9990個のチーズ の商品レビュー
脱サラしようとして失敗した家庭持ちの男が主人公。今の職場は向いていない、自分はこんなところで終わる人間ではないとかいう気持ちだけはあるものの、計画力や実行力がまったく伴わないのはリアリティがある。こんなひとって多分そこら辺にいるよねと思いながら読んだ。自分のことしか考えていないも...
脱サラしようとして失敗した家庭持ちの男が主人公。今の職場は向いていない、自分はこんなところで終わる人間ではないとかいう気持ちだけはあるものの、計画力や実行力がまったく伴わないのはリアリティがある。こんなひとって多分そこら辺にいるよねと思いながら読んだ。自分のことしか考えていないものの、そこまで悪い人ではないのか家族や周りの人は優しくてよかった。まさに『青い鳥』。
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造船会社の事務員『ラールマンス』は、金持ちの知人に勧められ、チーズ会社と代理店の契約を結ぶ。会社の便せんや、机をそろえることにかかりきりの彼の元へ、20トン(9990個)のチーズが届く。とても自分では手に負える量ではなく、セールスマンを雇って売ろうとするも、チーズの注文はさっぱり...
造船会社の事務員『ラールマンス』は、金持ちの知人に勧められ、チーズ会社と代理店の契約を結ぶ。会社の便せんや、机をそろえることにかかりきりの彼の元へ、20トン(9990個)のチーズが届く。とても自分では手に負える量ではなく、セールスマンを雇って売ろうとするも、チーズの注文はさっぱり入ってこず・・・ 中年男のユーモラスかつ、悲哀に満ちたお話です。 断ることができず、あれよあれよと流されていく主人公。彼は体裁ばかりを気にして、頭の中は他人からどう見られてりるかでいっぱいいっぱい。別世界の販売や経営のノウハウなどは全く無く、セールスよりも中古の机を探すことに時間をかける始末で、事業は当然うまくいくはずがなく・・哀れなんですがどこかくすりと可笑しさも漂っていて。 結局、夢破れた彼を支えてくれたのは、家族や以前の会社の同僚たち。それに気付くことのできた彼がなんとも微笑ましかったです。
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