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パーマネント野ばら の商品レビュー

3.9

41件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2019/05/25

どたばたしながら生きる女たち。人生の悲哀と滑稽と。高知のあっけらかんとした開放的な雰囲気も感じた。ラストにはぐっときた。

Posted byブクログ

2017/10/15

パーマネント野ばらは、村の女たちの懺悔室。恋に泣き、怒る女たちが、愚痴り、励まされ、少しだけ綺麗になった後に何も状況は変わっていない日常へと戻っていく。 愛だの恋だのをばかにしちゃいけない。神秘化してもいけない。それらがなくても生きてはいけるけれど、たしかに近くにあるものだから。...

パーマネント野ばらは、村の女たちの懺悔室。恋に泣き、怒る女たちが、愚痴り、励まされ、少しだけ綺麗になった後に何も状況は変わっていない日常へと戻っていく。 愛だの恋だのをばかにしちゃいけない。神秘化してもいけない。それらがなくても生きてはいけるけれど、たしかに近くにあるものだから。 私にはまだまだ経験不足な、生活の中の虚しさも悲しさも優しさも全部詰まっていた本でした。この良さがわかる日が来てほしいような、来てほしくないような。

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2016/05/14

泣いた。 年取らないと分からない話だなーと思いました。 単に年取っただけでも、分からない。 色々に恋をされたり、したり。その恋も、惰性だったり願いだったり、向こう側に何かを求める恋でないものだったり。 そうしたものの一つ一つを横目で見ながら、人生がゆっくりゆっくりなんのことな...

泣いた。 年取らないと分からない話だなーと思いました。 単に年取っただけでも、分からない。 色々に恋をされたり、したり。その恋も、惰性だったり願いだったり、向こう側に何かを求める恋でないものだったり。 そうしたものの一つ一つを横目で見ながら、人生がゆっくりゆっくりなんのことなく過ぎていって、遠目に見ればばからしいけど愛おしかったり、くだらなくて惨めだけど懐かしかったり、その美しいようで美しくもない時間の蓄積をこんな風に描けるなんてすごい。

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2016/04/12

西原先生の本の中でも一番好きな作品。絵は好き嫌いあるかもしれませんが、わたしは好きです。逞しく生きているようで繊細さのある女性たちの一言一言がグッときます。「忘れることも女の才能の一つ」とか。西原先生の絵だからすーっと入ってくるのかな。 冒頭の、主人公とおじいちゃんが海辺を歩くシ...

西原先生の本の中でも一番好きな作品。絵は好き嫌いあるかもしれませんが、わたしは好きです。逞しく生きているようで繊細さのある女性たちの一言一言がグッときます。「忘れることも女の才能の一つ」とか。西原先生の絵だからすーっと入ってくるのかな。 冒頭の、主人公とおじいちゃんが海辺を歩くシーンも秀逸です。

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2016/02/21

本当にえぐってくる。 ずっと涙をこらえながら読んだ。 もう結婚して、子供もいて、恋はもう店じまいと思ってたのに、こんなの読んじゃって、苦しくなっちゃって、どうしてくれるのって気持ち。

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2016/02/16

ある意味ヒロインよりも目立つ、赤裸々なおばちゃんたちの発言に、時に衝撃を受け、時にうなずきながら読んでいました。最後の展開にはグッときます。映画も見たくなりました。

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2015/10/26

3ページほど読んだ辺りで涙が出てきて最後まで号泣しながら読んだ。異常な読書体験だ。あけすけな下ネタは慣れていないとグロさを感じる程で、読むのが辛い。しかし何故か号泣した。 この漫画にいかに感動したかを言葉を尽くして褒めるのは抵抗がある。やるせない世界で、救いがない。この話をわかる...

3ページほど読んだ辺りで涙が出てきて最後まで号泣しながら読んだ。異常な読書体験だ。あけすけな下ネタは慣れていないとグロさを感じる程で、読むのが辛い。しかし何故か号泣した。 この漫画にいかに感動したかを言葉を尽くして褒めるのは抵抗がある。やるせない世界で、救いがない。この話をわかる人になりたくなかった。 ただ、それはそれとして西原理恵子さんは評判通り凄い漫画家だと思った。

Posted byブクログ

2015/02/13

20150213図書館で借りて。聞き覚えがあったので何となく借りてみたが、予備知識なく読み始めたためなかなかあけっぴろげな登場人物たちに多少戸惑ってしまった。人ってこういう面あるなぁ、こういう人いるんだろうな、と読む。

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2013/10/11

ほとんどに太郎姉ちゃん検閲が入ったマンガ。 離婚して実家の美容院「パーマネント野ばら」に戻ったお姉さんのお話。 しょっぱなの「なぎの海は静かな砂のおとがして、よく聞くとそれはこわれたラジオの音だった。」ってセリフに「おっ!」と思ったけど、あとはいつもの西原ワールド。 最低な不良が...

ほとんどに太郎姉ちゃん検閲が入ったマンガ。 離婚して実家の美容院「パーマネント野ばら」に戻ったお姉さんのお話。 しょっぱなの「なぎの海は静かな砂のおとがして、よく聞くとそれはこわれたラジオの音だった。」ってセリフに「おっ!」と思ったけど、あとはいつもの西原ワールド。 最低な不良がフっと普通の人みたいなセリフを吐くと「お♪」と思うような世界。 それに感動するほど、もう らじはピュアじゃないみたいです…。

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2013/10/11

私は人一倍、寂しがり屋なのだが、 どうやって、 他人に甘えればいいのか?が、わからないので、 恐らく、 一生解決できない問題を抱えた困ったさん、という自覚が自分にはある。 では、 どうして他人に甘えることが出来ないのか?を、考えてみると 単純に 嫌、なのである。 (この人はサ...

私は人一倍、寂しがり屋なのだが、 どうやって、 他人に甘えればいいのか?が、わからないので、 恐らく、 一生解決できない問題を抱えた困ったさん、という自覚が自分にはある。 では、 どうして他人に甘えることが出来ないのか?を、考えてみると 単純に 嫌、なのである。 (この人はサビシイ人なんだ。)と、思われることが。 (よしよし、サビシイ人よ。)と、同情されるくらいなら、 ウソをついた方がまだマシ。 まぁ、そんな人間だから、 この パーマネント野ばら(美容院)のお母ちゃんを 「恥だ」と思い、 なおちゃんの事を 「ヘンだ」 と、思った。 決して開けたくない類の扉が心にはあるが、 それを無理矢理こじ開けてくれた、 この「パーマネント野ばら」のふたりに、 腹はたったが、 楽にはなったなぁ。

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