消し屋A の商品レビュー
うーん、まあまあ。ラストで野球選手が翻意したあたり描写不足だと思う。父親の若い頃とかめちゃページ割いてんのにな。この本自体もそうだし、消し屋が一番がツヤつけだよなあと思いながら読んでた。性同一性障害の事を病気と書いたりやっぱ20年くらい前の本だよなあ。当時にしては大胆だったんだろ...
うーん、まあまあ。ラストで野球選手が翻意したあたり描写不足だと思う。父親の若い頃とかめちゃページ割いてんのにな。この本自体もそうだし、消し屋が一番がツヤつけだよなあと思いながら読んでた。性同一性障害の事を病気と書いたりやっぱ20年くらい前の本だよなあ。当時にしては大胆だったんだろうけどな。
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じゃまになった人間を依頼に応じて「消す」という、消し屋稼業の幸三(仮名)は、福岡の旧知のヤクザから、ホークスのキャッチャー真壁を殺さずに消すという依頼を受ける…。 タイトルから予想はついていたけど、やっぱりヤクザの話か。ヤクザ絡みの話って、うまく乗らないと読めないんだよね。一方...
じゃまになった人間を依頼に応じて「消す」という、消し屋稼業の幸三(仮名)は、福岡の旧知のヤクザから、ホークスのキャッチャー真壁を殺さずに消すという依頼を受ける…。 タイトルから予想はついていたけど、やっぱりヤクザの話か。ヤクザ絡みの話って、うまく乗らないと読めないんだよね。一方でこの本はと言うと、結構念入りに、ネチネチとヤクザの生態やら用語を説明してくれるので、読みやすい方では有ると思う。 固定の名前を持たない殺し屋が、オカマの同居人と流れ者として九州は博多に降り立つ。表紙のイラストのとおり、無敵とも言える強さと技でバッタバッタと…と思うでしょ?しないんだなあ、これが。 少なくとも、一般読者に馴染みのない(有ってたまるか)殺し屋稼業というものを「東京では殺しまくった」と過去の一瞬の回想にするのではなく、ちゃんとアンソロジー的に、盛り上げる序盤部分で短く紹介してくれれば、もう少し納得だっただろう。しかし、それがなくていきなり「普段とは違う」という話を振ってきたのは、ストーリー上失敗だったのではないかと思う。 登場人物をかなり絞っている部分は好感が持てたものの、あんまりそれぞれのキャラクターが生きていないのも残念なところだ。 序盤にあれはこうでとネチネチと用語や行動パターンを説明してくれるのは、資料を書き写しがちな女性作家に多いため、ひょっとしてと検索してみたら、普通に男性だった。ネチネチ部分のおかげで、全体にストーリーがドライになっている。覚醒剤やヤクザの用語部分では、書き慣れた風を装ってはいるが、全体に上っ面感は否めない。その分、初心者向けの読みやすい文になっているとは思える。 タイトルでちょっと奇をてらった感があり、内容は堅実なら評価も高かっただろうが、内容も最初からひねられていてもうひと捻り出来なかったので、☆2ってところ。
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殺しは鮮やかそうなのに、この仕事は成功と言えるの? 途中の博打の話に熱が入りすぎたり、親方のオムツが心配であまり仕事っぷりが解らず。きっとすごい仕掛けが!と思って読んだのに。
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【死ねばいいのに(決め台詞)】 どんなにいい小説も後ろの数ページ解説が下らないと、ああ。ってなる。その逆もしかり。 本当に、この人読んで書いたの?脚本家と書いてあるけどただのお調子者で、目障り。 解説は読む必要はぜったいにない。
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言葉の選び方が好き。古臭いんだけど、違和感ないんだよね。 ヤクザものだけどコテコテ過ぎないから良い。
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「消し屋」と呼ばれる主人公とおかまのヒロイン?が、依頼を受けて頭を捻るような手段で相手を消す。そんな小説。 疾走感はありますし、消しの手法が面白いので呼んでみて損はないと思います。
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オカマの蘭子とともに福岡に流れてきた消し屋の幸三。久々に訪れた博多のヤクザから依頼された今回のターゲットは、ホークスの名捕手・真壁。内容は、殺しはナシで、彼を一試合の間だけ消すという奇妙なものだった。野球一筋で真面目な真壁には、スキャンダルなど付け入る弱味がない。幸三が取った手段...
オカマの蘭子とともに福岡に流れてきた消し屋の幸三。久々に訪れた博多のヤクザから依頼された今回のターゲットは、ホークスの名捕手・真壁。内容は、殺しはナシで、彼を一試合の間だけ消すという奇妙なものだった。野球一筋で真面目な真壁には、スキャンダルなど付け入る弱味がない。幸三が取った手段とは。
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最初に「遠くて浅い海」を読んでしまったので、実は途中、二人の結末を思い出してなんだか余分な気持ちを抱えながら読む羽目になった。まぁそれは私のアンラッキーなので、これから読む方はまず、こっちを読んでから「遠くて・・」を読むことを推奨したい。 オカマの蘭子と福岡にやってきた消し屋の...
最初に「遠くて浅い海」を読んでしまったので、実は途中、二人の結末を思い出してなんだか余分な気持ちを抱えながら読む羽目になった。まぁそれは私のアンラッキーなので、これから読む方はまず、こっちを読んでから「遠くて・・」を読むことを推奨したい。 オカマの蘭子と福岡にやってきた消し屋の幸三。存在そのものを「消す」彼の今回の依頼は、野球賭博にからむもの。チームのスタープレイヤー・真壁を試合の間だけ、消してほしいというのだ。しかも命は取らず、真面目一辺倒の真壁を自主的にサボタージュさせてほしいと。幸三が目をつけたのは以前借金を作って妻子を置き去りにした真壁の真の父親である、大神。クスリを打ちながら大神が語る転落の模様は生々しくもあり、うら寂しくもある。 東京ボイスではボーカル、という糸でつながった複数の人生が綴られ、オーケストラのように各ポジションに順々にスポットが当てられたが、今回はピンでライトが強烈に当てられる。しかもひとえに真壁だけに。今回くっきりと描かれるのは光と、そうして、影だ。まっすぐに光に向かって歩む真壁には、その後ろの影に堕ちてゆく実父の姿は見えないし、大神からは逆光を背に、真壁はまぶしすぎるのだろう。 長年連れ添った妻にさえ、食べられないことをひた隠す、真壁が鶏肉を食べられない理由。冷めた鶏肉がたべものからなにか別の、冷たくばさつく物体に変わったとき、それまでは確実に親子だった2人の時間が別のモノに変わったのだろうと思う。
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ホモとオカマとヤクザと野球選手と小学生と消し屋の話。 キャラクターの描き方が漫画っぽく、文章も読みやすく、お話自体もすっきりしていて読みやすい。 設定にアクの強さがでているけれどそれが気にならなければ、さらっと面白く読めると思います。ラストも綺麗にまとまってます。 光と影の対決っ...
ホモとオカマとヤクザと野球選手と小学生と消し屋の話。 キャラクターの描き方が漫画っぽく、文章も読みやすく、お話自体もすっきりしていて読みやすい。 設定にアクの強さがでているけれどそれが気にならなければ、さらっと面白く読めると思います。ラストも綺麗にまとまってます。 光と影の対決っぽいので深読みしようと思えば、いろいろできそうですが、文字の表面をさらっと読むだけでもそれなりに面白いです。
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オカマの蘭子とともに福岡に流れてきた消し屋の幸三。久々に訪れた博多のヤクザから依頼された今回のターゲットは、ホークスの名捕手・真壁。内容は、殺しはナシで、彼を一試合の間だけ消すという奇妙なものだった。野球一筋で真面目な真壁には、スキャンダルなど付け入る弱味がない。幸三が取った手段...
オカマの蘭子とともに福岡に流れてきた消し屋の幸三。久々に訪れた博多のヤクザから依頼された今回のターゲットは、ホークスの名捕手・真壁。内容は、殺しはナシで、彼を一試合の間だけ消すという奇妙なものだった。野球一筋で真面目な真壁には、スキャンダルなど付け入る弱味がない。幸三が取った手段とは。
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