鬼平犯科帳 新装版(5) の商品レビュー
平蔵が命を狙われる『…
平蔵が命を狙われる『兇賊』。凶悪な網切の甚五郎により、「もはやこれまで」のところまで追い込まれるが、何とか危機を脱し、甚五郎を成敗する。
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平蔵のむかしなじみの…
平蔵のむかしなじみの録之助が活躍する「乞食坊主」や、平蔵の危機を描いた「兇賊」など7篇が収録。
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このシリーズは基本的に短編集ながら、一つの事件が後々まで影響するとこが多い。そして悪人に必ず二つ名が付いているものの、後になるとどんな奴だったか記憶も薄れていてその面白さを味わいきれていない気がする。 元犯罪者が町奉行でいうところの岡っ引きのようなはたらきをして事件捜査に貢献する...
このシリーズは基本的に短編集ながら、一つの事件が後々まで影響するとこが多い。そして悪人に必ず二つ名が付いているものの、後になるとどんな奴だったか記憶も薄れていてその面白さを味わいきれていない気がする。 元犯罪者が町奉行でいうところの岡っ引きのようなはたらきをして事件捜査に貢献するところが江戸時代らしくて良い。
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【深川・千鳥橋】間取りの万三 【乞食坊主】井関録之助密偵になる 【女賊】もと盗賊の隠し子、女の盗賊の頭の毒牙に、 【おしゃべり源八】記憶喪失の同心 【兇賊】芋酒や、命の恩人じゃないか 【山吹屋お勝】引き込みが平蔵の親戚の家に(未遂) 【鈍牛】誤認逮捕
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今回もおもしろかった。 「乞食坊主」「兇賊」が特に好き。 敵も惚れる男、鬼平がよくわかるお話。 「鈍牛」は、ほろりとしてしまった。 どんな人も偏見なく接する平蔵さんを見習いたい。
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2020.8.6 読了 やっぱり 長谷川平蔵の人柄 大好きですー! 部下も 『このお頭なら、ちゃんと判断してもらえるはず!』 と 信頼しているのがいいです!
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鬼平犯科帳 (5) 諸事情により、4巻未読のまま5巻を読むことに・・。 今回も7篇それぞれ読み応えがあり、楽しませて頂きました。 第五話「兇賊」では、鬼平さんが強敵(凶敵又は狂敵ともいえるかも)・“網切の甚五郎”に命を狙われ、大ピンチに陥る場面もあり、ハラハラしました。 早く...
鬼平犯科帳 (5) 諸事情により、4巻未読のまま5巻を読むことに・・。 今回も7篇それぞれ読み応えがあり、楽しませて頂きました。 第五話「兇賊」では、鬼平さんが強敵(凶敵又は狂敵ともいえるかも)・“網切の甚五郎”に命を狙われ、大ピンチに陥る場面もあり、ハラハラしました。 早く4巻が手元に来てほしいです。
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深川・千鳥橋 死期を悟った渡り大工の間取りの万三は、江戸を離れお元を最後の女として房州白浜で暮らし安らかに死のうと決める。 一方、平蔵の密偵として市中に離された大滝の五郎蔵。 最後に、平蔵は、死に際に綺麗にしろよ、と万三にお縄をかけず、駕籠におしこみ、お元と駕籠は、千鳥橋を北へと...
深川・千鳥橋 死期を悟った渡り大工の間取りの万三は、江戸を離れお元を最後の女として房州白浜で暮らし安らかに死のうと決める。 一方、平蔵の密偵として市中に離された大滝の五郎蔵。 最後に、平蔵は、死に際に綺麗にしろよ、と万三にお縄をかけず、駕籠におしこみ、お元と駕籠は、千鳥橋を北へと渡っていく。 これでよいな、平蔵の言葉に対し、五郎蔵の号泣がこだまする。
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深川・千鳥橋 乞食坊主 女賊 おしゃべり源八 兇賊 山吹屋お勝 鈍牛 「兇賊」網切の甚五郎の一件が片付く。
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「おれの死に水を取ってくれないか」 大工の万三は、屋敷の見取り図を盗人に売りつけることで稼いでいた。 結核で余命が短いことを悟った万三は、自分と同じ匂いのする女と出逢い、女のために最後の稼ぎを狙う… *** 人情的なオチで読者としては安堵した。 第1巻の頃だったら、万三も女も破滅...
「おれの死に水を取ってくれないか」 大工の万三は、屋敷の見取り図を盗人に売りつけることで稼いでいた。 結核で余命が短いことを悟った万三は、自分と同じ匂いのする女と出逢い、女のために最後の稼ぎを狙う… *** 人情的なオチで読者としては安堵した。 第1巻の頃だったら、万三も女も破滅していただろうなあ。 作者が丸くなったのか鬼平が丸くなったのか。 /深川・千鳥橋 「ある乞食坊主を殺してほしい」 菅野伊介は依頼を受けた。 しかしその乞食坊主に襲いかかってみて驚愕した。 かつて同じ道場で刀を振るい合った先輩の井関録之助だったのだ。 そしてその同じ道場では、若き日の鬼平も共に稽古に励んでいた。 /乞食坊主 隠居した老賊に知らされた急、赤子の頃に里子に出した息子が危機にさらされている。 どうやら女賊に誑し込まれ、押し込みの片棒を担ぐことになりかけているようだ。 女賊のお千代は、その身体を男たちによって育て上げ、男たちを操り押し込み強盗を繰り返している、一筋縄ではいかない女だ。 /女賊 鬼平の手下の久保田源八は、心臓を患い、鬼平のために余生を生きようと決意していた。 そんな源八が、密偵の最中に賊に襲われ、今までの記憶を失ってしまった… /おしゃべり源八 ひとりばたらきの老盗賊、鷺原の九平は、たまたま鬼平の殺害計画を耳にする。 盗賊なら知らないものはない、火付け盗賊改め鬼の平蔵、鬼平。 九平の表向きの仕事は芋酒呑み屋だ。 たまたま訪れた鬼平の男っぷりに惚れ込んだ九平は、鬼平を亡き者にしようとしてる相手を探ろうとする… /兇賊 鬼平の親族の三沢仙衛門は、今年で五十五になる。 そんな仙衛門が若い女を嫁にとりたいと言い出した。 女を探る鬼平は、その身のこなしに堅気でないものを感じる… /山吹屋お勝 火付けの犯人として捕らえられたのは、”鈍牛(のろうし)”と呼ばれる亀吉だ。 精神薄弱だが真面目でお人よしで近所の人々からも可愛がられていた亀吉が、果たして本当に犯人なのか…? *** いわゆる冤罪事件。 検挙率を挙げるため、拷問などで罪人を仕立て上げた場合、取り調べに当たったものたちも処罰される、というシステムがあったようだ。 /鈍牛
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