MORI LOG ACADEMY(1) の商品レビュー
Web日記の文庫版。…
Web日記の文庫版。奥さまや愛犬とのやり取りなど何気ない日常から、作家というよりは人間・森博嗣さんの面白さが垣間見る事ができます。普段、私達が何気なく見過ごしている生活のひとコマから「これは何故?」という興味や疑問を抽出できる森氏の思考のホンの一部に触れてみては如何でしょうか。国...
Web日記の文庫版。奥さまや愛犬とのやり取りなど何気ない日常から、作家というよりは人間・森博嗣さんの面白さが垣間見る事ができます。普段、私達が何気なく見過ごしている生活のひとコマから「これは何故?」という興味や疑問を抽出できる森氏の思考のホンの一部に触れてみては如何でしょうか。国語・算数・理科・社会・図工とテーマが別れていて、ミステリファンだけでなく小中学生にも読んでもらいたい1冊です。お子さんへのプレゼントに良いかもしれません。
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著者はウェブで無料公…
著者はウェブで無料公開されているものを本にして買う人がいるのか? という疑問を呈していましたが、いまのウェブ環境では、まだまだ紙媒体が必要でしょうね。内容は、理系学者になってしまう人の日常です。
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ブログでやっている日…
ブログでやっている日記を文庫化した第一弾。過去ログは消えてしまうので、読みたくなったらどうぞ。写真がカラーでないのが難点です。
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多趣味だな。視点も豊かだ。こうなりたいとも思う。何かに憧れたらすぐにまねをすることが大切。庭の手入れでもしよう。
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モリログ第1段(変則読み) 2に比べ、各教科パートも初心者向け。まだデビューしたてのパスカル君が初々しい。 もえない、フラッタ・リンツ・ライフの執筆時期。もう、正直言って、パスカルもえもえ日記。池に落ちたり、はじめてシャンプーされたり、スバル氏に意地悪されたり。溺愛する夫妻。 ...
モリログ第1段(変則読み) 2に比べ、各教科パートも初心者向け。まだデビューしたてのパスカル君が初々しい。 もえない、フラッタ・リンツ・ライフの執筆時期。もう、正直言って、パスカルもえもえ日記。池に落ちたり、はじめてシャンプーされたり、スバル氏に意地悪されたり。溺愛する夫妻。 そういえば、あの作品。言葉の雰囲気から、「空しかない」とか「何もない、しかし空」とか解釈していたけど、森先生本人の説明があった。さらなる深さが、垣間見える。 「地球上であれば、なにもないところでも、空気がある(ナ・バ・テア)」
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なんて偏屈な人なんだろう(笑)ということを言うと、「そもそも偏屈という言葉は云々」と始まりそうだ。とっても愛妻家なんだなぁと思った。「僕の奥さん」って超かわいい。
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『「金でなんでも買えると思ったら大間違いだ」などと発言する元スポーツ選手もいた。当たり前だ、売っていないものは買えない。株は売っている。だから買えるのだ。従業員とかファンとか、そんなに大事なものなあったのなら、何故株式会社にした? 何故株を売り出したのか? 金ほしさに売ったのは誰...
『「金でなんでも買えると思ったら大間違いだ」などと発言する元スポーツ選手もいた。当たり前だ、売っていないものは買えない。株は売っている。だから買えるのだ。従業員とかファンとか、そんなに大事なものなあったのなら、何故株式会社にした? 何故株を売り出したのか? 金ほしさに売ったのは誰だ? もし感情論を持ち出すならば、買う人間よりも売る人間の倫理を問題にしてはいかがか?』 『いつも自然体で、やりたいことをやる。やりたくないことはできるだけやらない。のんびり、ぽちぽちと好きなことを少しずつ進めていきたい。まずは、好きなことが何か、を見極めるとこからスタートするのだが。』 『デザインの語源は「削る」という意味である。不要なものを消して、最適なものを選ぶことだ。けっして「足して飾る」ことではない。』 『ノンフィクションものというのは、とにかく苦労を誇張しすぎる傾向にある。もの凄い苦しみに耐えて、やっと達成した仕事を褒め称える。まるで苦労しないと褒めてもらえないかのようだ。ところが、全然そうではない、苦労したかどうかではなく、良い仕事だったかどうかが問題であり、社会的価値である。』 『「食べ過ぎを気にしなすぎ」というような複雑な用法もある。否定に「すぎ」がつくと難しい。「食べなさすぎ」があるなら、「食べすぎなさすぎ」もありえるか。どう意味が異なるか考えるのが面倒なさすぎなくもない?』 『ちょっと計算すれば、結果がだいたい予測できるのに、それをしない人たちが多いように見受けられる。わずかな計算さえすれば、大損をしないで済むことが多い。「そんな計算どおりに世の中はいかないから」なんてわけのわからないことを言う。計算どおりいかないのは、ちゃんと計算しないからだ。』 『若者が減ったら、老人を養えない、という不安があるとしたら、そもそも、大勢の若者によって支えられるようなシステムに問題がある、と見るべきである。』 『どこにでもあるような、こぢんまりまとまった、全然つまらない絵を褒めるのだ。無難な配色で、楽しそうにしている人たちを描いた絵だけが褒められる。明らかに大人が描いてほしい絵であって、子供にしか書けない絵ではない。それは作文もおなじだったし、音楽でも同じだった、と思う。たとえば、小学生がむちゃくちゃなパンクロックを歌っても、褒めてもらえないのである。 大人は、空が綺麗だ、森林が美しい、花が可愛い、といった既成の平凡な価値観を子供に押しつける。子供たちは、大人に認められたい、親に褒められたい、良い子になりたい、という一心で、持っていた個性と感性を捨てていく。 動物を見たら怖いと感じる。臭いと思う。それが自然である。「ほら、可愛いね」という大人のなにげない一言、その押しつけの繰り返しが、芸術家を少数にしているのではないか。』
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作家さんのエッセイといか日記みたいなものは独特なものがあっておもしろい。 中でも森博嗣の視点は理路整然としている中にジョークのスパイスが効いていておもしろい。小説でもそうだがギリギリの線をついてくる。 一気に読んでしまう、というよりも、ちょっとした時間たまに読んで楽しむ本。 実は...
作家さんのエッセイといか日記みたいなものは独特なものがあっておもしろい。 中でも森博嗣の視点は理路整然としている中にジョークのスパイスが効いていておもしろい。小説でもそうだがギリギリの線をついてくる。 一気に読んでしまう、というよりも、ちょっとした時間たまに読んで楽しむ本。 実は13巻すでに揃えているので、ちびちび読んでいこう。 羽海野チカの表紙イラストもかわいい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
水柿君シリーズに似た……というか水柿君が森先生ベースなわけですが 庭園鉄道とかパスカルとかスバル氏とか 読んでいて面白いです たまに出てくる世間に対する意見書きが的を得ていてなるほどと感心してます HRも国語も数学も(英語はなかった)図工も理科も 好奇心を刺激するような内容で 先生が先生だったら良いのになぁと いや、先生だけど自分には縁がないから、はい
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所有 作家のエッセイ集はどんなものでも面白いけれど、この人のが一番好み。 理路整然と言うか、ぶれない姿勢が良い。
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