃんを大きく温かく見守る(寝顔を見る)大森さんに、私自身も見守ってもらっているかのような温かさを貰った。
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p.42 現段階の日本の自由保育の大部分は、「自由に始めた」ことが、充実感や完結した喜びで終われるようなシステムとしての工夫がまだ不十分 p125 子どもは「自由に選んだ」ときだけ「繰り返す」 p126 自由に選ぶ→繰り返す→集中する→充実感や達成感をもって終わる この四つの...
p.42 現段階の日本の自由保育の大部分は、「自由に始めた」ことが、充実感や完結した喜びで終われるようなシステムとしての工夫がまだ不十分 p125 子どもは「自由に選んだ」ときだけ「繰り返す」 p126 自由に選ぶ→繰り返す→集中する→充実感や達成感をもって終わる この四つのステップを踏みしめたときに子どもは内面から変わり、善さを現し、自立していきます。モンテッソーリは、これを「活動の周期」と呼びます。 p172.173 「子どもは自由にのびのびと楽しく遊ぶのがいちばん。箸の持ち方なんて必要を感じたらできるようになるのだから、幼児期は楽しく食べることが先決だ」という人もいます。 このような考え方は、次の3点を知らない人の見解です。 ?随意筋運動を調整する時期にいる子どもは、動き方を学びたがっているという事実。 ?その学びたい願望に応える教え方があって、自分にわかるように教えてもらうときの子どもは真剣そのもの。そして、それを獲得するためには、どんなにうまくいかなくても投げださないで、一生懸命に努力するという事実。 ?できたときは深い喜びを表し、それが自信になり、人格的にも成長するという事実。 p206 ?興味をもっているもの、好んでする活動を見てやる。 ?それを教具化し、「お仕事」として取り入れる ?それを通して、日常生活を幅広いものへと変えていく
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子どもにお箸の持ちかたなどを教えるときは、言葉ではなく、黙って静かにゆっくり身振りで伝えるようにと書いてあります。 「子どもはやる気がなかったりやりたくないのではなく、やり方がわからないだけ。」この考え方を知っていれば、安定して育児ができる気がします。
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「幼児期には2度チャンスがある 」相良敦子著 7/100 モンテッソーリ教育に基づき、幼児期の教育の重要性を書いた本。 幼児期は前期 0歳〜3歳 後期 3歳〜6歳にわけられる。 前期で 生涯の土台を作り 後期で 「自分で考えて行動し」 「自分で選び」 「選んだことを集中してやりと...
「幼児期には2度チャンスがある 」相良敦子著 7/100 モンテッソーリ教育に基づき、幼児期の教育の重要性を書いた本。 幼児期は前期 0歳〜3歳 後期 3歳〜6歳にわけられる。 前期で 生涯の土台を作り 後期で 「自分で考えて行動し」 「自分で選び」 「選んだことを集中してやりとげる」 力を身につける。 前期で身につかなくても後期で挽回できるそうだ。 その教育効果は小学校高学年にでるという。 今まさに後半の年齢の娘と一緒に実践できそうな事があったので楽しんでやってみたいです。
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名著。モンテッソーリ教育がよくわかる。発達障害の研究があまりすすんでない頃の本だと思うが、今の教育に通ずる部分は多い。幼児教育に携わる人、小学校教育に携わる人、父母に是非読んでもらいたい。一歳から六歳の子育てで悩んでる人は9章、10章だけでも読む価値あり。
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3才までにうまく成長できずにきてしまった落ち着きのない子、おとなしすぎてやる気のない子などが子供本来の伸びやかさを取り戻すチャンスが幼児期にあるという実例を前半に、さかきばら事件の子の問題の読み解きも。自主的に繰り返し手仕事などに集中することが子供の成長に欠かせないと説くモンテッ...
3才までにうまく成長できずにきてしまった落ち着きのない子、おとなしすぎてやる気のない子などが子供本来の伸びやかさを取り戻すチャンスが幼児期にあるという実例を前半に、さかきばら事件の子の問題の読み解きも。自主的に繰り返し手仕事などに集中することが子供の成長に欠かせないと説くモンテッソーリ教育ですが、後半のそのとおりに育つ子の例は、子供の無駄に思えるお仕事について、どういう点を遮ってはいけなくて、どう支えていけばいいのかという参考になりました。
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「お母さん、ひとりでするのを手伝ってね!」より、読みやすく、分かりやすかった。 でも、なんだか「いい子」「いい事例」が出すぎてて、 どうしても子育て中の自分の子と比べてしまったり、 自分の育てられ方と比べてしまったりして、 読みながらモヤモヤしてしまった。 「~ひとりでするの...
「お母さん、ひとりでするのを手伝ってね!」より、読みやすく、分かりやすかった。 でも、なんだか「いい子」「いい事例」が出すぎてて、 どうしても子育て中の自分の子と比べてしまったり、 自分の育てられ方と比べてしまったりして、 読みながらモヤモヤしてしまった。 「~ひとりでするのを~」の方が、読んでいて幸せな気持ちになれた。 幼児期の教育は大切だけど、そうやればいいとわかったけれど、 でも、そう育ててもらえなくて、自分の気持ちのケアだけでいっぱいいっぱいのお母さんには 時期尚早の本、ということかな。
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