Pの密室 の商品レビュー
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『鈴蘭事件』幼稚園児の探偵。バー・ベルの店主が死んだ日、店の床いっぱいにグラスの破片。店の娘が調達していたすずらんは消えた。頭が回りすぎる御手洗少年の、幼すぎることへのもどかしさが苦しい。 『Pの密室』小学生の探偵。絵画コンクール審査員の死、140点から136点に減った募集数、血塗られた絵画、ピタゴラスの定理。視点を回しながらの語りは作品に必要な要素だったのかもしらんけど、冗長さが否めなかったかなあ。あと被害者の人柄の不愉快さ、加害者の境遇の悲惨さも相まってあまりいい気分にならないはなし。
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御手洗潔シリーズ、12作目。中編集。 御手洗が子供だったころのお話が2編。子供じみた話になるかと思いきや、これが結構な本格モノ。キヨシ少年がまるでコナン君でした。いや、コナン君は実質高校生だから、キヨシ少年の方が凄いのか、、、。御手洗が女性嫌いになった経緯なども窺い知れ、ミステ...
御手洗潔シリーズ、12作目。中編集。 御手洗が子供だったころのお話が2編。子供じみた話になるかと思いきや、これが結構な本格モノ。キヨシ少年がまるでコナン君でした。いや、コナン君は実質高校生だから、キヨシ少年の方が凄いのか、、、。御手洗が女性嫌いになった経緯なども窺い知れ、ミステリとしても、シリーズファンとしてもなかなか楽しめた一冊だった。
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御手洗少年の事件簿。 御手洗が好きな人には嬉しい1冊。 石岡君が楽しんでてなにより。 Pの密室はどうにか救われて欲しいと思うが時既に遅し。 刑事さんと同じ心境で読み終えた。
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PってあのPか。子供が主人公やとなにか良いと思うのは年とったせいか?そうでもないな、ナインストーリーズとか昔から好きやったし。
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『鈴蘭事件』 里美が発見したセリスト女子大に残された幼少期の御手洗の写真。セリスト女子大の理事長の甥として大学構内の家に住む御手洗潔。友達のえり子の父親が車の運転中に海に転落し死亡した。えり子の母親が経営するバーの中に散乱するガラス。硝子に関心を示さない警察に対し硝子を回収する御手洗潔。えり子の母親を人質に立てこもりをする犯人。単独で犯人を説得した御手洗潔。 『Pの密室』 密室で殺害された土田画伯。愛人である天城恭子と殺害された土田画伯。血の塗られた絵画コンテストの候補作品。犯人として逮捕された天城恭子の良人。土田画伯の別居中の妻と息子。息子の受け取った傘の謎。
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御手洗さんの子供時代が描かれているという御手洗さんシリーズのファンにはときめきもののお話です。 石岡君と里美ちゃんもかわいいですが、里美ちゃんと仲の良い男の人に嫉妬するのはちょっと気持ち悪いと思いました。 御手洗さんの優しさが表現されていてほんわかしました。
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11月の2冊目。今年の188冊目。 御手洗潔の幼少時代が描かれた作品。しかし、本当に幼稚園児や小学生か?って思った。まぁ名探偵が小学生のころから活躍するのって言うのはわかるし、その後の御手洗潔の頭のよさを立証するような事実が挙がっているので、まぁ説得力はあるが・・・。やっぱりす...
11月の2冊目。今年の188冊目。 御手洗潔の幼少時代が描かれた作品。しかし、本当に幼稚園児や小学生か?って思った。まぁ名探偵が小学生のころから活躍するのって言うのはわかるし、その後の御手洗潔の頭のよさを立証するような事実が挙がっているので、まぁ説得力はあるが・・・。やっぱりすこし違和感を感じざるを得ない。内容は、面白いです。なるほどなーと思うような本格ぶりでした。
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これまた石岡、里美コンビの短編集。 今回は御手洗の幼少期の話。 本編もさることながら、御手洗自身もなぞ多き人物。 徐々にあきらかになってゆく。 御手洗シリーズの伏線のような中篇作品集 Pno密室のPとはいったい。 後は本編をみよ!
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御手洗少年、頭良すぎナリ。 短編といっても2編なので、"物足りなさ"は無いナリ。 (普段は短編は読み応えが無いと思ってるナリ。)
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所々で張り巡らされた伏線を最後に全て回収するのは、さすがの一言。 御手洗さん、超人過ぎる。 だんだん親しみがわきづらいキャラになっているような…
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