生命40億年全史 の商品レビュー
生命の起源から人類の誕生まで、生命史がまとめて読める本。あまり光を当てられることのない時代や、地味な生物についても詳しく書かれている。それだけではなく、研究史や、著者自身を含む古生物学者たちのエピソードも豊富で、読んでいて楽しい。教科書的ではなく、ユーモアも満載。
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著者はイギリスの学者さんで三葉虫の専門家。最近も新しい発見をしたとニュースが伝わってきましたっけ。そのせいか、古生代以前に割くページの割合が多かったり、多少専門的な(マイナーな生物名など)部分もありますが、進化や絶滅といえば恐竜や人類等特定のものばかりが目立つ出版物の中では貴重な...
著者はイギリスの学者さんで三葉虫の専門家。最近も新しい発見をしたとニュースが伝わってきましたっけ。そのせいか、古生代以前に割くページの割合が多かったり、多少専門的な(マイナーな生物名など)部分もありますが、進化や絶滅といえば恐竜や人類等特定のものばかりが目立つ出版物の中では貴重な存在ではないかと思う。 学術的記述のみならず、ところどころに出てくるユーモアもいい感じです。例えば、ウミサソリ(大きいのは人間ほどに成長したデボン紀頃の水生生物)。現在のサソリの仲間である、サソリは恐ろしい生物である、と文は続きます。そしてこのウミサソリの大きな化石が著者の足に落ちてきて何週間もアザになった。「死後4億年たっても危険な動物なのです」 みなさんもウミサソリには十分に注意してくださいね。 なお、同じ著者による三葉虫の本も翻訳出版されています。専門だけに細かいです。ディープです。
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総ページ数500ページ弱。 でも、テーマが生命40億年の歴史だから、500ページあっても『1ページにつき何年やねん!』と思わず計算したくなる。 『生命体とは何であるか』から始まり、『いかにして私たちは 生命のバトンをつないできたか』を煌々と考えさせられる。 でも、決してむずかし...
総ページ数500ページ弱。 でも、テーマが生命40億年の歴史だから、500ページあっても『1ページにつき何年やねん!』と思わず計算したくなる。 『生命体とは何であるか』から始まり、『いかにして私たちは 生命のバトンをつないできたか』を煌々と考えさせられる。 でも、決してむずかしくない。気がついたら『あれ?もう何億年?』て感じで読みきれる。
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