風の海 迷宮の岸(下) の商品レビュー

小野不由美【著】

麒麟になれて良かった…

[文庫ＯＦＦ]

麒麟になれて良かった！と思っていたらまた新たな不安が泰麒を押し潰しそうになります。泰麒の悩みの為に延も人肌脱ぎますよ！！

麒麟となり王を選ぶ事…

[文庫ＯＦＦ]

麒麟となり王を選ぶ事になる。だが正しい王を選べたのか、間違ってしまったのだろうかと悩む。

2024/09/05

タイキが王を決めたあたりから一気におもしろくなった！

本当に王なのかと迷ってるタイキの様子が心配になり、
偽りの王を選んでいるんだから国はどうなるのかと
ハラハラとした。

そういうのとだったのねと安心したし、
同族愛にもこころが和んだ。

それにしても呼び名難しすぎ〜

2023/03/13

「月の影　影の海」の続きかと思ったら、まったく主人公が異なるのは初めて読んだときに驚いた記憶がある。年代も十年ほど前だし。
今回はそれを知りつつ「風の海」を読むか……それとも「風の万里」を読むか悩んで、発売順にしようと読み進めた。

幼い泰麒の話。
麒麟というものが何であるのかにクローズアップした話で……「月の影」ではよくわからないままに「麒麟ってそんなものなのか」と読み進めていた色々な疑問に答えをくれるような話だったような気がする。

景麒、延主従が出てくるところは、「月の影」を読んだ後だとなんだか楽しい。

2022/03/07

戴国の麒麟、泰麒が主役のお話。 とにかく泰麒がかわいい…。 麒麟として未熟な自分が不甲斐なく悩みながらも、自分のことを気にかけよくしてくれる皆の期待に応えようと頑張る健気な姿が愛おしい。 純粋で優しくいたいけな泰麒を応援したくなります。

2021/07/23

王と麒麟の関係や、十二国記の世界の仕組みが明らかにされてくる巻なので面白かったです。けど、泰麒の苦悩で若干読むのがつらいわ(*_*)子供だしそら寂しいよな。最後に丸く収まってほっとした。

2021/06/11

天啓に従い王を選ぶ責任を負う麒麟、泰麒は人間として育ったために自信を持てないでいる。戴国の王を選ばねばならないのだ。泰麒の成長と彼が選ぶ王となるべき者との友情に痺れる。テリーブルックスの「魔法の王国売ります」を思い出すんだよなあ。ある意味ランドオーヴァーの日本版のような展開。いや、若者の成長物語になっている分、もっと面白いのではないか。

2021/03/13

泰麒が王を選ぶお話

驍宗が登場

僕の周囲で十二国記を読んでる人が増えたので読み始めたわけだけれども
その中の一人の推しキャラが驍宗らしい
作中でも語られている通り、雰囲気としては王たる資質に溢れているなぁ

泰麒が思い悩んでいる場面では後の展開をいくつか想像して不安になったものだけれども、そんなオチだったのね
景麒の説明不足で、読者としても訝しみながらも最終的には安心するというね
ってか、罪は確定したってのはなんか表現としてズルい気がする
フェアではないなぁ

ただ、この後の展開も魔性の子に続くわけで
戴国は大丈夫なのか？

王がいなくなるよりは麒麟がいない方がマシだけど、いなくても大丈夫なものなのか？

2020/09/15

早々と読み終えられました。なんか感動していたら、失意に落とされ、でも、最後に救われるという、心がジェットコースターに乗ったような不思議な体験をしました。

2020/05/11

自分の使命に自覚が持てないままに選択を迫られる泰麒。
選ばないといけない重圧と、選んでしまった重圧がリアルに感じられる。
実は麒麟の行う行動=天命とも取れるので選択に間違いはおこらない(その結果がいいか悪いかは別)
それを知らず苦悩する泰麒のストーリーは見てるこちらもソワソワしてしまった。
重大な決意をしないといけないという点で前作の陽子と同じようなテーマが見えますね。
目の前にある大きな壁にどう立ち向かうのか的な。。。