武装島田倉庫 の商品レビュー

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29件のお客様レビュー

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この小説は、武装組織…

この小説は、武装組織『北政府』と、それに対決姿勢を示している倉庫業者『島田倉庫』に勤務していたり、取引をしている人たちを描いたものです。鹿S、あの結末は『椎名誠さんらしい」としかいい様が無い終わり方でした。面白いです。

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名作。混沌とした世界…

名作。混沌とした世界での「生活」に焦点が絞られているのか、その世界を動かす重大な事件もあまり起こさず、「日常生活の中の変わった事件」程度のレベルで色々な事象を書ききっている気がする。どう言えばいいのかは分からないが面白かった。長さも丁度いいし

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うーん、よくわからん…

うーん、よくわからんというのが正直な感想。まあ、結構楽しめるんだけど、なんだかわけがわからんなあ・・・

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椎名作品でSF三部作…

椎名作品でSF三部作の一つ。組織略奪団や「北政府」と呼ばれる謎の勢力と闘いながらも果敢に生きる男たちの話。

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2025/12/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

作者が、SF3部作の中でこれが一番好き、と言っているようなので読んでみた。 章が変わったら場所も人も変わってしまって、あれ?短篇集なのか?と思いながら読み進んで行ったら、ゆるく繋がっていることが分かってきた。連絡船の漬汁屋の行方が気になってたけど、ずいぶん後の方で出てきてスッキリ! なんとも救いがないような世界だけれど、それぞれの章で主人公になっている人は少しは希望を持って生きていている雰囲気で、暗い中になんとなく明るさを感じる。 「かみつきうお(魚乱)(魚齒)」の漢字を漢和辞典で調べたけど見つけられず。造字?

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2025/04/06

「アドバード」「水域」に続くシーナSF3部作の3作目。漸く読み終わる。 シーナ氏のSFの世界はほんとスゴイ。 私の想像力は乏しいので、脳味噌フル回転して読まんと小説の中の人々がどんな世界に生きていてどんな生き物に出会っているかよく分らなくなってしまう。なので、集中して読むので疲れ...

「アドバード」「水域」に続くシーナSF3部作の3作目。漸く読み終わる。 シーナ氏のSFの世界はほんとスゴイ。 私の想像力は乏しいので、脳味噌フル回転して読まんと小説の中の人々がどんな世界に生きていてどんな生き物に出会っているかよく分らなくなってしまう。なので、集中して読むので疲れる。 しかし、この世界はスゴイ。こんな世界や生き物を産み出すシーナ氏はほんとスゴイ。 「濃脂雨が降ってきたら嫌やぁ。テンション下がるわぁ」と思った。

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2025/03/26

全7話の短編による、それぞれ異なる地域に暮らす可児、百舌、捨三、灰汁といった主人公たちの物語が描かれています。 どうやら北政府と戦争をしているようで、例えば「濃脂雲塊」と呼ばれる、油を含んだ雨を降らせる雲が兵器として登場します。ネタバレになりますが、最終話では島田倉庫も開帆せざ...

全7話の短編による、それぞれ異なる地域に暮らす可児、百舌、捨三、灰汁といった主人公たちの物語が描かれています。 どうやら北政府と戦争をしているようで、例えば「濃脂雲塊」と呼ばれる、油を含んだ雨を降らせる雲が兵器として登場します。ネタバレになりますが、最終話では島田倉庫も開帆せざるを得なくなります。 ほとんど説明がなく、「電飾義眼」や「残存気象衛星」、「銀天」と呼ばれる金属布などが登場し、独特のワードによって彼らの暮らしが表現されています。読解力の乏しい私は、薄い本にもかかわらず、栞紐の助けを借り、何度も読み返しながら時間をかけて味わいました。 兵器や乗り物の考察ばかりでなく、「平壁海鼠(ひらなまこ)」、「魚乱魚齒(かみつきうお)」と書かれた生物や、モロテガラミ、ハネシバ、スソガラミなどカタカナ表記の植物、とにかく何なのかわからない生き物が次々と登場します。 三話目では、「総崩川脱出記」の主人公・捨三が、謎の生物により鼻を捥がれてしまいます。ほかのストーリーにも鼻のない人物が登場するので、この短編集を通して、独自の世界に没入できる仕掛けになっていると言えるでしょう。 読み手の想像力を喚起する濃密な一冊。1989〜1990年の作品でありながら、当然のようにドローンによる監視社会を描き、読者を泥濘の冒険世界へと誘う2025年にオススメしたい短編集です。

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2024/11/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

椎名誠の作品は初めて触れる。ゆえに、本作品の読み味が氏の作風なのかどうかは知らない。 読み手の物差しで図るならば和風マッドマックス、あるいは『ZとうちゃんTHE No.1』や『砂ぼうず』を包括する関東大砂漠モノを思い出させる。あっけらかんとしているところも含めて。 TLにて「宮崎駿は兵器の中でも乗り物に対する情熱はパないのに、銃器についてはそうでもない」というような語りが流れてきて辿り着いたブログ記事(https://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/44452a116ddd3f11f59b51022f75ffd5)の中で本作品が紹介されていた。 偶然であったが、まことによい出会いだったといえる。『アド・バード』『水域』もいずれ読む。

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2022/08/24

2022/08/24読了  買ってから22年も放置されていたが、やっと読了。超常生物が跋扈し、怪しい「北政府」が権力を握ってそれに抵抗しながら生きる人々、というシーナワールド炸裂のSF小説である。  アドバード、水域等と何となく共通する世界観もあるが、別の話で、油の雨の降る(...

2022/08/24読了  買ってから22年も放置されていたが、やっと読了。超常生物が跋扈し、怪しい「北政府」が権力を握ってそれに抵抗しながら生きる人々、というシーナワールド炸裂のSF小説である。  アドバード、水域等と何となく共通する世界観もあるが、別の話で、油の雨の降る(おそらく北政府からそう離れては居ない)土地、島田倉庫とその周辺が舞台。よく見ると短編集である。灰汁とかアームとか、いつもシーナさんの小説に登場するおなじみのキャラも登場。  夜盗団から物資を守るために武装した倉庫、という設定であり、その戦闘シーンは見事である。最終的に、大雨・洪水になってしまい、島田倉庫の柱そのものを爆破して地面からはがし、船のようにしてそれに乗って移動する、という度肝を抜かれる展開である。  後から気づいたが、油の雨が降るこのような世界観は、その後の「銀天公社の偽月」にも承継されているようだ。バラバラに読んでいるが、また暫くたって忘れた頃、アドバード、水域、武装島田倉庫、銀天公社と、一度に最初から読んでみたい。

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2019/10/09

荒廃と争乱の世界。 ハリウッド映画のように機械的な恐怖の未来ではなく、 もっと「生き物」的な「泥沼」的な泥濘状態。 かすかにつながっている個々の物語り群が、 そこで生きていく人間そのものの運命の危うさそのものみたいで、生命の進化を追うような面白さを覚える。 1回読ん...

荒廃と争乱の世界。 ハリウッド映画のように機械的な恐怖の未来ではなく、 もっと「生き物」的な「泥沼」的な泥濘状態。 かすかにつながっている個々の物語り群が、 そこで生きていく人間そのものの運命の危うさそのものみたいで、生命の進化を追うような面白さを覚える。 1回読んだら、物語の登場人物のつながりを、 時系列の系統図にして整理すると、 もっと面白い!

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