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冬のオペラ の商品レビュー

3.3

10件のお客様レビュー

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2016/11/10

姫宮あゆみが勤める不動産屋のビルに、【名探偵】巫弓彦が事務所を開いた。【名探偵】は、身元調査など、一般の探偵業は行わないが故に、アルバイトで生計を立てている。短編2つと、中編1つが、記述者のあゆみ目線で語られている。短編では日常の謎が軽く書かれているが、中編では少しズッシリした殺...

姫宮あゆみが勤める不動産屋のビルに、【名探偵】巫弓彦が事務所を開いた。【名探偵】は、身元調査など、一般の探偵業は行わないが故に、アルバイトで生計を立てている。短編2つと、中編1つが、記述者のあゆみ目線で語られている。短編では日常の謎が軽く書かれているが、中編では少しズッシリした殺人事件。こちらは、ストーリーも、謎解きも読み応えがあった。即座に解決してしまう巫の名探偵ぶりが気に入ったので、続編があれば読みたい。

Posted byブクログ

2016/10/01

2つの短編と1つの中編の連作ミステリー。 主人公のあゆみが、生き生きと描かれている。 先の2作は、大きな事件も起きず、どこか温かい。 最後の表題作「冬のオペラ」は、哀しい結末。 冬の京都の描写が素晴らしく、静かな寺など改めて訪れたくなる。

Posted byブクログ

2014/07/05

イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387155279.html) (収録作品)蘭と韋駄天/冬のオペラ/三角の水

Posted byブクログ

2014/04/06

わずかな鍵で謎を解く名探偵と記録係。 短編二つとタイトル作の長編。 シリーズ化できそうだけど、ないのかな。

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2018/10/20

19歳の未成年の主人公に酒を飲ます叔父(主人公の雇い主)にどん引き。どこが「大事な預かりもの」なんだろうか。このくだりだけで底が見える気がした。それと主人公が大学の教室で黒板を見て、黒というより緑色だから緑板か、と思うシーンがあるが、黒い黒板は相当昔にしか使われていない。一体いつ...

19歳の未成年の主人公に酒を飲ます叔父(主人公の雇い主)にどん引き。どこが「大事な預かりもの」なんだろうか。このくだりだけで底が見える気がした。それと主人公が大学の教室で黒板を見て、黒というより緑色だから緑板か、と思うシーンがあるが、黒い黒板は相当昔にしか使われていない。一体いつの話だと思った。堺雅人を彷彿とさせる巫さんはどこも悪くない。むしろいいキャラクター。

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2011/08/28

土地勘ないから2話目は「なるほど!」と思うこともなく…。 18で酒飲ましてるのか~、とか、「年上の人に『あなた』というのは適切ではない」と思っておきながら、名探偵には「あなた」呼ばわりしてるじゃん、とか。 カマトトぶりつつ、どことなく優等生的上から目線な思考をする主人公が、好きじ...

土地勘ないから2話目は「なるほど!」と思うこともなく…。 18で酒飲ましてるのか~、とか、「年上の人に『あなた』というのは適切ではない」と思っておきながら、名探偵には「あなた」呼ばわりしてるじゃん、とか。 カマトトぶりつつ、どことなく優等生的上から目線な思考をする主人公が、好きじゃないんだな…ということを再認識した。作者の好みかもしれないけど、主人公は現代の若い女性じゃなくて、団塊の世代よりは5~10年若い世代の子、って感じ。頭でっかちだよな。 名探偵がバイトしなきゃいけないとか、そういう設定は斬新。

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2011/05/29

あっ!?っと言う間に謎を解いてしまう、まさしく『名探偵 巫弓彦』 『名探偵とは存在であり、意義である』巫弓彦が言うからこそ納得出来る言葉。 続編があれば...

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2010/09/29

名探偵、巫弓彦とワトソンくん役の姫宮あゆみ。 3話ですが、シリーズ化されて色んな話が読めたらおもしろそう、な1冊。

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2009/10/07

冬になれば白に包まれる北の国から上京し 叔父の不動産会社で働く姫宮あゆみ。 その会社の二階に越してきた 名探偵 巫(かんなぎ)弓彦。 この二人が 名探偵と その記録係 という ホームズとワトスンばりの珍コンビとして 名探偵が解決するに値する事件を手がけていく物語。 と言...

冬になれば白に包まれる北の国から上京し 叔父の不動産会社で働く姫宮あゆみ。 その会社の二階に越してきた 名探偵 巫(かんなぎ)弓彦。 この二人が 名探偵と その記録係 という ホームズとワトスンばりの珍コンビとして 名探偵が解決するに値する事件を手がけていく物語。 と言うと 格好よさそうに聞こえるが 実は事件の依頼などほとんどなく たまに関わり解決した事件も きちんと報酬を貰えたためしがない。 しかし 彼の名探偵振りは 本物で 事のあらましを聞いただけで 真実が見えてしまうのだ。 巫の掴み所のない けれどツボはしっかり抑えるという だらしないのか格好いいのかよく判らないキャラクターと 好奇心旺盛で なぜか巫を尊敬しているあゆみの一生懸命さのギャップも 魅力のひとつになっているのではないだろうか。 北村さんの作品に共通する品のよさは この作品の底にももちろん流れていて 表題作では 京都が舞台ということもあり 格調の高ささえ感じさせてくれる。

Posted byブクログ

2009/10/04

巫弓彦さんの活躍がすばらしい。「円紫さんと私」シリーズと同じく、探偵(謎とき役)と女性、という設定。巫さん、もすこし他の作品でも活躍を見てみたいなぁ。

Posted byブクログ