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世間知ラズ の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2025/03/15

朴報に谷川さんの詩を読み漁っています。これは初めてその存在を知った詩集です。谷川俊太郎さんの詩に感じる何か(詩に対する哲学?)が、目の前に形を現わにしたようでした。「父の死」、「世間知ラズ」でもさらりと表現されていても、その心の深いところにある想い、お父さんとの思い出、詩人として...

朴報に谷川さんの詩を読み漁っています。これは初めてその存在を知った詩集です。谷川俊太郎さんの詩に感じる何か(詩に対する哲学?)が、目の前に形を現わにしたようでした。「父の死」、「世間知ラズ」でもさらりと表現されていても、その心の深いところにある想い、お父さんとの思い出、詩人として生きて来た日常が生々しく伝って来ました。 他のまったく違う言葉遊びの詩を書いた同じ詩人だなんて、本当に素晴らしい、まさしく「詩人」と思います。私も「世間知らずの子ども」いつまでも、そんな奢りも卑下もしない気持ちでいたいです。

Posted byブクログ

2024/04/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

谷川俊太郎さんの詩は、教科書や絵本、新聞などで時々目にし、自分には合わないなと勝手に思い込んでいた。先日読んだ、『普通がいいという病』(泉谷閑示著)で出てきたので手に取ってみた。すると、今まで読みかじりで想像していた谷川俊太郎さんのイメージとかなり違い、少しダークなところも出されていて面白く、気づけば一気読みしていた。 若い頃に描いたものなのかなと感じて調べてみたけれど、どうやら60歳くらいの時に書かれたものらしい。良い意味で、詩がお年に比べて若いなぁとびっくりした。 まず、すごく度肝をぬかれたのが、 ○詩なんてアクを掬いとった人生の上澄みねと 離婚したばかりの女に寝床の中で言われたことがある 「マサカリ」より なんと強いワードの数々!言葉で戦争しているようだ。 他に ○何かを思っているのかどうかさえ定かではない だが、気分だけはある           「立ちすくむ」より ○これこそ世界のありのままの姿なのではあるまいかって もとのもとはずっとこうなんじゃないかって 大昔から そしてこれからも         「手に負えない夕方」より この二つは、日頃自分も感じていることを表してくれていて、嬉しかった。 最後に、この詩集で一番いいなと思ったところ ○人はたったひとつの自分の一生を生きることしか出来なくて あといくつかの他人の人生をひっかいたくらいで終わる でもそのひっかきかたに自分の一生がかかっているのだ それがドタバタ喜劇にすぎなかったとしても    「午前2時のサイレント映画」より あー、ひっかきかた間違って望んだのと違う方に行ってしまったよなぁーと、渋い気持ちにさせられた。でも過ぎれば確かに、私の場合はドタバタ悲喜劇かもと思えるのでした。

Posted byブクログ

2012/11/27

「もっと滲んで」と「立ちすくむ」は一生忘れずに生きていきたい。学生時代に初めて購入し、でもあちこちに持ち歩くからかスグなくしてしまい、何回も買い直している。今回で実に三回目。 時間をあけるとどうしても読みたくなってしまうのだ。

Posted byブクログ

2012/08/25

本当は★3.5。するすると入ってくる詩だった。思わず溜息を洩らすものもあれば、まだ響かないものも。何度も読み直すうちに、感ずることがどんどん変わっていく詩たちだろうと思う。

Posted byブクログ

2015/01/23

“ 詩なんてアクを掬いとった人生の上澄みね…” と言ったのは、やはり佐野洋子さんということでしょうか。

Posted byブクログ

2011/06/24

父が亡くなったあと偶然出会ってしまった本。本当に涙が止まらなかった。あの最初の一節を思い出すだけで、今でも切なくなる。

Posted byブクログ

2011/12/04

「嘱目」なんていう単語、初めて見たw 無言でいることの心地よさを知りながら無言を怖れちゃうんですかそうですか

Posted byブクログ

2009/10/04

本当の世間知らずの自分には、少々大人な詩と思われるものが沢山ありました。たまには背伸びして読むのもいいでしょう。「午前二時のサイレント映画」「いつ立ち去ってもいい場所」がおすすめです。

Posted byブクログ

2009/10/04

谷川さんは「どきん」などに代表されるような小学生の教科書によく載せられているタイプの詩しか知らなかったので、初めて読んだときかなり驚きました。 「ゆうべぼくは涙が出るほど笑ったが/笑った理由を今日はきれいさっぱり忘れている」(いつか土に返るまでの一日、より) 「人はたったひとつの...

谷川さんは「どきん」などに代表されるような小学生の教科書によく載せられているタイプの詩しか知らなかったので、初めて読んだときかなり驚きました。 「ゆうべぼくは涙が出るほど笑ったが/笑った理由を今日はきれいさっぱり忘れている」(いつか土に返るまでの一日、より) 「人はたったひとつの自分の一生を生きることしか出来なくて/あといくつかの他人の人生をひっかいたくらいで終わる/でもそのひっかきかたに自分の一生がかかっているのだ/それがドタバタ喜劇にすぎなかったとしても」(午前二時のサイレント映画、より)

Posted byブクログ