陰陽師 付喪神ノ巻 の商品レビュー
丑の刻、貴船神社に夜毎現われる白装束の女が鬼となって、自分を捨てた男を取り殺そうとする。そんな男の窮地を救うため、安倍晴明と源博雅が目にしたものは!?女の悲しい性を描いた「鉄輪」他、全七篇。百鬼夜行の平安時代。魍魎たちに立ち向かう若き晴明と博雅の胸のすく活躍、魅惑の伝奇ロマンシリ...
丑の刻、貴船神社に夜毎現われる白装束の女が鬼となって、自分を捨てた男を取り殺そうとする。そんな男の窮地を救うため、安倍晴明と源博雅が目にしたものは!?女の悲しい性を描いた「鉄輪」他、全七篇。百鬼夜行の平安時代。魍魎たちに立ち向かう若き晴明と博雅の胸のすく活躍、魅惑の伝奇ロマンシリーズ第三弾。
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なんせ図書館に合った巻を借りていくので 当然出版された順に読んでおりません。 これは多分大分最初の頃に出版されたのでしょう。 作中の『宇宙』の定義が面白かったです。 宇=天地・左右・前後=空間 宙=過去・現在・未来 これはどこから取ったんだろう?調べてみよう。 コ...
なんせ図書館に合った巻を借りていくので 当然出版された順に読んでおりません。 これは多分大分最初の頃に出版されたのでしょう。 作中の『宇宙』の定義が面白かったです。 宇=天地・左右・前後=空間 宙=過去・現在・未来 これはどこから取ったんだろう?調べてみよう。 コスモスの花が8枚の花びらで宇宙を指す、と言う記述をどこかで読んだのですが… なんだったかなあ…
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帯裏 「もう、この唇は、わたしの唇を吸うてはくれませぬのか」 女は、人形の顔の、ちょうど口のあるあたりに自分の唇をあて、吸い、そして、白い歯できりきりとそこを噛んだ。 離れ、衣の前をはだけ、白い両脚を開いて、 「おう、もう、ここも可愛がってはもらえませぬのか」 しゃがみ、両...
帯裏 「もう、この唇は、わたしの唇を吸うてはくれませぬのか」 女は、人形の顔の、ちょうど口のあるあたりに自分の唇をあて、吸い、そして、白い歯できりきりとそこを噛んだ。 離れ、衣の前をはだけ、白い両脚を開いて、 「おう、もう、ここも可愛がってはもらえませぬのか」 しゃがみ、両手を床につき、犬のように這って人形に近づいて、その股間のあたりの茅を歯でさりさりと噛んだ。 再び立ちあがり、踊るように身悶えした。(本文より)
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2010年2月20日読了。2010年31冊目。 陰陽師シリーズ3作目。 おもしろい。独特の世界観で、読んだ後ほっこりした気持になる。 清明と博雅の掛け合いもよい。
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陰陽師シリーズの第3弾。 男女関係からくる愛情や憎悪が入り混じって、どろどろの重い感じになっている。 陰陽師であってもどうしようもない事がある、という事が書かれていて、 自分にとって遠い存在だった陰陽師が、ちょっと近い存在になった気がした。 全体的に神秘的な感じより人間くさい感...
陰陽師シリーズの第3弾。 男女関係からくる愛情や憎悪が入り混じって、どろどろの重い感じになっている。 陰陽師であってもどうしようもない事がある、という事が書かれていて、 自分にとって遠い存在だった陰陽師が、ちょっと近い存在になった気がした。 全体的に神秘的な感じより人間くさい感じ勝っていた感じがしました。
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すっかりハマって、夢枕獏『陰陽師』第3巻。人の心の中に沸き起こる恨みや憎しみの気持ちが鬼や怨霊を生む。
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相変わらずのエロス。(違) 短編集ですので、さらっと読みやすいです。 しっかし、1ページの量が少ない。もりもり読めます。
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