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耶律楚材(上) の商品レビュー

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14件のお客様レビュー

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チンギス・ハーンに仕…

チンギス・ハーンに仕えた宰相耶律楚材の人生を描いた小説。上巻

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モンゴルに仕えた遼の…

モンゴルに仕えた遼の王族の末裔、耶律楚材についてのお話です。楚材という名前の意味についてなども書かれていて、興味を引きました。

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モンゴル帝国の名宰相…

モンゴル帝国の名宰相、耶律楚材。「野蛮から文明を守る楯」となり、草原の掟しか知らぬ征服者から人々を守ろうとした男の気魄あふれる生涯に打たれます。

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多くの利害を持つ人た…

多くの利害を持つ人たちの間で、どのように選択・行動を取る事が良いのかを、モンゴルの歴史から学ぶ事ができる本であった。人に着目して物語を読み進める事で、様々な視点から物語りを楽しめることができると思った。

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耶律楚材は、遼の皇族…

耶律楚材は、遼の皇族の末裔であり、金国宰相の末子。時は12世紀末。北方で、モンゴルの胎動が始まらんとしていた頃です。金王朝支配下の契丹族はやがて、金に准じるか、モンゴルに降るかの二択を迫られることになります。金は遼を滅ぼし、楚材の祖先に屈辱を与えた国。しかし、耶律家を重用し宰相の...

耶律楚材は、遼の皇族の末裔であり、金国宰相の末子。時は12世紀末。北方で、モンゴルの胎動が始まらんとしていた頃です。金王朝支配下の契丹族はやがて、金に准じるか、モンゴルに降るかの二択を迫られることになります。金は遼を滅ぼし、楚材の祖先に屈辱を与えた国。しかし、耶律家を重用し宰相の位まで与えてくれたのも、また金国。中華は文明の地、草原は野蛮の地。金の高官として生きる楚材の二人の兄。「おまえをこれからはウルツサハリと呼ぶことにしよう」。自らチンギス=ハーンに仕えると決心した楚材。その心の根底にある想いは一つだ

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2023/09/14

「弓を使おうとすれば弓匠が必要でありましょう。天下を治めようとすれば、天下を治める匠というのが必要でありましょう。儒がそれであります。いま国家は武を用いておりますが、これは天下を治めるためです。陛下は天下を治めようとされております」 2020/11/3読了 圧倒的軍事力で版図を...

「弓を使おうとすれば弓匠が必要でありましょう。天下を治めようとすれば、天下を治める匠というのが必要でありましょう。儒がそれであります。いま国家は武を用いておりますが、これは天下を治めるためです。陛下は天下を治めようとされております」 2020/11/3読了 圧倒的軍事力で版図を拡大するモンゴル帝国の中で、庶民の為に文明的統治を根付かせようとした耶律楚材の生涯を描く。時代背景は、グローバリズムの波が押し寄せる現在にも通じるところがあるような気がするが、それならば、今の為政者は何を為すべきなのだろうか?

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2023/08/18

中国の歴史に詳しい作者が導入部から詳細な描写を延々と続ける。国名(時代)と人名が複雑に錯綜し、最初からこの物語に入っていくのに相当の我慢が必要である。しかし、流石は陳舜臣であり、打ち寄せるさざ波のように静かに立ち上がり、いつの間にか引き込まれている。 女真族の金帝国に仕えていた契...

中国の歴史に詳しい作者が導入部から詳細な描写を延々と続ける。国名(時代)と人名が複雑に錯綜し、最初からこの物語に入っていくのに相当の我慢が必要である。しかし、流石は陳舜臣であり、打ち寄せるさざ波のように静かに立ち上がり、いつの間にか引き込まれている。 女真族の金帝国に仕えていた契丹族の耶律楚材がモンゴル族チンギス・ハーンの世界征服の野望達成にあたって、信頼され相談をされるようになるまでの顛末である。金征服(跋金)の前に西のカスピ海・黒海に至るイスラム圏諸国の征服(西征)である。屠城「彼らは来た、破壊した、焼いた、殺した、奪った、そして去った。」・虐殺と収奪の恐怖の侵略政策のチンギスに対して仏教徒である楚材は仲間とともにその政策を矯正すべく懐に飛び込む。時を同じくして道教の教主長春真人にも同じ意図を告げられる。 チンギスは死に臨んで、次の世代には楚材を重用することを遺言する。 下に続く。 

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2021/04/01

少数の民族が広大な中華の地を統治するためには、そこにあったかつての仇敵をも包容する技量が必要であったに違いない。清の乾隆帝がそうであったように、それは、みずからの民として、漢民族をふくめた民族をみずからの民として慈しむことを必要とした。

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2012/06/10

耶律楚材 陳舜臣 集英社文庫 耶律楚材というのは人の名前です。 この人の細かいことはWikiでも見てください。 2点引用します。 >一利を興すは一言を除くに如かず。 >一事を生ずるは一事を減ずるに若かず。 この人が、本当にこんなことを言ったのかよく分かりません...

耶律楚材 陳舜臣 集英社文庫 耶律楚材というのは人の名前です。 この人の細かいことはWikiでも見てください。 2点引用します。 >一利を興すは一言を除くに如かず。 >一事を生ずるは一事を減ずるに若かず。 この人が、本当にこんなことを言ったのかよく分かりませんが この言葉はとても印象的でした。 >『新元史』の楚材評 >中原の百姓をして戎狄に践刈さるるに至らざらしめしは、皆な夫の人の力なり。 >伝に謂う所の自ら貶損して以て権を行う者は、楚材、其れ庶幾か。 > >伝とは『春秋公羊伝』のことで、その桓公11年に >「権を行うに道有り。自らを貶損して以て権を行う」 >(政権を担当する者は、自分をおとしめ損なうようにして権力を行使しなければならない) wikiより。 春秋公羊伝(しゅんじゅうくようでん)は『春秋』の注釈書であり、 『春秋左氏伝』・『春秋穀梁伝』と並んで、春秋三伝の一つとされる。 公羊学とは、孔子が作ったとする『春秋』を公羊伝に基づいて解釈する学問であり、さらにそこで発見された孔子の理想を現実の政治に実現しようとする政治思想である。前漢の董仲舒によって形作られ、後漢の何休によって大成された。何休以後は、『春秋』を左氏伝によって解釈する左伝学が主流となり、公羊学は衰退した。 このレビューを書いているときの首相は野田さんです。 ほとんどの人がついてこれない道を突進しているように感じています。

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2011/06/15

内容(「BOOK」データベースより) 西征東伐に明け暮れるモンゴル帝国の政の頂点にあって、楚材は孤軍奮闘、政・軍・監の三権分立や文教政策に力を尽くす。モンゴルの破壊力を、民衆を守る警察力に転化する大目標があった。しかし、大ハンにつづき、彼に絶大な信頼を置いた太宗オゴディが没し、激...

内容(「BOOK」データベースより) 西征東伐に明け暮れるモンゴル帝国の政の頂点にあって、楚材は孤軍奮闘、政・軍・監の三権分立や文教政策に力を尽くす。モンゴルの破壊力を、民衆を守る警察力に転化する大目標があった。しかし、大ハンにつづき、彼に絶大な信頼を置いた太宗オゴディが没し、激烈な後継者争いが…。チンギス・ハンに仕えて23年、楚材52歳の冬のはじめだった。ユーラシアを舞台に描ききる、天才宰相の波瀾の生涯。

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