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失われた時を求めて(1) の商品レビュー

4.3

18件のお客様レビュー

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2025/01/29

250128*読了 長年読みたかった「失われた時を求めて」にようやっと手をつけた。 1巻は東京への往復で一気読み。 こんな小説はなかなか書ける作家さんがいないだろうな…と第一巻にして感じた。 過去の回想から始まり、今巻以降も過去がどんどん現れていくはず。 時系列が分かりづらく、...

250128*読了 長年読みたかった「失われた時を求めて」にようやっと手をつけた。 1巻は東京への往復で一気読み。 こんな小説はなかなか書ける作家さんがいないだろうな…と第一巻にして感じた。 過去の回想から始まり、今巻以降も過去がどんどん現れていくはず。 時系列が分かりづらく、理解に手間取る場面もあった。それすらもこの物語の魅力。 長編好き、複雑難解ないわゆる文学的な小説が好きな自分にとっては大変好み。今年、できれば半年内に全13巻を読破することを目標にする。 印象的なシーンがいくつもあって、それが脳内で情景として浮かんでくる。 解説でも語られているし、きっと書評をする人にとってもここは重要シーンだと思うけれど、紅茶に浸したマドレーヌを起点として、過去がどっと押し寄せてくる、その量と密度!やっぱりここが一番印象的。 あまりにも長編で、この中に含まれているテーマと数多く、研究も多々されている。 これは文学史に残る名著となっているのも当然。 巻末に各篇のあらすじ、全篇を通した登場人物100人(!)の説明があり、この先の長い長いストーリーを把握するのに有用だった。

Posted byブクログ

2021/02/28

2009年くらいに流して、「失われた時を求めて」を読んだ、気になっていた。1ヶ月か2ヶ月かかった。さて、今回はどこまで読むことができるのか。ほとんどマドレーヌしか憶えておらず、作家になりたいで終わるこの作品を堪能したい。 じっくり、ゆったりとした気持ちで読み進められれば、読書の快...

2009年くらいに流して、「失われた時を求めて」を読んだ、気になっていた。1ヶ月か2ヶ月かかった。さて、今回はどこまで読むことができるのか。ほとんどマドレーヌしか憶えておらず、作家になりたいで終わるこの作品を堪能したい。 じっくり、ゆったりとした気持ちで読み進められれば、読書の快楽を感じる。

Posted byブクログ

2020/03/31

他の出版社のものもあるけど、集英社にしたのは、ネットで翻訳比較しているサイトを見た中では1番スムーズで流れが頭に入りそうだったこと。 それと、注釈の量がすごい。 登場人物とメインの家系図、各編のあらすじ、要所要所の場面の要約まである。 文字はびっしりで、ほぼ隙間がない。 これ...

他の出版社のものもあるけど、集英社にしたのは、ネットで翻訳比較しているサイトを見た中では1番スムーズで流れが頭に入りそうだったこと。 それと、注釈の量がすごい。 登場人物とメインの家系図、各編のあらすじ、要所要所の場面の要約まである。 文字はびっしりで、ほぼ隙間がない。 これが13巻まで続くのだけど、全て読み終える時が楽しみだ。 文章は一つが長いのが特徴。 所々集中力が途切れると文字を追いかけるだけになってしまう笑 しかし、面白い場面もたくさんあるし、一つのことからするすると記憶が繋がっていく不思議な経験はある。 今まで思い出さなかったことが突然するすると。

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2017/05/12

何というか凄まじい本だった。いい意味で期待を裏切られてしまった。というのも、私はこの本をかなりお行儀のよさそうな連中が読むようなお上品な本だと勝手に思い描いていたのだったが、ふとしたきっかけで気まぐれに最初の数ページを読んだところ、こいつは最後まで読むしかないな、と驚愕と讃嘆が入...

何というか凄まじい本だった。いい意味で期待を裏切られてしまった。というのも、私はこの本をかなりお行儀のよさそうな連中が読むようなお上品な本だと勝手に思い描いていたのだったが、ふとしたきっかけで気まぐれに最初の数ページを読んだところ、こいつは最後まで読むしかないな、と驚愕と讃嘆が入り混じった心持になってしまった。 冒頭でこの小説の語り手が眠りから目覚めた瞬間、夢幻や諸々の過去の記憶といったものが意識の中を飛び回り、ついに現在に立ち返ってゆくその刹那の描写はただただ驚かされた。さらにあの有名なマドレーヌのくだり。所謂プルースト効果という現象の描写だけでもいいから忙しい方でもこの書を味わってみるといい(この本は本当に暇な時にしか読めぬような代物であることを留意していただきたい)。

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2016/05/15

新聞のコラムで引用されていた文章に惹かれて購入。読み始めたばかりですが、文体の美しさに引き込まれます。 文庫で13冊とかなりの長編。 頑張って読破したいものです... (1)を読み終えて、、、 読みづらいと聞いていたので、心して読み始めましたがそれほど読みづらさは感じず。 明解...

新聞のコラムで引用されていた文章に惹かれて購入。読み始めたばかりですが、文体の美しさに引き込まれます。 文庫で13冊とかなりの長編。 頑張って読破したいものです... (1)を読み終えて、、、 読みづらいと聞いていたので、心して読み始めましたがそれほど読みづらさは感じず。 明解さには欠けるので読むのに時間はかかりましたが。 優雅で美しい文体が長々と続く感じが、私は意外と好きなのかもしれないと思いました。

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2015/08/10

非常に格調高く美しい文体だが、ストーリーが頭になかなか入って来ず、読み進めにくい。 まるで、ヴィスコンティの映画のように優雅。

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2014/04/05

その冗長ともいえるような描写に慣れないはじめのうちは、ちょっと読んでは寝て内容忘れてまた戻って読んで・・・の繰り返しだったが、だんだんとそのまったりした流れに慣れてからは頭の中で風景が広がっていくのを覚えた。

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2013/11/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

作中の「私」は、物語ることによって過去を回想しているのだが、それらの過去の空間と時間とはそれがまさに個的な回想であることにおいて、半ば渾然としつつ、まさにたゆたうのである。したがって、ここに描き出されるコンブレーも今では時空の彼方にあるのだろう。そして、回想される「私」も時には寝室でママンのおやすみを待つ幼年のようでもあり、ゲルマント公爵夫人に焦がれる青年のようでもある。ワイルドは「自然は芸術を模倣する」と言ったが、ここでは「書く」行為においてこそ「私」のほんとうの「生」が芸術として生き直されるのだろう。

Posted byブクログ

2013/03/21

一巻目読了。読みづらい読みづらいと聞いていたがそうでもない。根暗な男の子が好きなら意外にさくさく読める。楽しみ方があっているかは分かりません。翻訳によってもだいぶ違うかも。

Posted byブクログ

2013/01/21

文章が冗長に感じて、なかなか頭に入って来なかった。終盤は流し読みに…… 抄訳版から挑戦しなおしたい。

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