1,800円以上の注文で送料無料

生命 最初の30億年 の商品レビュー

3.9

10件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2022/12/22

先カンブリア時代の生物に焦点を当てた作品も珍しいのでは。 細菌類が主役となるので地味だが、化石や地層、分子生物学など幅広く駆使して推測していくスタイル。顕生台からが面白いのはしょうがないが、動物がいかに繁栄しているように見えようとも、地球環境に大きな影響を与え、各種物質を循環させ...

先カンブリア時代の生物に焦点を当てた作品も珍しいのでは。 細菌類が主役となるので地味だが、化石や地層、分子生物学など幅広く駆使して推測していくスタイル。顕生台からが面白いのはしょうがないが、動物がいかに繁栄しているように見えようとも、地球環境に大きな影響を与え、各種物質を循環させる重要な生態系は微生物が担っていることは過去も現在も変わりない。多様性という点では確かに微生物の方が様々な代謝で環境を生き抜く方法を確立している。本の締めくくりは人間がそれに匹敵する影響力を及ぼしている、環境問題的な話で幕を閉じている。 生命の誕生や、単細胞生物の進化などには触れるが、ウィルスについても触れてほしかった

Posted byブクログ

2018/10/23

2003年ごろに書かれた本なので、この本の内容がどこまで正しいのか良く分からないが、ここに書かれてあることは驚くべき事である。例えば、「ミトコンドリアは、もともとプロテオバクテリアであり、我々の祖先が単細胞であったときに細胞内に取り込んだものである」とか、「葉緑体は、もともとシア...

2003年ごろに書かれた本なので、この本の内容がどこまで正しいのか良く分からないが、ここに書かれてあることは驚くべき事である。例えば、「ミトコンドリアは、もともとプロテオバクテリアであり、我々の祖先が単細胞であったときに細胞内に取り込んだものである」とか、「葉緑体は、もともとシアノバクテリアでり、単細胞時代の植物の祖先が細胞内に取り込んだものである」とか、「古細菌(嫌気性で、酸素呼吸できないところか、酸素があると酸化して死ぬ性質の単細胞生物)は、細菌よりも我々に近い」などなど。内容は非常に面白いが、ここまで読みづらい本は、マズロー以来。

Posted byブクログ

2014/02/11

書かれている文章は難しいです。ですが内容は面白いです。 カンブリア時代より前が書かれた本を読む機会が無かったので、新しい事実や研究状況が分かり、この時代についてより深く知りたいと思ってしまいます。

Posted byブクログ

2012/12/13

古生物の話はとっつきにくい。化学や生物はもちろんのこと、地質学の知識が絶対的に欠如しているからだろう。慎重で厚い記述から分かったことは、今の生物学では分かっていないことがあまりに多いということだ。物理法則よりも生命誕生と進化の歴史を解き明かすことの方が難しいことを実感した。

Posted byブクログ

2012/04/11

生命の跳躍の作者に、「見るべきところがほとんどない」とまで言われた、地球最初の30億年。生命が生まれ、単細胞の細菌ができ、真核細胞生物が生まれ、多細胞生物、あるいはかろうじて動物らしきものが誕生し、ついにカンブリア爆発を起こすまでの話。 いつも思うのだけれど、地質学というのはなん...

生命の跳躍の作者に、「見るべきところがほとんどない」とまで言われた、地球最初の30億年。生命が生まれ、単細胞の細菌ができ、真核細胞生物が生まれ、多細胞生物、あるいはかろうじて動物らしきものが誕生し、ついにカンブリア爆発を起こすまでの話。 いつも思うのだけれど、地質学というのはなんとも地味で、壮大で、骨の折れる学問だ。超辺境のそのまた危険な崖によじ登って、岩を採取し、研究室に持って帰ってから薄くスライスして中に生物っぽいものがあるかどうか調べる。 地球規模で貴重な地層を探し出し、含まれるミクロなものを探す。。。気の遠くなる話だが、まだまだ地球には色々埋まってそうな気がする。 結構内容的には難しく、そこを頑張って読むと、ワクワクするような様々な発見が随所にあった。 アストロバイオロジーのおまけの章も必見。この章が面白いのは、作者の苦労と、読者の頑張りがあるからこそ!

Posted byブクログ

2011/03/03

生命は生命から生まれる。では、最初の生命は?化石の分析、細菌の歴史。とてつもなく遠い過去へさかのぼってしまった。火星の生物にまで話が及ぶところがおもしろい。科学者の探究心と情熱に感心したが、ところどころ難しい。生命の進化にミトコンドリアが関係してるか、次はあの本に決まり。

Posted byブクログ

2010/10/15

理解が追いつかねえ……。エピローグはなかなかエキサイティングでした。他の部分も理解が追いつけばエキサイティングなんだろうなあ……。

Posted byブクログ

2012/03/20

初めに何があった? 生命の系統樹 太古の岩石に刻まれた生命のしるし 生命の最初の兆 生命誕生の謎 酸素革命 微生物のヒーロー、シアノバクテリア 真核細胞の起源 初期の真核生物の化石 動物の登場 そしてカンブリア紀へ 激変する地球、許容性の高い生態系 宇宙へ向かう古生物

Posted byブクログ

2010/08/24

石油を勉強するためと思い、読み始めたが、かなり難しい。バクテリアなどの専門用語が覚えられず、話を理解するのに時間がかかってしまった。

Posted byブクログ

2009/12/02

生物といえばカンブリア紀、もしくはその少し前のエディアカラ紀を思い浮かべますが、多細胞生物が出現する前にももちろん生物はいたわけです。 この本の主人公は微生物。彼らがどのような環境で生まれたか、それらをどのように解析したかを教えてくれます。「生命40億年全史」とあわせて読みたい本...

生物といえばカンブリア紀、もしくはその少し前のエディアカラ紀を思い浮かべますが、多細胞生物が出現する前にももちろん生物はいたわけです。 この本の主人公は微生物。彼らがどのような環境で生まれたか、それらをどのように解析したかを教えてくれます。「生命40億年全史」とあわせて読みたい本。

Posted byブクログ