神のロジック・人間のマジック の商品レビュー
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キャラクターがあまり好きになれなかった。前半は先が気になり面白く読めたが、後半は簡単に人が死に過ぎて荒唐無稽に感じられた。「葉桜の季節に君を想うということ」を思い出した。
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ミステリ。陸の孤島もの。 何を書いてもネタバレになりそう。 素晴らしいタイトルと、素晴らしいトリック。 他の方のレビュー通り、同出版社の有名作品を連想せざるを得ない。個人的には、『神のロジック 人間のマジック』のほうが好き。 巻末には、西澤保彦論と著者インタビューもあり、著者の...
ミステリ。陸の孤島もの。 何を書いてもネタバレになりそう。 素晴らしいタイトルと、素晴らしいトリック。 他の方のレビュー通り、同出版社の有名作品を連想せざるを得ない。個人的には、『神のロジック 人間のマジック』のほうが好き。 巻末には、西澤保彦論と著者インタビューもあり、著者のファンには嬉しい内容。確かに"ディスカッションによる推理"というのも著者の特徴の一つですね。
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登場人物が『不思議な学校』で生活をしている所から物語は始まる。しかし、主人公たちは「この学校が何か」を知らない。仲間と色々な推理を立てながら、学校の本質に近づいていく。 全然違うんだけど、『ハリーポッター(賢者の石)』を思い浮かべたのは僕だけでしょうか? あと、サウンドノベ...
登場人物が『不思議な学校』で生活をしている所から物語は始まる。しかし、主人公たちは「この学校が何か」を知らない。仲間と色々な推理を立てながら、学校の本質に近づいていく。 全然違うんだけど、『ハリーポッター(賢者の石)』を思い浮かべたのは僕だけでしょうか? あと、サウンドノベル(※)にしたら面白そうな作品だなぁと感じた。 なんとも感想の書きづらい作品ですね。あえて書くなら「事実は現実だが真実ではない」というところでしょうか。 冒頭に出てくる主人公の『夢の中の話』。読み返して「あぁ、なるほどそういうことだったのかぁ」と納得させられる。かなり完成度の高い作品だと思う。 ※)サウンドノベルとは・・・TVゲームのジャンルの一つ。小説を読む感覚でゲームを進めていき、途中の行動(選択)により物語の内容が変わる。 『かまいたちの夜(チュンソフト)』で一世を風靡した。
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SFファンタジー⁉わ少し苦手だったが封鎖施設って設定だけでワクワクして読める! ただ主人公だけ独特な渾名で呼ぶため多少、毎回名前確認が必要でした…。 探偵?スパイ?それぞれの異なる説がどれも説得力もあって面白いかったが個人的にヴァーチャル説に一票www "実習&quo...
SFファンタジー⁉わ少し苦手だったが封鎖施設って設定だけでワクワクして読める! ただ主人公だけ独特な渾名で呼ぶため多少、毎回名前確認が必要でした…。 探偵?スパイ?それぞれの異なる説がどれも説得力もあって面白いかったが個人的にヴァーチャル説に一票www "実習"の授業リアル学校でも実施したら楽しそうだなー! 真相は同じようなトリックの本を読んだことがあったが、この本は何の疑いも無く読み進めていたため、しっかりと騙された! まさかそうくるかと…。
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序盤は退屈でしたが、登場人物達が全く知らない隔離された場所で新入生との共同生活が始まると、堰を切ったかのように惨劇が始まります。連続殺人の緊迫感とホラー的な恐怖が、物語をスリリングにしています。 そして明かされる真相の衝撃は、全てを崩壊させてしまう破壊力で、実に強烈です。さらに、...
序盤は退屈でしたが、登場人物達が全く知らない隔離された場所で新入生との共同生活が始まると、堰を切ったかのように惨劇が始まります。連続殺人の緊迫感とホラー的な恐怖が、物語をスリリングにしています。 そして明かされる真相の衝撃は、全てを崩壊させてしまう破壊力で、実に強烈です。さらに、その後に待ち受ける何とも切ない結末も良かったです。 ただ、別の作家の某作品が全く同じネタで、それも同じ時期に同じ出版社から出版されました。その某作品と比べると強引な展開で粗さが目立ちました(出版社のせい?)。
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学校と呼ばれる社会から隔離された謎の施設での生活。 何の目的で集められたのかわからない6人の生徒たち。 記憶の欠落、ふと感じる違和感、不可解な日常の出来事などから思案し、仮説を立て、自分たちの現状を理解しようとします。 一見、平穏に見える日々。実のところは微妙なバランスで成り立っている。 足元を根こそぎすくってしまうようなストーリー展開。 完全なるフィクションですが、信じられないのは自分自身というか、読者のみならず登場人物も欺く展開は驚きです。 面白かったのですが、、、本の後半にインタビュー等のページが結構あるため、衝撃的なラストの場面を読みながらも、「まだ何かあるのか?!」と二転三転を期待してしまい、ちょっと肩透かしをくらった気分でした。
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秀逸な作品だという名前だけは聞いていたが中々読む機会が無かった。しかしメイントリックが某有名作を彷彿させるので読後思わず出版年を確認してしまったが、同じ版元でたった2ヶ月差で刊行されていたという事実に一番驚いた。同じテーマでも違う切り口からアプローチするとこうなる、と言う意図でも...
秀逸な作品だという名前だけは聞いていたが中々読む機会が無かった。しかしメイントリックが某有名作を彷彿させるので読後思わず出版年を確認してしまったが、同じ版元でたった2ヶ月差で刊行されていたという事実に一番驚いた。同じテーマでも違う切り口からアプローチするとこうなる、と言う意図でもあったのか。
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2004年版本格ミステリ第6位。ちょっと長かったけど、最後は面白かった。ほんとにこんなことできるの?と思うけど、周りの環境に左右されるってのは自分でも好きなテーマだ。こんなに殺すことになるか?とも思うけど。こういうのをほんとに実験したいって思ってる人は多いだろうな。でも、やっぱり人道的に許されないんだろう。でも年寄りを厄介払いしたがっている家族があるのは事実だ。本当にこっそり秘密に行われるなら。「葉桜…」と同時期に出たんじゃなかったら、もうちょっとヒットしたかな。
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マモルは<学校>にほかの5人の生徒たちと人里離れた寮で暮らしているが,この奇妙な<学校>の正体について,他の生徒たちと仮説を立てる。 後半の種明かしでびっくりするが,同窓会がこんな感じかもしれない。
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