不思議の国のアリス の商品レビュー
今月の猫町課題図書を、例によって読書会当日に読了。子供のころから、それこそ何回読んだか知れない物語だが、なぜか自宅から発掘できず、1994年 矢川澄子訳の新潮文庫で読了。 従来、「三月うさぎ」と訳されることの多かった March Hare を「ウカレウサギ」と解釈したり、ウミガ...
今月の猫町課題図書を、例によって読書会当日に読了。子供のころから、それこそ何回読んだか知れない物語だが、なぜか自宅から発掘できず、1994年 矢川澄子訳の新潮文庫で読了。 従来、「三月うさぎ」と訳されることの多かった March Hare を「ウカレウサギ」と解釈したり、ウミガメモドキの言葉遊びを頑張って訳出しようとしていたりするところは新味があって面白いが、全体的に口語口調の訳はちょっとイメージと違う感じだった。金子國義の挿絵は可もなく不可もなく。
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2014年12月の課題本です。 http://www.nekomachi-club.com/report/16502 http://www.nekomachi-club.com/report/16432
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ディズニーにも興味ないから見たこと自体なかったけど、ほんと不思議な童話って感じだった。 レビューを読んでいると結構訳者によって中身がだいぶ変わりそうだ。 すごい不思議な世界感だったけど、そこまでおもしろいと思わなかった。著者のルイス・キャロルがオックスフォード大学の数学と論理学の...
ディズニーにも興味ないから見たこと自体なかったけど、ほんと不思議な童話って感じだった。 レビューを読んでいると結構訳者によって中身がだいぶ変わりそうだ。 すごい不思議な世界感だったけど、そこまでおもしろいと思わなかった。著者のルイス・キャロルがオックスフォード大学の数学と論理学の教授ってのがびっくりした(笑)内容のぶっ飛び方は、数学者って感じするけど(笑) 最後、え、夢?!って思った。
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桜色の装丁が気に入り購入しました。 小学生の時に読んだきりの作品のため一気に読み進めることができるだろうと、予想していましたが予想外に苦戦。 なんだこの翻訳と愕然。 ~さ。や、~な。という文末に思っていた以上の抵抗感があり、苦痛。古くさかったり現代では目にする機会の少ない言葉選び...
桜色の装丁が気に入り購入しました。 小学生の時に読んだきりの作品のため一気に読み進めることができるだろうと、予想していましたが予想外に苦戦。 なんだこの翻訳と愕然。 ~さ。や、~な。という文末に思っていた以上の抵抗感があり、苦痛。古くさかったり現代では目にする機会の少ない言葉選びに四苦八苦。 それとも言葉遊びの多い原作を日本語訳にしたらこんなものなの? それとも翻訳者自身の裁量についていけなかった? 機会があれば別の翻訳者の同作を読んでみたい。
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今年の新潮文庫のカバーのデザインが気に入ったので購入した。 物語は、ファンタジー的要素が強い印象だった。 挿絵もアリスの世界観を忠実に再現されているなあと感じた。 ページ数も少なく、映像化されてて馴染みのある作品なので普段本を読みない層にもとっつきやすい作品である。子供にも読みや...
今年の新潮文庫のカバーのデザインが気に入ったので購入した。 物語は、ファンタジー的要素が強い印象だった。 挿絵もアリスの世界観を忠実に再現されているなあと感じた。 ページ数も少なく、映像化されてて馴染みのある作品なので普段本を読みない層にもとっつきやすい作品である。子供にも読みやすい作品だと思う。
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新潮文庫の夏の100冊で特装カバーになっていたので購入。 あまりにも有名で複数の翻訳が出ているアリス。こちらの翻訳は矢川澄子。金子國義の挿絵も美しい。 朗読を前提とし、話し言葉を主体に訳文が組み立てられているのは、『アリス』成立の過程を踏まえたものか。とてもいい訳文だ。
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まともな見識・常識を気にして読まない方が、この物語に入りこめ、率直に物語を受け入れてみる作品。話の構成を気にかけてはいけない作品。 作者が即興で作り上げた、大人には論理が通らないため深みはないがいつしかの空想を呼び起こすような作品。 子供には、自身の考えを言ってほしい作品。
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子供の時から知ってて、ディズニー映画も見たのでしっかり読んでみようと思ったが挫折。訳が肌に合わないのもあるけど、こういう寓話的なストーリー自体が無理。世界観は女の子が好きそうな感じなんだけどなあ。
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幼いころ読んだお茶会のシーンをまた読みたいと思い、再読。 やはり、言葉遊びのシーンは原書じゃないとわからないところがあるが、リズムよく、適度にアリスと同じように理解不能に陥りながら、不思議の国を探索する気分になってくる。彼女の傍らに立って、同じ目線で世界を見ているような気分にもな...
幼いころ読んだお茶会のシーンをまた読みたいと思い、再読。 やはり、言葉遊びのシーンは原書じゃないとわからないところがあるが、リズムよく、適度にアリスと同じように理解不能に陥りながら、不思議の国を探索する気分になってくる。彼女の傍らに立って、同じ目線で世界を見ているような気分にもなる。 そして、物語の終わりには、アリスの姉と共に、ふと振り返るのだ。幼かりし日のことを。自分自身がまたアリスのような不思議な出来事を感じた日々があったことを。
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『アリス・オンパレード』第2弾。全訳版の最初は、読書メーターでも最も登録の多い新潮文庫から。訳は矢川澄子。著書、翻訳書多数。澁澤龍彦と9年間結婚生活を送っていた。澁澤訳の『O嬢の物語』の下訳も矢川のものであったらしい。さて、この『アリス』の訳だが、ルビがないことや語彙、表現の上からも、基本的には大人の読者を対象にしている。3人の少女たちを前に語るという話法が採用された。絵は金子國義。(ここでは抑え気味だが)エロティックな金子独特の様式のリトグラフが12枚。やはり初版のテニエルの絵がスタンダードとしてあるが、構図は金子に独特のものだ。
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