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影武者徳川家康(中) の商品レビュー

4.5

49件のお客様レビュー

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徳川家が安定すれば、…

徳川家が安定すれば、命の保証がなくなる二郎三郎は金をため、生き残った島左近、甲斐の六郎、風魔衆を味方に、秀忠・柳生と暗躍する。

文庫OFF

徳川家康による江戸の…

徳川家康による江戸の泰平300年のキッカケは、平和を願う影武者が作ったという物語。戦(いくさ)一辺倒の武将には到底出来ない、家康の様々な謀略等には、そうした裏があったのかも・・・と騙されたくなる。

文庫OFF

2025/09/07

戦からは距離をおいたところに隠れ ぬくぬくと 世の情勢を眺め 企む そういう かくれんぼに似た心地良さが この小説には ある 夜桜の中 酒を飲む 左近のシーンは一枚の絵のような迫力 誰か描いていないだろうかと検索したりも

Posted byブクログ

2025/06/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中巻も安定の面白さ。本巻は対立する2者間の物語。 失うもののない二郎三郎と、政権を取りたいだけの秀忠。強力な軍師島左近を得て盤石な体制を敷く二郎三郎と、狭量で思慮の浅い秀忠。六郎・風魔衆と、裏柳生忍群との壮絶な戦い。また、魅力的な人物も多く描かれている。忍の世界で暗躍する六郎。新陰流の剣の達人柳生兵庫助。そしてかっこよすぎる松平忠輝。積読状態の「捨て童子松平忠輝」を早く読まねば。下巻は豊臣家を温存したい二郎三郎が、大阪の陣にどのように関わっていくのかが楽しみ。

Posted byブクログ

2023/02/15

秀忠を牽制しながら着々と護りを固めていく二郎三郎。甲斐の六郎の活躍が光る。おふうの子供への愛着。同族を斬らねばならなかった柳生兵庫助の悲しみ。たくさんのドラマがありました。すごく面白いのだが、並行して起こる様々な出来事で登場人物が多勢すぎて混乱するのが難。そして秀忠があまりにも駄...

秀忠を牽制しながら着々と護りを固めていく二郎三郎。甲斐の六郎の活躍が光る。おふうの子供への愛着。同族を斬らねばならなかった柳生兵庫助の悲しみ。たくさんのドラマがありました。すごく面白いのだが、並行して起こる様々な出来事で登場人物が多勢すぎて混乱するのが難。そして秀忠があまりにも駄目駄目すぎる。下巻を楽しみに…。

Posted byブクログ

2021/11/30

駿府の城構えを進める二郎三郎。もはやこの巻では彼の名字を呼ぶことはなくなった。もう本物か影武者か、どちらでも良いくらいの存在感があるのだ。将軍・秀忠と柳生宗矩の暗殺計画を見事にかわす二郎三郎軍団だからこそ、さらに秀忠の怨みが増幅し、緊張感が高まっていく。計略により駿府に残置された...

駿府の城構えを進める二郎三郎。もはやこの巻では彼の名字を呼ぶことはなくなった。もう本物か影武者か、どちらでも良いくらいの存在感があるのだ。将軍・秀忠と柳生宗矩の暗殺計画を見事にかわす二郎三郎軍団だからこそ、さらに秀忠の怨みが増幅し、緊張感が高まっていく。計略により駿府に残置された形になった柳生忍びの殲滅作戦は、柳生の道統を継ぐ兵庫助による厳しく悲しいものだった。六郎とおふうの間に子ができた。青蛙の藤左と二郎三郎に瓜二つの伴天連・ソテーロの登場。最後は後陽成天皇弑逆の危機が出来し、下巻に続く。

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2021/09/15

史実や文献につなげるのには唸ってしまうけど、説明が入ると少し退屈に… そこを気持ちの良い傑物達のエピソードで補ってくれてる。 家康優勢のままであるものの、下巻では時の経過が秀忠に味方していってしまうのかな…少しそわそわしている。

Posted byブクログ

2021/02/22

上巻に次いで中巻を。家康の影武者が家康亡き後、家康にまごう程の政治、処世をするが、話しの筋に使い過ぎではないかと思うほど忍びが登場。若干、興が削がれる。下巻の展開を期待するしかない。

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2021/01/15

 徳川家康の影武者として生きることになった男に待ち受けていた数奇な運命を描く長編小説の中巻。元来、自由人として生きたく専制君主を嫌っていたが、気が付くと自分がその専制君主になってしまっているという皮肉。そして、いつ狙われてもおかしくない生命。しかし、この男には一つの目標があった。...

 徳川家康の影武者として生きることになった男に待ち受けていた数奇な運命を描く長編小説の中巻。元来、自由人として生きたく専制君主を嫌っていたが、気が付くと自分がその専制君主になってしまっているという皮肉。そして、いつ狙われてもおかしくない生命。しかし、この男には一つの目標があった。それは関ヶ原合戦後の太平の世を築くこと。そのためには権力闘争に身を置き、自分の治世を実現するしかない。この男の生きざまに触れたかつての敵である島左近、箱根に結界をはる忍びである風魔小太郎の協力を得て、2代将軍秀忠、その指図で動く剣の達人集団裏柳生との権謀術数をめぐらせた闘争に進んでいく。

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2019/04/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上巻の最後に征夷大将軍の地位を得た徳川家康こと、影武者世良田二郎三郎。 この中巻では自らの命を守るため、堅固な砦となる駿府城を建てつつ、箱根山に拠点を持つ風魔衆をも引き込み、徐々に盤石の態勢を敷いていく。資金面では日本各地の金銀山を家康直轄とし、さらに南蛮貿易にも手を伸ばすなど、やることなすこと抜け目がない。さらに側室との間に子どもも次々と生まれ、「徳川家康」という実在の人物の実際の活動を下敷きにしており、うちいくつかは創作であるとは分かっているものの、これだけのことを60歳過ぎてから成したのか、と驚嘆せざるを得ない仕事ぶり。 家康の影武者を主役に置いている関係上、対立軸として上巻で既に馬脚を現している二代将軍、秀忠がとにかく卑劣で酷薄非道な小者に描かれているので、実際にどんな人物だったのか何度か確かめたくなるほど。上巻でも思ったが、この作品に書かれていることが真実なのではないかと錯覚するような場面も多々あり、小説としての密度の濃さを堪能できる。 この巻からはキリシタンや外国人も重要なアクターとして多く出てくる。彼らの考え方と世良田二郎三郎の信念とがリンクするあたりも読み応えあり。本筋も脇道も含め、楽しめる場面は数えきれない。

Posted byブクログ