太公望(上) の商品レビュー
釣りの神様で有名な太公望の一生みたいな話。 封神の影響で読み始めましたがまんまと宮城谷さんが好きになりました。 上中下と三冊あるし長いですが、一度読み出すと止まらないです。
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太公望。 誰でも知っている名前でありながら、何をした人なのかは知られてないですよね。不遇時代に釣りばかりしてた人だという印象が強烈。軍師であることは知っていたのですが、その為にどちらかと言えば武張った感じを持っていました。 宮城谷さんは例によって少ない情報から、出来る限り正確な生...
太公望。 誰でも知っている名前でありながら、何をした人なのかは知られてないですよね。不遇時代に釣りばかりしてた人だという印象が強烈。軍師であることは知っていたのですが、その為にどちらかと言えば武張った感じを持っていました。 宮城谷さんは例によって少ない情報から、出来る限り正確な生身の太公望像を描き出そうとします。もっとも、それも最後は想像でしかないのですが。 宮城谷さんの太公望は、若くて、頭が良く、指導力を持つ剣の達人です(かといってスーパーマンでも無いのですが)。そして謀略の人。様々なスパイ活動で、反商勢力をまとめ上げ、最後の最後に周王と組んで商との戦いに臨みます。 500ページ×三巻の大作です。そしてそれが宮城谷さんの特長ですが、ダレることなく、しかしどこか淡々と物語りは進んで行きます。有名な釣りをしている太公望と周王の出会いは下巻の中ほど、牧野の戦いは最後の100ページに入っています。若き日の太公望の姿を描いた秀作です。
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初めて読んだ歴史小説。 歴史と言っても太公望については伝承しか残っていないので、少しだけ不思議な描写もあったり。でも、そんな幻想的な描写がさらに太公望の魅力だったりします。
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私は知りませんでしたが、男性の人に聞くと割と知っているひとが多いみたいですね。何でも釣りの神様(?)みたいになっている人みたいで、よく船の名前とかにもなっている人みたいです。 その人の一生を感情豊かに描いてある作品です。上・中・下とありますが、割とすっと読めますよ。
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殷周革命を周側から書いた小説。正確には主人公である太公望が周を利用することで殷を倒し復讐を果たすという話です。読みやすく物語に入っていきやすいので、太公望って聞いたことあるけど何した人なんやろと興味を持った人にはいいんじゃないでしょうか。
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封神演義(Not少年マンガ)を読んだ後に読むと、太公望が「ジジイじゃない」ということに新鮮さを感じますよ。望と素敵な仲間たちの苦難の旅は続くよ…。
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漫画の封神演義にはまってよみました。 太公望の性格に二度惚れ…大好き!そして宮城谷さんがすきになったきっかけ。
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釣りの神様や某漫画(笑)などでその名を知る人は多いと思います。神秘的なのに何処までも人間らしく、氏の書かれる人物のこの人間臭さ(?)が好きです。*上中下の全3巻
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太公望をモチーフとした作品は、小説やコミックに渡り多数ありますが、私はこの作品を一押ししたい。上中下と三巻あって結構な長編ですが、和風ファンタジーと思って読めばアーラ不思議、敷居なんて感じナーイ。
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上中下巻。これは説明の必要もないでしょう、周の軍師・太公望についての物語です。古代中国の有能な政治家は、同時に有能な軍師(将軍)でもある、というのは、この方から始まった気がしますね。後世にもいろいろと影響を残した方です。
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