太陽の黄金の林檎 の商品レビュー
表題作の他、『霧笛』…
表題作の他、『霧笛』『歩行者』『四月の魔女』『荒野』など二十二編を収めた短編集。星新一や世にも奇妙な物語のようにどんでん返しやプロットのおもしろさを楽しむ、というよりは、どこか退廃的で美しい文章と物語の雰囲気を味わう、といった感じ。好き嫌いが分かれるかも。
文庫OFF
ハヤカワ文庫NVだから文句は言えないが、SFと言えるのは「霧笛」「歩行者」「荒野」「人殺し」「ぬいとり」「サウンド・オブ・サンダー」「ごみ屋」「太陽の黄金の林檎」ぐらい。他はファンタジーや寓話、アメリカ文学という気がした。 ミステリやSFやホラーばかり読んでいる身で、アメリカ...
ハヤカワ文庫NVだから文句は言えないが、SFと言えるのは「霧笛」「歩行者」「荒野」「人殺し」「ぬいとり」「サウンド・オブ・サンダー」「ごみ屋」「太陽の黄金の林檎」ぐらい。他はファンタジーや寓話、アメリカ文学という気がした。 ミステリやSFやホラーばかり読んでいる身で、アメリカ文学を語る任に耐えないけれど、パリッシュやワイエスの絵画に感じるアメリカの陰翳を「二度とみえない」「山のあなたに」「夜の出来事」に垣間みた。 「四月の魔女」は、萩尾望都ならどうマンガ化するだろう、と構図やコマ割りを妄想しつつ楽しんだ。
Posted by
2006/3/31 3月公開の映画 「サウンド・オブ・サンダー」 原作は私の好きなSF作家 レイ・ブラッドベリの 「太陽の黄金のりんご」 の中の短編 「A Sound of Thunder 」 (『いかずちの音』) わずか20ページの短編が 映画ではどんな風に展開していくのか・・...
2006/3/31 3月公開の映画 「サウンド・オブ・サンダー」 原作は私の好きなSF作家 レイ・ブラッドベリの 「太陽の黄金のりんご」 の中の短編 「A Sound of Thunder 」 (『いかずちの音』) わずか20ページの短編が 映画ではどんな風に展開していくのか・・・ ⇒ http://sea.ap.teacup.com/applet/pasobo/msgsearch?0str=%82%A0&skey=%83u%83%89%83b%83h%83x%83%8A&x=27&y=7&inside=1 〜 Myあれこれブログ:レイ・ブラッドベリ 内容(「BOOK」データベースより) 冷えきった地球を救うために太陽から“火”をもち帰ろうとする宇宙船を描いた表題作「太陽の黄金の林檎」。 灯台の霧笛の音を仲間の声だと思い、毎年海の底から現われる古代生物の悲哀をつづった「霧笛」。 タイム・トラベルがはらむ危険性を鋭く衝いた「サウンド・オブ・サンダー(雷のような音)」 など、SFの叙情詩人と呼ばれる巨匠の幻想と詩情にあふれる短篇集。 ジョゼフ・ムニャーニによる幻想的なイラストも収録。
Posted by
一日で読了。 一つ一つのお話の余韻に浸っていたい。 でも早く次のお話が読みたい。 それの繰り返し。 ずっと味わって、噛みしめていたい。 無くなってしまうのが惜しい。 フォアグラの様な濃厚な1冊。
Posted by
中学校の教科書にあった『霧笛』をもう一度読みたくて購入。 当時も妙に心に残ったが、今読むとまた違った感動がある。
Posted by
Posted by
巨匠の短編集 再び 前回と比較すると駄作が満載の本作。 メインは表題作「太陽の黄金の林檎」と「サウンド・オブ・サンダー」。後者は、あのB級映画の源作だ。 全部で22ある短編はそれぞれがかなり短いので通勤電車にぴったり。 その証拠に今回の文庫版はていねいな帯がついて...
巨匠の短編集 再び 前回と比較すると駄作が満載の本作。 メインは表題作「太陽の黄金の林檎」と「サウンド・オブ・サンダー」。後者は、あのB級映画の源作だ。 全部で22ある短編はそれぞれがかなり短いので通勤電車にぴったり。 その証拠に今回の文庫版はていねいな帯がついている。帯だけでも楽しい絵だね。 作品は次の通り。 霧笛、歩行者、四月の魔女、荒野、鉢の底の果物、目に見えぬ少年、空飛ぶ機械、人殺し、金の凧・銀の風、二度とみえない、ぬいとり、黒白対抗戦、サウンド・オブ・サンダー、山のあなたに、発電所、夜の出来事、日と影、草地、ごみ屋、大火事、歓迎と別離、太陽の黄金の林檎
Posted by
短編集。 一番最初に収められている 「霧笛」のためにこの本はある、といっても過言ではない。 (私にとって) 小笠原豊樹の「霧笛」と出会えてよかった。 そう思える、宝物のような1冊。 (私にとってね)
Posted by
読んだのは昔のハヤカワ文庫だけど。 そこはかとなく余韻の残る作品が多いような気がする。 雰囲気のある挿画がいい。 今の版でもあるのかな? (2009年05月07日読了)
Posted by
霧笛;The Fog Horn(1953年?、米)。 百万年の孤独。二度と帰らぬ者を待つということ。家族と共にあることが幸運だったと感じられるような物語。愛する者が傍にいる幸せを噛みしめる。別れは、いつか必ず訪れるからこそ。
Posted by
- 1
- 2