神のロジック・人間のマジック の商品レビュー
学校内で生活させられてる6人の生徒達。 寮長、学校長等に見られながら、授業を過ごしているが、この学校の真意は? という話やけど、読了後の感想はうーん。 中盤、学校の存在意義やなぜこの学校に入れられたのかという謎でどんどん読み進めるけど、最後の謎解き部分があんまりだった。 ネタバ...
学校内で生活させられてる6人の生徒達。 寮長、学校長等に見られながら、授業を過ごしているが、この学校の真意は? という話やけど、読了後の感想はうーん。 中盤、学校の存在意義やなぜこの学校に入れられたのかという謎でどんどん読み進めるけど、最後の謎解き部分があんまりだった。 ネタバレなるから言えないけど、このオチは、もっとすごい別の作品あるしなぁー。 予想は裏切られる内容だったけど、衝撃を受けるほどでもないし、被害者達が殺される理由もよくわからない。 ラストも切なさが漂ってるけど、おい、これで終わりかい!となってしまった。 とにかく設定が重いのと、外人の名前が出てくるに加えて主人公があだ名をつけてることがややこしさを増し、誰が誰か分からない。 このあだ名の意味あるんかな?
Posted by
中盤以降一気読み。『七回死んだ男』よりも騙された。いやぁ、これは怖い……話の構成も怖いし、この施設の概念も怖いし、何より「思い込み」って、なんて怖いんだろう。
Posted by
約束のネバーランドっぽくて面白かった。 ほんタメでたくみさんが、徹夜で読みたいミステリ3選(一気読み推奨)で紹介していて読んだ。 たしかに、特に最後の方は、この学校の謎が知りたくて夜更かしして一気読みだった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
明かされる真相よりも、主観的な事実が客観的事実に置き換わることが印象に残った。必ずしも多数派が正常で、少数派が異常とは言えない。自分が当たり前のように現実に起こることだと思っていることが実は何の根拠もなくて、他人から見てみれば幻想や妄想の範疇でしかないのかもしれない。
Posted by
#読了 序盤のひたすな設定の説明の連続は流石にいつまで続くんだ…と思いながら読んでたし、絶対誰もが思うであろう「約ネバ?」ともなりはしたけど、中盤以降は世界観に引き込まれていった。 本当に神のロジック人間のマジックだわ… もう身近な事で考えてもこの理論は全然破綻してないと思う。
Posted by
少年少女を集めた学校〈ファシリティ〉に家族と引き離され連れて来られたマモル。 食事管理のミズコットン、校長先生、寮長に管理されながら共同生活を送り、不思議な実習をこなす日々。 読み始めて、これは…約ネバ?と思いながらも、この学校はなんなんだろ、この子達は何をさせられて…? どん...
少年少女を集めた学校〈ファシリティ〉に家族と引き離され連れて来られたマモル。 食事管理のミズコットン、校長先生、寮長に管理されながら共同生活を送り、不思議な実習をこなす日々。 読み始めて、これは…約ネバ?と思いながらも、この学校はなんなんだろ、この子達は何をさせられて…? どんどこ読み進め、終盤。 なー!?そうなのー!! そんな描写あったな、そういえば。 ただ、外国の名前に馴染みがないからか謎解きのとき、誰が誰だかわからなくなってしまった。
Posted by
以前同じ著者の『七回死んだ男』を読了できないままで放置していたのだが、同じ著者だとは気が付かずに読んでいた。 なんというか、ミステリーだが、ミステリーではないという感じ。トリックを楽しむ小説ではなく、では何が面白いのかと言われるとなんとも言えない。空間が作られた理由と、なぜ登場...
以前同じ著者の『七回死んだ男』を読了できないままで放置していたのだが、同じ著者だとは気が付かずに読んでいた。 なんというか、ミステリーだが、ミステリーではないという感じ。トリックを楽しむ小説ではなく、では何が面白いのかと言われるとなんとも言えない。空間が作られた理由と、なぜ登場人物たちが選ばれたのかということを考える楽しさはあると思う。また、それぞれの登場人物が考察した内容を読むことも、面白さの一つだと思う。 ただ、手材料が少なくてどうもわからないところで、いきなりどんでん返しが来る。少し古い小説なので、どこかで見かけたことがあるような気もするが、伏線もうまく利用していて驚きは十分にあった。かなり楽しめたが、施設が作られた理由があまりにもあけすけで、笑ってしまった。 ミステリーだけど、頭を使わないで読むことができた。作品を通してのテーマも考えさせられるもので、非常に良かった。 完璧余談だが、先日(1/24)に本屋に行ったら新装版がかなり大きく紹介されていた。手に取りやすいと思うので、おすすめできる。
Posted by
key word・学校 学生 秘密結社 閉鎖的 さすが…西澤さん。とても面白いし、ダークさ・ある面での残酷さがあって。 それにしても、お菓子の件…あー、そう言う事かーってなりました。皆さんもきっとなりますよ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
見事にやられました。 登場人物がカタカナ名なので、最初は取っつきにくさを感じたのですが、話が気になってさくっと1日で読了。 みんながそれぞれに自分の世界観を持っていた、学校での生活に意味を持っていたところに納得。 「葉桜~」を思い出したし、本のシリーズ?も一緒のようだ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ページをひらくと、「見取り図」から始まる。本格ミステリの予感にわくわくする。 物語は、夢の中から始まる。何やら、現実にはあり得ないような、隔離された世界。《学校(ファシリティ)》で、5人の子供たちと生活している11歳のマモル。様々な国から来た子供たちと授業を受け、「実習」という名の推理ゲームを続ける。 最後の最後で一気に話が進み、マモルは11歳でなく・・・。ここがどこなのか、この不思議な世界になぜ連れてこられたのか、なぜ夢の中から始まったのか。すべてが一気に明らかになる。 読者だけでなく、マモルたちもまとめてだまされるという構図。騙される快感!! 序盤から中盤にかけてのスローペースがちょっと残念。この大がかりな施設を整えた背景もちょっと無理があるか。
Posted by