ロシア紅茶の謎 の商品レビュー
有栖川有栖の小説、初挑戦。まるでホームズとワトソンを想起させるような名コンビ、火村&アリスの『国名シリーズ』第一作目です。・・・ここまで完璧な超本格・純ミステリを拝めるのってきっとすっごく稀なことだろうなと思います。キャラも捻りの効いたセリフ回しもいいし、テンポよく進んでいくめま...
有栖川有栖の小説、初挑戦。まるでホームズとワトソンを想起させるような名コンビ、火村&アリスの『国名シリーズ』第一作目です。・・・ここまで完璧な超本格・純ミステリを拝めるのってきっとすっごく稀なことだろうなと思います。キャラも捻りの効いたセリフ回しもいいし、テンポよく進んでいくめまぐるしい展開の数々が読者に「飽き」という言葉を忘れさせます。すっかり有栖川有栖の虜になってしまいました。現代のエラリー・クイーンって評されるのも頷ける。
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有栖川有栖は、推理小説だけどあまり恐すぎもしないので読みやすい。だけどその分忘れやすい。ほとんど忘れてる。
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火村<国名シリーズ>第1短編集。 収録作品:動物園の暗号、屋根裏の散歩者、赤い稲妻、ルーンの導き、ロシア紅茶の謎、八角形の罠 学生編の長編と比べて、お手軽に読めるのが魅力の短編集。 表題作のトリックはなかなかステキです。私は好き。 でも個人的に一番好きなのは、屋根裏の散歩者。オ...
火村<国名シリーズ>第1短編集。 収録作品:動物園の暗号、屋根裏の散歩者、赤い稲妻、ルーンの導き、ロシア紅茶の謎、八角形の罠 学生編の長編と比べて、お手軽に読めるのが魅力の短編集。 表題作のトリックはなかなかステキです。私は好き。 でも個人的に一番好きなのは、屋根裏の散歩者。オチがくだらなくて好き(笑)
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暗号やら何やら、正に「本格」と言うべき内容だった。トリックをとても楽しんで読めたので、星五つ。ただし題になっているロシア紅茶の事件は私でもなんとなくトリックの想像がついてしまったのが残念(私は普通トリックの謎は解けない)でもとても面白い。
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火村&有栖コンビのシリーズ第二弾。今後続いていく国名シリーズの幕開けと言ったところだろうか。短編6編が収録されており、暗号と密室に重点を置いた内容。以下に読後の感想。 ■動物園の暗号 読んで字の如し。動物園での殺人をダイイングメッセージから読み解く話。これは落ち方が好き。有栖っ...
火村&有栖コンビのシリーズ第二弾。今後続いていく国名シリーズの幕開けと言ったところだろうか。短編6編が収録されており、暗号と密室に重点を置いた内容。以下に読後の感想。 ■動物園の暗号 読んで字の如し。動物園での殺人をダイイングメッセージから読み解く話。これは落ち方が好き。有栖って感受性強そうだな、と思える感じなので。謎としては…ややアンフェア?小悪魔には為す術もない部類の暗号、、、 ■屋根裏の散歩者 江戸川乱歩に同名の作品有り(有名)。殺された老人の趣味が↑とリンク。暗号としては面白いなと思ったものの、火村の捜査法はどうなんだろう、、、容疑者があれだけ絞られているのだから警察の地道捜査でもOKだったんじゃないかと。 ■赤い稲妻 某アイドルグループを彷彿とさせるタイトル。密室モノ。救いようのない惨い話だが、こんなオチだったのか!と独りはしゃぐ。どうやら小悪魔は小説無内においては惨さも好物の様ダ。発見。 ■ルーンの導き 本書で一番しょうもなかった作品ではないかと疑っている。捜査官も気付けってば、、、推理展開も無理があった感バリバリなので評価低し。 ■ロシア紅茶の謎 タイトル作。衆人環視の元毒殺を遂げたのは誰か。真相が解明されると共にやや切ない心持ちになった。有栖川有栖はこんな色合いの作品が多いな、としんみり。 ■八角形の罠 有栖川有栖原案のミステリーツアーのノベライズ。作者からの挑戦も挿入されており楽しい雰囲気。見取り図が重要な鍵との事。何も考えずサクッと読み進む。考えるより読むのが早かった、という典型的な人間と化した。オチは…現実として考えた場合難と言える点が1点見受けられたが小説として割り切るなら許容範囲か?ゲネプロシーンが小説内小説の役割を果たしていて面白かった。 全体を通して楽しめた作品かと。短編だけあって読みやすい。ただ…筆者は季節感を伝えるのが下手な様子。前作はWhite X'masの事件だったので気にならなかったが、本書は冒頭に記述される×月×日に注意しなければ季節が不明。謎には関与しないので些末事なのだろうが気になったので記述。その他気になった点は、後々出番の増える森下刑事の初登場の巻だという事くらいか。暇を見付けて他作品も読み進めて行きたいと思う。
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これが火村−有栖川コンビによる国名シリーズの第一作らしい。有栖川作品もこの1,2週間で結構読んできた。このコンビの作品、作中人物の有栖川のキャラが僕は一番気に入っている。彼が活躍する物語を書いて欲しいなぁ。 この短編集、暗号ものが3編、密室が1編、凶器隠しものが2編入っている。...
これが火村−有栖川コンビによる国名シリーズの第一作らしい。有栖川作品もこの1,2週間で結構読んできた。このコンビの作品、作中人物の有栖川のキャラが僕は一番気に入っている。彼が活躍する物語を書いて欲しいなぁ。 この短編集、暗号ものが3編、密室が1編、凶器隠しものが2編入っている。暗号ものの出来がよかったかな。タイトル作の毒薬混入トリックはちょっと苦しいか。
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