1,800円以上の注文で送料無料

豊臣秀長(下) の商品レビュー

4.1

28件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    7

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2019/07/09

足軽から身を起こした秀吉は父祖伝来の領地もなければ親族も少く、将から兵にいたるまでその人材に乏しくていつも寄合所帯だった。秀長は人柄もよく、様々な実務に抜群の才があつたばかりではなく、いくさでも負けを知らなかった。兄の大胆さを補うに弟の手堅さ、秀吉の成功はこの人なくしてはありえな...

足軽から身を起こした秀吉は父祖伝来の領地もなければ親族も少く、将から兵にいたるまでその人材に乏しくていつも寄合所帯だった。秀長は人柄もよく、様々な実務に抜群の才があつたばかりではなく、いくさでも負けを知らなかった。兄の大胆さを補うに弟の手堅さ、秀吉の成功はこの人なくしてはありえなかった。

Posted byブクログ

2017/03/01

これで終わり?という感想です。 秀吉が天下人となってからの、秀長の様子が知りたかった。 途中何回も、同じ説明箇所があり、くどく感じました。

Posted byブクログ

2016/09/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

H28.5.28-H28.6.16 (あらすじ) 足軽から身を起こした秀吉は祖父伝来の領地もなければ親族も少なく、将から兵にいたるまでその人材に乏しくていつも寄り合い所帯だった。秀長は人柄もよく、様々な実務に抜群の才があったばかりではなく、いくさでも負けを知らなかった。兄の大胆さを補うに弟の手堅さ、秀吉の成功はこの人なくしてはありえなかった。 (感想) この物語の結末は、主君信長が本能寺の変で急死した後、後継者争いで秀吉と勝家が雌雄を決した賤ヶ岳の戦いで幕を下ろす。 あれ?秀長が死ぬまでやらないの? その後、秀長が死ぬまでの歴史は、「あとがき」として、ダイジェストで語られます。 不思議な終わり方でした。 そこは正直不満でしたが、面白かったですよ。

Posted byブクログ

2015/01/24

【あらすじ】 豊臣秀吉の弟の秀長の話。 本能寺の変と秀吉の天下統一がメイン。 【感想】 補佐役の重要性を説いているのだが、実際秀長が優秀すぎて補佐役以前にこのレベルの人を捕まえることができないのではないかと思った。 また、補佐役が生まれるには主君との関係性が非常に重要であり、主...

【あらすじ】 豊臣秀吉の弟の秀長の話。 本能寺の変と秀吉の天下統一がメイン。 【感想】 補佐役の重要性を説いているのだが、実際秀長が優秀すぎて補佐役以前にこのレベルの人を捕まえることができないのではないかと思った。 また、補佐役が生まれるには主君との関係性が非常に重要であり、主君は補佐役を感心させるだけの何かがないといけないのだとも感じた。 現代の競争社会との対比が面白いので、全体としてはおすすめです。

Posted byブクログ

2014/12/20

成功するにはそれを支える良い人間が必要で、秀長なしでは秀吉は足軽から天下人にはなれなかっただろう。徹底して兄を支え決して野心を抱かなかった。また野心があると疑わせないように常に心掛けた。 会社で言えばよい従業員がいること、家庭では良い配偶者がいること、社会では良い友人や知人がいる...

成功するにはそれを支える良い人間が必要で、秀長なしでは秀吉は足軽から天下人にはなれなかっただろう。徹底して兄を支え決して野心を抱かなかった。また野心があると疑わせないように常に心掛けた。 会社で言えばよい従業員がいること、家庭では良い配偶者がいること、社会では良い友人や知人がいること・・なかなか難しい。秀長のように変わらない心を持ち続けることが難しい。

Posted byブクログ

2014/09/28

豊臣秀吉を支えた功績をほとんど語られていないが、実際の存在感は凄かっただろうと思う。大友宗麟に『公のことは、この小一郎に申されよ。』という言葉に凝縮されている。小説は賤ヶ岳の戦いで終わっているが、その後ももっと知りたいと思った。豊臣秀長公亡き後の豊臣家は確かに下降局面に入り、滅亡...

豊臣秀吉を支えた功績をほとんど語られていないが、実際の存在感は凄かっただろうと思う。大友宗麟に『公のことは、この小一郎に申されよ。』という言葉に凝縮されている。小説は賤ヶ岳の戦いで終わっているが、その後ももっと知りたいと思った。豊臣秀長公亡き後の豊臣家は確かに下降局面に入り、滅亡してしまった。豊臣秀長公の存在感はやはり凄いものがある。

Posted byブクログ

2014/08/14

秀吉の信長士官から天下取りまでの軌跡を弟・秀長の目線で辿った歴史小説。様々な局面で秀吉の良き補佐役として支え、豊臣家の外的発展と内的調整に多大な功績を残した。偉大なナンバー2として主君を支え続けた秀長は日本史上稀にみる存在で、現代社会においても最も望まれる人材と称される。

Posted byブクログ

2013/10/04

補佐役豊臣秀長がその働きをするのがこの下巻である。近江に領地を得てから、秀吉の唯一の身内として危ない橋を渡り、播磨制圧戦から対毛利戦にいたる織田軍西部戦線の副司令官としてその崩壊を防ぎ続け、山崎合戦、賤ヶ岳合戦において彼の存在が秀吉に天下を取らせたか克明に書かれている。

Posted byブクログ

2013/07/11

(1996.08.10読了)(1996.08.02購入) ある補佐役の生涯 (「BOOK」データベースより)amazon 足軽から身を起こした秀吉は父祖伝来の領地もなければ親族も少く、将から兵にいたるまでその人材に乏しくていつも寄合所帯だった。秀長は人柄もよく、様々な実務に抜群の...

(1996.08.10読了)(1996.08.02購入) ある補佐役の生涯 (「BOOK」データベースより)amazon 足軽から身を起こした秀吉は父祖伝来の領地もなければ親族も少く、将から兵にいたるまでその人材に乏しくていつも寄合所帯だった。秀長は人柄もよく、様々な実務に抜群の才があつたばかりではなく、いくさでも負けを知らなかった。兄の大胆さを補うに弟の手堅さ、秀吉の成功はこの人なくしてはありえなかった。 ☆関連図書(既読) 「豊臣秀長(上)」堺屋太一著、文春文庫、1993.04.10 「秀吉(上)」堺屋太一著、日本放送出版協会、1995.12.21 「秀吉(中)」堺屋太一著、日本放送出版協会、1996.04.30

Posted byブクログ

2012/07/05

下巻は読みきるのに体力が要りました。 というのも、上巻と同様の調子で、いかに兄の補佐をしたか、 ということが淡々と語られるのみだからです。 元々エピソードの少ない人物でありながら、作者が筆を取るほど、 何か感じることのあった人物であったのだろうと思いますが、 兄の補佐をする、嫌...

下巻は読みきるのに体力が要りました。 というのも、上巻と同様の調子で、いかに兄の補佐をしたか、 ということが淡々と語られるのみだからです。 元々エピソードの少ない人物でありながら、作者が筆を取るほど、 何か感じることのあった人物であったのだろうと思いますが、 兄の補佐をする、嫌な役を買って出る、人目につかない努力をする… このように一本調子で述べられているだけで、 人物としての説得力と魅力が描けていない気がしています。 そもそも、創作を交えて人物を膨らまそうとは、 あまり考えていらっしゃらない可能性もあります。

Posted byブクログ