幽霊のいる英国史 の商品レビュー
不動産は、幽霊が出る…
不動産は、幽霊が出ると全然売れないのが日本、値上げしても売れるのがイギリス。そんな国のゴースト談とその背景・・・。いわゆる定説に対して、民間伝承の立場から疑問を投げかける、そんな本です。ややゴースト談を鵜呑みにしがちな気もしますが・・・
文庫OFF
幽霊が大好きな英国人…
幽霊が大好きな英国人。イギリスの歴史の影には、いつもゴースト伝説がひそんでいます。イギリスの歴史を、「ゴースト」という視点から見直した一冊。政治史を覚えるのはおもしろくなくても、別の視点から見れば、楽しく勉強できるかもしれません。
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歴史的に語られる人物評と民間伝承で 異なる評価があって興味深い。 人々の噂のほうが実は真実を 表しているのかもしれないと考えさせられる。 日本の偉人と呼ばれる人たちにも、 同じようなことがあるのか気になる。
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日本と英国の幽霊に関する想いの違いを知る本。 物言えぬ庶民の為政者に対する叫びの代わりが、 幽霊伝説であり、為政者による正史に書かれていない 史実もまた、幽霊伝説で語られる。 目まぐるしく国自体や為政者が替わる国ならではの、 市井の人々の想いにふれることができる。 そのほんの一部...
日本と英国の幽霊に関する想いの違いを知る本。 物言えぬ庶民の為政者に対する叫びの代わりが、 幽霊伝説であり、為政者による正史に書かれていない 史実もまた、幽霊伝説で語られる。 目まぐるしく国自体や為政者が替わる国ならではの、 市井の人々の想いにふれることができる。 そのほんの一部ではありますが、 興味深く読めました。
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イギリスの人達のゴースト(幽霊)に対する考え方が日本と違って面白い。恐怖というよりもっと身近な存在? 英国史とゴーストは切り離せないでしょ!と、妙にタイトルに納得して購入したけど大正解。 過去に何が起きて現代までゴーストとして語り継がれているのか、一味違う英国史が楽しめます。
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英国人のゴースト好きのその様子も含め、なぜそのゴーストの伝説があるか、という切り口は面白い。 史実と伝承をもとに、ゴーストを訪ねる旅である為、 若干時代に偏りがあったりするのはやむを得ないが、もう少し幅広くとりあげられていると面白かった。
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文字通りの内容なので、有名な幽霊話でも歴史に関係がないものは省かれている。内容に疑問を感じることも多いがまあ面白い。トマス・ブリンの首など、誤解を招きそうな表現や、不正確な記述が気になる。 ヨハネ祭は夏至の前後で、冬ではないし。
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ゴーストの話を取り上げて、イギリスの歴史を書いた本。 面白いんだが、似たような名前が出てきて混乱した。
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英国といえば「幽霊好き」。 ロンドンのゴーストマップや、ゴーストツアーはつとに有名ですが、本書はロンドンだけではなく、英国全体を網羅しています。特に、民衆に語り継がれている王侯の幽霊に絞られています。 元々幽霊が好きな国民性ではあるのですが、王侯に関する幽霊譚のほとんどが、「民衆...
英国といえば「幽霊好き」。 ロンドンのゴーストマップや、ゴーストツアーはつとに有名ですが、本書はロンドンだけではなく、英国全体を網羅しています。特に、民衆に語り継がれている王侯の幽霊に絞られています。 元々幽霊が好きな国民性ではあるのですが、王侯に関する幽霊譚のほとんどが、「民衆の不満」を代弁する手段として使われたようです。 が、幽霊の目撃例がかなり信憑性が高いのも事実であり、ただの噂話としては切り捨てられないのがまた魅力的。 初めて英国に旅行した後で読んだのですが、先に読んでおけば良かったです……。
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映画「Another」が「Six sence」同様、実は幽霊だと思っていたのが生者で、幽霊と恐れていたのが本当は死者だったという話を聞いて、死者の視点から描かれた映画が欧米に多いのは何故かを知ることができるかと読んでみた。 ゴースト伝説は、正史では語られない歴史の側面(公には...
映画「Another」が「Six sence」同様、実は幽霊だと思っていたのが生者で、幽霊と恐れていたのが本当は死者だったという話を聞いて、死者の視点から描かれた映画が欧米に多いのは何故かを知ることができるかと読んでみた。 ゴースト伝説は、正史では語られない歴史の側面(公には口にできないこと、ある意味での歴史の真実)の民間伝承でとは恐れ入った。いかにも歴史と文学の国イギリスらしい。そういえば、ガリバー旅行記は政府(ガリバー)への民衆(小人)の蜂起を暗喩したものであること、英文学における幽霊や物の怪が何かの象徴であることを大学の英文学で習ったことを思い出した。(何であったかは忘れたが、渡辺綱が切り取った鬼の腕(大江山の酒天童子)は何を象徴しているのかという疑問を教授(大貫三郎)が持っていたのは覚えている。 また、イギリスという国は遥か昔から権謀術策を繰り返してきたことを考えると、(それを国民性として良いかは別として)近現代の諜報活動の実力(OSS、MI6、MI5)は当然である事が窺い知れる。
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