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アドリア海の復讐(上) の商品レビュー

4.3

7件のお客様レビュー

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ヴェルヌの長編の中で…

ヴェルヌの長編の中でも、構成力・展開・テンポの良さ等でかなり完成度の高い作品だと思います。個人的にはヴェルヌの最後の長編『サハラ砂漠の秘密』に匹敵する出来だと思います。上巻では、ハンガリーの独立運動に立ちあがった愛国者サンドルフ伯爵が密告によって投獄され、監獄から奇跡的に脱出する...

ヴェルヌの長編の中でも、構成力・展開・テンポの良さ等でかなり完成度の高い作品だと思います。個人的にはヴェルヌの最後の長編『サハラ砂漠の秘密』に匹敵する出来だと思います。上巻では、ハンガリーの独立運動に立ちあがった愛国者サンドルフ伯爵が密告によって投獄され、監獄から奇跡的に脱出するところまでが収録されてます。

文庫OFF

裏切者は誰だ!?祖国…

裏切者は誰だ!?祖国ハンガリーの独立運動に立ちあがった愛国者サンドルフ伯爵。だが、密告によって投獄され、財産も奪われた―。復讐に燃える男の壮大な旅路を描く一大ロマンです。

文庫OFF

2024/05/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ジュール・ヴェルヌの書いた復讐もの!冒頭にジュール・ヴェルヌがアレクサンドル・デュマに対して記す。要はモンテクリスト伯をモチーフ?に今回の主人公を描いたということ。それに対するデュマからの返書として、ヴェルヌへの敬愛と友情を示しています。こういうのいいね。さて、内容は主人公(サンドルフ伯爵)がハンガリー独立のために計画していたことが伝書鳩を通じてバレてしまう。死刑直前に水路から逃亡する。裏切者が特定された!15年後、サンドルフ伯爵(別名アンテキルト博士)は怒る!下巻でどのように復讐を成し遂げるのか!⑤↑

Posted byブクログ

2019/10/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

青春アドベンチャーで聞いていたのが懐かしくなって。嫉妬と保身のために無実の罪を着せられ投獄。そしてそこから這い上がり、自分を裏切った人に復讐する話。婚約者までさりげなく復讐をするあたり主人公はちょっと心が狭いなwとか思ってしまった。

Posted byブクログ

2017/10/21

王道とも言えるかもしれない、なんとなくこうだろうと予測はつきつつも、そのプロセスをなかなか明かさない物語の展開で読み進めるのが早かった。王道かもしれないといのは徐々に予想していない要素が追加されて先がどうなるのか全く分からなくなったから。今はとにかく全ての今の状況に至るまでのプロ...

王道とも言えるかもしれない、なんとなくこうだろうと予測はつきつつも、そのプロセスをなかなか明かさない物語の展開で読み進めるのが早かった。王道かもしれないといのは徐々に予想していない要素が追加されて先がどうなるのか全く分からなくなったから。今はとにかく全ての今の状況に至るまでのプロセスの答えと復讐はどこに落ち着くのかが気になるので、はやく下巻を読みたい。

Posted byブクログ

2009/11/07

ヴェルヌ版、「モンテ・クリスト伯(巌窟王)」です。 これも、集英社のジュール・ヴェルヌ・コレクションの一つ。 冒頭に小デュマに宛てた手紙が紹介されてまして、そこに 「この作品で、わたしはマーチャーシュ・サンドルフを  <驚異の旅>叢書における モンテ・クリストたらしめようと試み...

ヴェルヌ版、「モンテ・クリスト伯(巌窟王)」です。 これも、集英社のジュール・ヴェルヌ・コレクションの一つ。 冒頭に小デュマに宛てた手紙が紹介されてまして、そこに 「この作品で、わたしはマーチャーシュ・サンドルフを  <驚異の旅>叢書における モンテ・クリストたらしめようと試みた」 と、書かれています。大デュマを尊敬してたんですね。 作品は全部で第五部。そのうちの、一部、二部が上巻には収録されています。 <あらすじ・第一部> 1867年、イリリア地方の中心都市トリエステにて、三人のハンガリー人が 独立を取り戻すために陰謀を企てる。その三人の首謀者とはつまり、 エチューヌ・バートリ教授、ラディシュラシュ・ザトマール伯爵、 そして主人公のマーチャーシュ・サンドルフ伯爵だった。 続き→http://hihidx.blog115.fc2.com/blog-entry-364.html

Posted byブクログ

2009/10/04

ジュール・ヴェルヌが友人のアレクサルドル・デュマへ捧げた作品。デュマの傑作「モンテ・クリスト伯」へのオマージュという感じだが、ヴェルヌなりの冒険風味が加わって、デュマの作品とはまた違った、わくわく楽しめる作品になっている。ヴェルヌの海や科学についての細かな描写もこのまた楽しみの一...

ジュール・ヴェルヌが友人のアレクサルドル・デュマへ捧げた作品。デュマの傑作「モンテ・クリスト伯」へのオマージュという感じだが、ヴェルヌなりの冒険風味が加わって、デュマの作品とはまた違った、わくわく楽しめる作品になっている。ヴェルヌの海や科学についての細かな描写もこのまた楽しみの一つ。

Posted byブクログ